第100回 代表曲と売れた曲は一致するのか

 

スピッツ

 

独特の歌詞で唯一無二の世界を確立、長い間一線で活躍し続けているスピッツをとりあげます。

 

【潜伏期】  1991~1992年

「ヒバリのこころ」「夏の魔物」「魔女旅に出る」「惑星のかけら」

「日なたの窓に憧れて」「裸のままで」

オリコンのシングルチャートでは100位にも入らないという状況が1年目、2年目と続き、まだまだ一般にはあまり知られていない時期だったといえるでしょう。

 

【ブレイク前夜】  1993~1994年

「君が思い出になる前に」「空も飛べるはず」「青い車」「スパイダー」

7thシングル「君が思い出になる前に」が初めてオリコンのシングルランキングに登場すると、30位前後をキープするようになり、ブレイクに向けた準備が着々と進んでいきます。のちにドラマ「白線流し」のテーマ曲に起用された「空も飛べるはず」は、当初は最高28位と、前後のシングルと差のない動きだったのですが、ドラマで広がって、後に1位を獲得することになります。

 

【トップバンドへの仲間入り】  1995~1996年

「ロビンソン」「涙がキラリ」「チェリー」「渚」

そしてついに「ロビンソン」が大ヒットを放つと、一気にファン層を広げることに成功。「涙がキラリ」「チェリー」「渚」と大ヒットを連発し、一気にトップバンドの仲間入りを果たします。前述の「空も飛べるはず」も併せて、100万台中盤のミリオンヒットを3曲も生み出しました。売上と勢いという点で、キャリアにおけるピークにあったといえるでしょう。

 

【ブームも落ち着く】  1997~1999年

「スカーレット」「夢じゃない」「運命の人」「冷たい頬」「楓」「流れ星」

さすがにミリオン連発というカオスな状態がいつまでも続くわけはありません。この時期はトップ10入りを維持しながらも、売上枚数の面では次第に落としていくことになります。

 

【地道に安定した活動】  2000~2002年

「ホタル」「メモリーズ」「遥か」「夢追い虫」「さわって・変わって」

チャートでの順位はキープしつつも、セールス的にはかつての伸びは難しいという中、コンスタントに活躍を続けていた時期です。この時期では「遥か」はテレビドラマの主題歌に起用されたこともあり、4年ぶりに30万枚を超えるヒットとなりました。ただそれ以後は音楽環境もCDからダウンロードへと変わっていったこともあり、枚数を1桁に減らしていくことになります。

 

【タイアップを得てやや復活傾向】  2004~2006年

「スターゲイザー」「正夢」「春の歌」「魔法のコトバ」

人気テレビ番組の主題歌「スターゲイザー」が20万枚超えのヒットとなり、テレビドラマ「めだか」との富士フィルムのCMのWタイアップとなった「正夢」、映画「ハチミツとクローバー」の主題歌「魔法のコトバ」がともに10万枚超えと、大きなタイアップのついたこともあり、売上的に回復傾向を見せた時期となりました。

 

【ベテランバンドの域に入ってもコンスタントに活動】  2007年~

「ルキンフォー」「群青」「つぐみ」「優しいあの子」など

メンバーの年齢も40代、50代とベテランの域に入ってきますが、コンスタントに活躍を続け、リリースしたシングルはだいたいトップ10に入ってくるあたりはさすがの貫禄です。

 

 

■売上枚数 ベスト5   

1 ロビンソン 162.4万枚

2 チェリー 161.3万枚

3 空も飛べるはず 148.0万枚

4 涙がキラリ☆ 98.1万枚

5 渚 83.9万枚

おなじみの作品が並んでいて、ミリオン3曲はなるほどと思わせるラインアップです。作品の発売時期も「空も飛べるはず」以外は連続していて、その「空を飛べるはず」も実際に売上が伸びたのは、他の4曲が売れた期間に入ってくるので、ほぼ1995年から1996年の曲が、スピッツのキャリアのトップ5に入ってくるといってよい状況になっています。

 

 

■最高順位 

1位 …  空も飛べるはず、チェリー、渚、スカーレット、スターゲイザー

2位 …  涙がキラリ☆、優しいあの子

1位になってのいるは5曲なのですが、この中に「ロビンソン」が入っていないのが意外で、しかも最高4位なのですね。短期間で爆発的に売れたというよりは、長期に渡って高いレベルの売上を維持し続けた結果が162万枚なのでしようね。

表曲

1 ロビンソン

  チェリー

  空も飛べるはず

 

44一般的にはこの3曲がスピッツの代表曲という認識になるでしょう。この3曲間の順位づけは難しくてできませんが、他の曲と比べてこの3曲が抜けているので、その必要もないかなと。

 

 

■好きな曲 ベスト7

1 運命の人

2 ロビンソン

3 涙がキラリ☆

4 冷たい頬

5 ホタル

6 渚

7 遥か

半端な数になってしまいますが、外したくない曲が7曲あったので、今回はベスト7としました。この順番はかなり接戦で、日によって変わってしまう程度の差になるのかもしれません。

 

 

ミリオンを達成した3曲が、バンドとしての一般的な代表曲になりそうでして

結論:枚数が売れた曲がそのまま明確に代表曲