●ゾーイ・サルダナ 出演映画 ベスト10 | 映画いろいろベスト10 + 似顔絵

映画いろいろベスト10 + 似顔絵

まったくの独断で選んだ映画10作品。
ペイントでの似顔絵もやっています。

ゾーイ・サルダナ 出演映画 ベスト10

 

1 スター・トレック

これぞSF映画といったところです。昨今、本格的なSF映画が少なくなっている中、スケール感のある本格的なSF映画の登場は大歓迎です。内容的にも新しいスター・トレックシリーズのスタートといった趣で、キャラクターこそ重なるものの、今までの映画シリーズとは違ったものになっています。前シリーズの1作目は、やや観念的な部分も含んだ作品でありましたが、今作はSF映画の王道。ストレートど真ん中といった印象。映像技術も当然のことに格段に進んでいるため、大作感はより顕著になっていますし、宇宙空間や地球以外の星の風景など、遥か宇宙の彼方へと想像力を掻き立てる夢のある映像におなかいっぱい。難しいことを考えずに、子供も大人も楽しめるような作品ではないでしょうか。こういう作品にこそ、映画の醍醐味があるように思えます。大スクリーンでの鑑賞をお勧めします。スポックと恋仲の宇宙艦隊候補をゾーイ・サルダナが演じています。

 

2 アムステルダム

実在の歴史上の出来事をベースに描かれたサスペンス・ミステリーで私は面白く観ることができました。退役軍人の医師と弁護士が冒頭で事件に巻き込まれ、罪を擦り付けられそうになったことから、自らを守るためにも真相に迫っていく展開。そこにアムステルダムにいたころの愛し合った女性との突然の別れだったり、妻との冷めた関係だったりと、人間の愛憎を折り込めつつ、第一次世界大戦後の世界の裏で侵攻するとんでもない陰謀の正体が露になっていく展開に、どんどん引き込まれていったのです。けっして派手なアクションがあるわけではないのですが、陰謀に加担する側と、それを阻止しようとする側が入り乱れ、それが最後のスピーチの場面で明確になっていく様子は、なかなか心地よかったです。そしてキャストが豪華で、超ベテランの大俳優から今旬の俳優、さらに個性的な脇役、懐かしいスター、そして音楽界の人気者の登場とバラエティも豊か。そんなキャストだけでもワクワクしてくるような一本でした。ゾーイ・サルダナは有能な看護師役。

 

3 センターステージ

さわやかな青春ドラマ。登場人物がほとんど自分の道を見つけ、旅立って行くハッピーエンドの結末が気持ちいいし、本物のダンサーもいるということで、演技につたなさは残りますが、それを補う生き生きとしたダンスシーンや、友情・愛情のドラマ、親や教師への反発や和解といった定番がまんべんなく取り込められていて爽快!ダンサーの一人としてゾーイ・サルダナも出演。

 

4 バンテージ・ポイント

ある一連の出来事を、異なる視点からの映像を重ねることで、その全貌を明らかにしていくという手法、映画でも時折見られるテクニックであり、またそういった作品にわりと面白い作品が多いようにも思います。この作品は大統領狙撃事件を、そんな手法を使って描いたサスペンス・アクション映画であり、1時間30分というコンパクトな時間の中、スリルとスピード感あるエンターテイメント作品に仕上げてきました。立場の違う別の人物の視点からの映像を重ねることで、事件の真相と結末を少しずつ明らかにしていこうという狙いは、まずは成功しているといえましょう。ひとつの視点からの映像が、いよいよ決定的な場面にさしかかって瞬間、別の視点に切り替えていくもったいぶり方が、観ている側に「早く先を観たい」という飢餓感を植えつけ、さらにそれを重ねることで、一番最後の謎解き視点まで興味を挽きつけていく構成はなかなか心憎いものがありました。米テレビ局の女性リポーター役でゾーイ・サルダナは出演。

 

5 アバター ウェイ・オブ・ウォーター 

3時間を超すまさに大作というに十分なスケール感の作品でした。海洋を舞台に壮大なアクションが繰り広げられ、CG満載ではありますが、まったく気にならなくて楽しむことができました。『ウォーター・ワールド』を思い出させる海洋アクションに、想像上の巨大海洋生物が絡み、古代と未来が合わさったようなムードは楽しかったです。ただ如何せん長すぎます。大作感はあるのですが、やはり飽きてきますし、トイレを気にして観るというのも、集中をそぐ要因にもなり、もう少しコンパクトにしてほしかったというのは正直なところです。ゾーイ・サルダナはオマティカヤ族の長の妻役。

 

6 ターミナル

スピルバーグ+ハンクスというコンビで無難にまとめられた印象。とはいっても充分に楽しめる内容であったことは間違いないです。恋や友情、反発といった人間関係の様々を盛り込んだ上で、適度に笑いと涙を織り込んだ上手な映画に仕上げています。気になるのは、短期間の間に流暢な英語を話せるようになったということですが、まあもともとが米国人なのだから仕方ないかもしれません。恋が成就しないのもハンクスらしい役回りですが、それでも嬉しそうにジャズレストランにやってきたときの表情は、ラストをしめくくるにはいいシーンでありました。

 

7 ヘイヴン 堕ちた楽園

いくつかの出来事を交錯させながら繋ぎあげていく過程で、時間軸を複雑にずらし行ったり来たりさせたり、同じシーンを別の視点で2度3度と見せたりとすることで、緊張感を駆り立てています。これを普通に時間の流れによって描いたとすると、おそらく平凡なサスペンス映画で終わってしまっていたと思いますし、その意味でこの手法は成功してといって良いでしょう。南の楽園で起こるさまざまな犯罪と享楽、脱税発覚からの逃亡、性的誘惑、麻薬の氾濫、強盗計画、発砲事件…愛と欲望で乱れた人々が織り成すドラマをスリリングにまとめきり、なかなか見ごたえのあるものに仕上げた編集力は、評価しても良いでしょう。ただし、映画全体の核となるものがないために、メリハリにやや欠けたように感じます。最初から最後まで、どのシーンも同じような流れで過ぎてしまい、盛り上がりどころがこれといってなかったのは残念。メインとなるキャストが特になく、感情的な部分ではあまり入り込む余地がなかったのが、この映画の限界であったように思いました。オーランド・ブルーム演じる主人公の恋人をゾーイ・サルダナが演じています。

 

8 コロンビアーナ

色んな映画の断片を組み合わせて作ったような、既視感のある映画ではありましたが、女殺し屋として単独で仕事を繰り返すゾーイ・サルダナの存在感もあって、それなりに面白く観ることは出来ました。無理に構成や設定を複雑にすることなく、時間を追って単純明快な流れで見せてくれたので、テンポもつけられましたし、難しいことを考えないで済んだのも、良かったのではないでしょうか。近年のリュック・ベンソン絡みの作品は「まし」な方といったところです。ただ単純な構図である分、中身は何もなく、観終わったらすぐに忘れてしまいそうな内容ではありましたけれど。ゾーイ・サルダナ主演。

 

9 ドラムライン

マーチングバンド部が舞台ということでは目新しい題材ですが、内容的には青春映画の王道を行ってます。しかもノースターですが、それゆえにリアル感はあります。最後にはスカッとさわやかハッピーエンド。主人公の恋人役でゾーイ・サルダナは出演。

 

10 ノット・ア・ガール

アイドル映画としては並の出来。ブリトニー・スピアーズは所詮歌手、表情に乏しいのは目をつむるとすれば、歌も充分けてファンには満足できそう。ちょっと色っぽいシーンなんかもあって、お決まりのサクセスロードムービーではありますが、某マライア・キャリーのサクセスムービーに比べたら爽やか。等身大の役をきちんとこなしていて、スピアーズにも好感が持てます。それにしても変身すると全く雰囲気が変わってしまうのは驚きでした。仲の良い3人組の一人がゾーイ・サルダナ。