●ローラ・リニー 出演映画 ベスト10 | 映画いろいろベスト10 + 似顔絵

映画いろいろベスト10 + 似顔絵

まったくの独断で選んだ映画10作品。
ペイントでの似顔絵もやっています。

ローラ・リニー 出演映画 ベスト10

 

1 ミスティック・リバー

暗いどんよりとした気分になってしまうドラマですが、映画としては見応えのある作品になっています。ミステリーの形をとりながらも、家族の愛・友情がどのような形で壊れ、または絆を深めて行くのか、様々な形でじっくり見せてくれます。何が正しくて何が誤りか、善が必ずしも幸せではないというところが、どんよりとしたものの原因があるのだろうが、なんともやるせない結末です。キャスティングにも注目で、普通ならば刑事がショーン・ペン、被害者の父親がティム・ロビンス、容疑者がケヴィン・ベーコンといった感じになるのでしょうが、そこを逆手にとっているところが、またイーストウッドらしいといえるのかも、当時はそんな風に思いました。ショーン・ペンの妻役でローラ・リニーは出演。

 

2 ラブ・アクチュアリー

群像ロマンティック・コメディの代表的作品です。豪華なキャストがクリスマスを背景に、悲喜こもごものいろいろな愛情劇を見せてくれ、シリアスなもの、コミカルなもの、取り混ぜてそれぞれ暖かい気持ちになれました。愛といっても、恋人や夫婦だけでなく親子や友情まで含め、思いやりを込めてそれぞれのエピソードを描いています。特にこの作品でのローラ・リニーが思い切りキュートで、ついついキュンとさせられました。

 

3 ライフ・オブ・デビッド・ゲイル

死刑制度に対するメッセージがふんだんに込められた社会メッセージの強い作品。ラストにどんでん返し的な秘密が明かされるわけですが、実は死刑因自身も承知の上での死刑だったということで、やり切れなさを薄めようとしているのでしょうか。そして最初のレイプ事件を演出した女学生からの謎の手紙。すべてが演出だった、そんな手の込んだことは果たしてこのメッセージ性の強い映画に必要だったのか、いろいろ考えてしまいます。死刑廃止活動をしている女性をローラ・リニーが演じています。

 

4 真実の行方

エドワード・ノートンが二重人格を装う知能犯という役どころでその才能を世に知らしめたという点でも重要な意味を持つ作品となりましたが、リチャード・ギア演じる弁護士と同じように観ている側もすっかり騙され、最後に明らかになる真実にはどうしようもない後味の悪さだけが植えつけられた思いです。リチャード・ギア演じる弁護士のかつての恋人がローラ・リニー。

 

5 ロレンツォのオイル

息子のためにと必死になんとかしようとする両親の熱意、そして一歩間違えれば狂気ととらえかねない愛がひしひしと伝わってくるような作品。実話だけに重みがあるし、命を思う大事さを強く思いました。若い教師役でローラ・リニーは映画デビュー。

 

 

6 イカとクジラ

離婚をきっかけに、親子の気持ちが皆バラバラになってしまう様子を描く、シニカルな悲喜劇です。両親と男2人兄弟の4人それぞれが問題を抱え、また心を病んでいるのですが、誰に肩入れしてこの作品を観ればいいのだろうと考えながらの鑑賞でしたが、順番をつけるとすると長男・父親・次男・母親の順。長男の感情は割りとよく理解できます。一人ひとり、誰のどの部分に共感し、どの部分に反感や嫌悪感を持つか、ここで起こったどこにでもあるような離婚とその後の親子のあり方をどう捉えるか、観る者の経験や現在によって変わってくるのかもしれません。この映画は、観る者の観方でそれぞれが受け止めればいいのでしょう。答えは何も提示してくれませんし、ラストも小休止的な感じで終わっています。あとは、皆さん考えてくださいということでしょう、私はそう解釈しました。ローラ・リニーは母親役。

イカとクジラ

 

7 デーヴ

大統領の代役という時折使われるシチュエイションにステレオタイプのキャラクター設定ではあっても、そこに悪意や打算が感じられないので、優しい気持ちのハートフルな作品に仕上がっています。勧善懲悪の単純なメッセージではありますが、素直に受け入れられることができました。ある意味でそんな馬鹿なという世界ではありますが、それは映画ならでは、何もかもが瓜二つという設定が大前提。それさえ受容できればあとは物語の成り行きを楽しむことが出来るはず。クラインの芸達者ぶりはここでも発揮されていますし、ファーストレディ役のシガニー・ウィーヴァーも違和感がなくはまっていました。

 

 

8 エミリー・ローズ

実話を元に、現在進行形のシーンで法廷ドラマを、証言の再現シーンでオカルト映画をされざれ作り上げて、見事に融合させて出来上がった作品です。法廷シーンでは、神・悪魔の存在を法廷が認めるか、圧倒的不利な状況、教会からの圧力、有力な証人の突然の死、さらには自らも見えないものに覗かれているような恐怖感…、逆境の中でローラ・リニー演じる女性弁護士の活躍が楽しめます。一方のオカルトシーンでは、悪魔に取り付かれた少女が、狂ったように暴れたり、暴言を吐いたり、さらには自分を傷つけ、時には虫まで食する異常行動に走る衝撃的な数々のシーンに身震いさせられます。作られたホラー映画とは違い、実話を元にしているというから、その恐怖感はなおさらです。

 

9 痛いほどきみが好きなのに  

心憎い邦題ですね。その響きに誘われて、ついつい観に行ってしまったこの作品、イーサン・ホークの監督作ということで、感傷に訴えるような叙情的な作品を少し想像していたのですが、ちょっと違った雰囲気で、どちらかというと生々しい心理劇といった趣でした。情熱的に恋人を愛する男、戸惑いの中でそれを一旦は受け入れながらも突如また男を頑なにはねつける行動をとる女。これは男性・女性それぞれ見方が変わってくるのかもしれません。共感できる部分、そうでない部分、人それぞれいろいろあるでしょうが、1組のカップルの出会いから別れを描いた恋愛心理ドラマとして、イーサン・ホークらしさが随所ににじみ出た作品といっていいでしょう。ローラ・リニーは母親役。

 

10 アメリカを売った男

これは実話に基づいているので、結果はスパイ行為をしていた男が最後には逮捕されるということを前提にした展開になりますし、実際に冒頭で逮捕の記者会見が流されます。もし結果がわかっていなかったら、もっと緊張しながらスリリングな展開を楽しむことができたかもしれません。その点は残念なのですが、それでも登場人物たち、とくにライアン・フィリップ演じるFBI訓練捜査官の心の揺れが手に取るように伝わり、心理サスペンスとして面白く観ることができました。FBI捜査官のローラ・リニーはかなり凛々しく映っていました。

 

11 トゥルーマン・ショー

12 最終目的地

13 愛についてのキンゼイ・レポート

14 選ばなかった道

15 私が愛した大統領

16  私がクマにキレた理由(わけ)

17 ハドソン川の奇跡

18 目撃

19 ベストセラー 編集者パーキンスに捧ぐ 

20  Mr.ホームズ 名探偵最後の事件