●王女の映画 ベスト10 | 映画いろいろベスト10 + 似顔絵

映画いろいろベスト10 + 似顔絵

まったくの独断で選んだ映画10作品。
ペイントでの似顔絵もやっています。

王女の映画 ベスト10

 

王様の娘が主人公またはヒロインの映画を集めました。

 

 

1 ロイヤル・ナイト 英国女王の秘密の外出

ローマの休日に似たようなことが、実際にもあったということで、勝利にわく英国のこれ以上ない浮かれた夜に、初めての冒険を楽しむ王女の一晩が快活に描かれています。後先考えずに流れに任せてふらふらと流されていく妹に対し、いずれ女王になるという自覚がある姉は、そんな騒ぎを楽しみながらも、決して気品を失わないところが、さすがエリザベスといったところでしょう。品格を保ち続けながらも、一人の若い娘らしさを表現してサラ・ガドンの演技も好感が持てるものでした。

ロイヤルナイト英国女王の秘密の外出

 

2 アラジン

みんながよく知っている話ではありますが、それでもこの世界に入り込めるとにかく楽しい映画になっていました。実写化としては成功したといっていいでしょう。歌と踊り、衣装とセット、そしてストーリーとすべてが調和して、老若男女揃って楽しめる、さすがディズニー、キチンと仕上げてきました。ガイ・リッチー監督としては久々の成功作であると同時に、この手の作品にも対応できることをも知らしめさせたという意味でも大きな成果でしょう。エンドロールのダンスシーンがまた見事で、最後に見入ってしまいました。

 

3 プリティ・プリンセス

好感の持てる御伽噺といったところです。アン・ハサウェイは15歳という設定らしく新鮮な嫌味のない演技をしていますし、ジュリー・アンドリュースもありえない設定ながらも気品ある王女を好演。脇役もそれぞれ役割がはっきりしていて、見ているほうも分かりやすく安心できる設定になっています。冷静になってみると馬鹿馬鹿しいともいえるのですが、主人公が普通の高校生ながらも、(スピーチ以外の部分では)大袈裟過ぎる演技もなく、娯楽映画としての役割は充分果たしていたと思います。

プリティプリンセス

 

4 プレーム兄貴、王になる

実にインドらしい映画です。王位継承に絡んだ事件で重傷の王太子の替え玉として王宮にやってきた役者が、まわりの人々の心をも解きほぐし。婚約者の王女との関係、兄弟との関係、従者との関係すべてをいい方に導き、最後には戻ってきた王太子まで変えてしまうハッピーエンドの方向へ。さらには王女の愛まで手に入れてめでたしめでたし。とにかく王宮の豪華絢爛さにはかなりの予算が費やされているでしょうし、衣装もまた派手で豪華で、とにかくスケール感の大きな大娯楽作品でした。

 

5 クオ・ヴァディス

波乱万丈、浮き沈みの激しい歴史劇は、観ていて物語として面白いです。1世紀の出来事ということで、尊大な皇帝はあまりに粗暴な方法で決着をつけようとするのですが、ライオンとか猛牛とか、そんな手段で気に入らないものを痛めつけようとする姿は、憎らしさ倍増。それらは最後はざまみろという結末への布石という感じさえしますね。CGを使わない時代のこの手の史劇はスケール感もあって美術にも力が入っていて、見ごたえあって、映画を観たという感じが大きいです。波乱の恋を生きる王女をデボラ・カーが演じています。

 

6 塔の上のラプンツェル

ファミリーで楽しめる作品です。観やすかったです。悲劇のプリンセスという感情移入しやすい主人公に童話的なストーリー展開、擬人化された動物たちに若いイケメン、そして明確な悪役と、こうした作品に不可欠な要素はきっちり盛り込まれていて、手堅く作られたという印象です。

 

7 ローマの休日

いわずと知れた王女映画の代表中の代表的な名作です。オードリー・ヘップバーン演じる王女が、息苦しい王室から抜け出して、普通の女性の一日を過ごすというコメディで、ヘップバーンの代表作の最たる作品でもあります。王女がこんなにキュートで、庶民の生活を一緒に楽しんでくれたらどんなに愉快だろうといった、こうあってほしい王女象がここで描かれていたのではないでしょうか。

ローマの休日

 

8 白雪姫と鏡の女王 

ジュリア・ロバーツは悪い魔女が実にはまりますよね。大きな口といい、尖った顎といい…。中心となる悪役がこれだけの存在感をどしっと見せてくれれば、周りは安心して自分の役割に集中できるでしょうね。アラフィフに差し掛かる彼女の今後の方向性の一つが見えてきたような気もしました。作品的には概ね安心して観られる大人のためのおとぎ話になっていたと思います。いや、実はこれ、内容的には子供もターゲットにしているのかなとも感じたのですが、セリフを考えると、子供対象とは言えないのですよね。だとすると、もう少し毒がきつい方が、より面白味が出たのかなと、その点では少し物足りなさはあります。ただ気楽に観られて、時間つぶしには適当な映画でした。王女である白雪姫を演じたのはリリー・コリンズ。

 

9 トリスタンとイゾルデ

昔ながらの悲恋ストーリー。まさに王道。運命に翻弄される二人の悲劇が、時代背景と戦争というアクションと合わせて浮きあがってきます。ヒロインでおる王女イゾルデがやや魅力不足というのが難点。

 

10 プリンセス・シシー

童話のようなまさにシンデレラストーリー。お淑やかな姉てせなく、お転婆な妹が選ばれて皇太子妃になるという、よくあるパターンといいうか、王道のストーリーですね。自由な生き方を奨励する父親が素敵。