●強力兵器をめぐる映画 ベスト10 | 映画いろいろベスト10 + 似顔絵

映画いろいろベスト10 + 似顔絵

まったくの独断で選んだ映画10作品。
ペイントでの似顔絵もやっています。

強力兵器をめぐる映画 ベスト10

 

1 007 ノー・タイム・トゥ・ダイ 

ボンド死す?というダニエル・クレイグ最終作としては少々寂しい終末ではありますが、作品全体としてはボリューム感、スピード感、スリルとも申し分なく、化学兵器をめぐる攻防に、さらにはレア・セドゥ演じる恋人との別れと再会、その恋人の幼いときの辛いエピソードなど、人間ドラマも満載で、いかにもダニエル・ボンドらしい作品を十分に堪能することができました。

 

2 スクリーマーズ

未来、舞台は架空の星。人間が作った武器が進化して人間を襲う、誰が人間でどれが機会なのか、最後まで恐怖感を持たせるので、そのサスペンス感がなかなか面白いです。

 

3 亡国のイージス

豪華キャストはなかなかの壮観。とっちらかってしまった部分はないではなく、やや説明不足に感じる部分はありますが、全体としては面白く見られました。それぞれ別の立場に立った人間たちが任務を全うするために、ぎりぎりの選択を緊張感の中で何をどうしていくべきか、戦っている様子が熱く伝わってきました。最後は日本的な人情がらみのシーンが戦いを左右しはじめ、緊迫の中でじれったさを感じます。それでも娯楽作品として邦画の中ではという注釈つきながら頑張っていると思いましたし、この荒っぽさが力に感じるのです

亡国のイージス

 

4 クローン

クローンという邦題になっていますが、実際には宇宙から送り込まれた兵器だったというわけですね。未来世界は観ているだけでも楽しいです。手抜き感もなく、映像的にはチープさは全く感じられません。ただ、逃亡劇に入ってくると、別に未来世界でなくても、と思われるようなごく普通の展開に陥ってしまうのは残念。ただそれだけで終わらないのがさすがで、最後は二重のとんでもないオチで落ち着いた感じ。全体としては、肩の力を入れずに楽に見られる娯楽作に仕上がっていました。

クローン

 

5 ザ・スーサイドスクワッド "極"悪党、集結 

生物兵器の開発をめぐる陰謀…。それにしても巨大ヒトデのモンスターから発射される無数の小ヒトデが人々の顔に張り付くところのグロテスクさには、恐怖を通り越して呆気にとられてしまいました。それ以外にも敵味方関係なく、出てくる架空の生物の異様さといったら、イタチ男だったり、太ったサメ男だったり、とにかく想像を超えるビジュアルのキャラクターを投げ込んできてびっくり。これらが気持ち悪さと愛らしさとを併せ持っていることで、独創的な世界観を生み出し、それを観ているだけでも楽しかったです。一方で任務を与えられたチームの面々ですが、過酷な戦いの中で、一人一人と死んでいき、サバイバル合戦の様相を示し、ストーリー的に展開も他方で楽しむこともできました。

 

6 トリプルX

こちらも生物兵器もの。敵がちょっと組織としては大きくないのが迫力不足ではありますが、ヴィン・ディーゼルはこの手の役にぴったりはまってきます。テンポもあるし、スパイ道具の活躍がもうひとつ物足りない気はしましたが、アクション映画としては十分といったところです。

 

7  世紀の謎 空飛ぶ円盤地球を襲撃す

1956年制作ですが、ちゃちな宇宙人の姿はともかくとして、UFOに対する当時の一般的な感覚がここに現れているように思います。宇宙人による典型的な地球襲撃映画の展開ではありますが、より科学的にみせることで、リアリティを与えようとしている意欲は感じました。新兵器を開発してUFOを倒そうというシンプルな展開に、映像技術の未熟さは否定できないものの、それ以上に積極的な特撮シーンの多用により、娯楽作品として楽しめるものになっています。

 

8 エスケープ・フロム・L.A. 

秘密裏に開発された新兵器を巡る攻防。近未来の退廃的な米国の雰囲気はなかなか興味深かったですが、カート・ラッセル演じる主人公がただただ不機嫌な顔して動き回るだけの展開はいまひとつ単調で、乗り切れなかったです。

 

9 ルパン三世 THE FIRST

無難無難で手堅くまとめたといったところです。すでに国民的作品だけに、あまり冒険をできなかったのでしょうか。山崎貴×国民的アニメ×3Dアニメといえばドラえもんがすでにあり、安心して任せたということもあるでしょう。広瀬すずが声を務めたレティシエの存在が、どうしても広瀬すずから離れなくて、どこか実写で観ているような感覚もあったのですが、それはともかく、ルパンらしさという点ではちょっと物足りなかったです。

 

10 トランスフォーマー リベンジ

とくかく前作以上に派手に仕上げてきましたね。このスケール感であれば、大作のイベントムービーとしての役割は十分果たしていると言えるでしょう。大掛かりなSFアクションの中に、戦争映画、パニック、謎解きミステリー、アドベンチャー、青春映画、恋愛、親子愛、喜劇と、とにかくあらゆる娯楽的要素を散りばめてきました。物語の展開云々よりもとにかく映像の派手さとスケールで見せることに徹したことで、全世界をターゲットにした娯楽大作として無難に仕上げてきたと思います。