●マーク・ウォールバーグ 出演映画 ベスト10 | 映画いろいろベスト10 + 似顔絵

映画いろいろベスト10 + 似顔絵

まったくの独断で選んだ映画10作品。
ペイントでの似顔絵もやっています。

マーク・ウォールバーグ 出演映画 ベスト10

 

1 パトリオット・デイ

あまりに有名なボストンマラソンでのテロ事件を早速映画にしてしまうところは、やはりアメリカといったところ。実在の事件を扱うということで、実在のモデルに最大限の敬意を払いつつ、映画としての見せ場はきっちり時間をかけてみせるという、社会性と娯楽性をきちんと両立させたところがこの作品の成功を呼んだといえるのではないでしょうか。被害者、加害者、捜査に当たる者とそれぞれの視点からのシーンもきちんと描くことで、群像映画としての形を作り出し、この一つの事件も観る側の視点や立場によって、また違ったものとして捉えられることも、1本の映画からで理解できるようにもなっていました。凄惨な事件現場からは目もそらさず、緊迫感ある現場での警察官の苦労もきちんと伝え、巻き込まれた市民の強い気持ちにもスポットを当て、内容的にも非常に濃いものになっていました。マーク・ウォールバーグ主演。

 

2 PLANET OF THE APES/猿の惑星

オチまでしっかりついていて、好きな作品です。時間のずれなどをつかって、見せ方に多少ずるさも感じないわけではないですが、猿と人間の支配のどっちが先かといテーマを軸に、またかつての猿の惑星シリーズとは別の面白さで見せてくれます。チンパンジーは予想通り最後に出てきましたけれどね。

 

3 インヴィンシブル 栄光へのタッチダウン 

アメフトという日本ではマイナーなスポーツということで未公開だったのでしょうか。実話を基にしているというだけに、まさにアメリカンドリーム的なサクセスストーリーは盛り上がりますし、観ていてついつい主人公を応援し、そして一緒に喜びたくなるような作品です。主人公のアメフト選手をマーク・ウォールバーグが演じています。

 

4 ディパーテッド

大傑作「インファナル・アフェア」のリメイクということで、お手並み拝見という感じで観たのですが、まずは健闘といっていいでしょう。もちろんオリジナル作を観ていたことで、そのときに感じたワクワク・ドキドキが薄れてしまうのは仕方ないところですが、この作品から観たとしたら、かなり楽しめる内容にはなっていたと思います。想像したよりは、オリジナルの要素が盛り込まれていましたが、一番大きなオリジナルとの違いは、この作品は1作ですべてを完結させ、しかも白黒をはっきりさせてしまっているところ。特にラストの方は、曖昧なままで引っ張らずに、きちんと決着をつけています。そのためにオリジナルにはないキャラクターも入れ込んでありますし、オリジナルでは続編に委ねられていた鍵となる女性の役割も大きくなっています。また部分部分の説明も、より分かりやすくなっています。このような点で、ハリウッド製らしさというところはかなり出ていたように思いました。個人的にはなんとなく後味の悪さのようなものを残して終わるオリジナルのやるせない雰囲気が好きなのですが、これはこれで「あり」でしょう。マーク・ウォールバーグは刑事役。

ディパーテッド

 

5 テッド

とんでもなく下品なのですが、ぬいぐるみ=可愛い・愛くるしい といった公式を打ち破るおやじのぬいぐるみと言うアイディアはなかなか面白かったです。むしろぬいぐるみだから許せるというセリフも多かったかもしれません。古今のスターや映像作品に関するマニアックなセリフやシーンも多数登場し、すべて理解できないにしても、思わずニヤリとする場面もたくさんあって楽しめました。後半はわりとハートウォーミングな方向に物語が展開し、本当はもっとおやじチックで破天荒なテッドの暴走ぶりを見たかった気はするのですが、まあ最後はみんな幸せになって、めでたしめでたしでした。ぬいぐるみと暮らす主人公がマーク・ウォールバーグ。

テッド

 

6 ザ・ファイター 

マーク・ウォールバーグ主演。数多いボクシング映画の中でこの作品が傑出しているかというと、そんなことはないでしょう。しかもボクシング映画の場合、実在した選手を題材にするということもよくあることで、その意味ではこの作品ならではの特徴を見せつけるというまでには至っていないように思います。内容そのものは可も不可もない、そんな程度だと思います。しかしながら、平凡な内容の作品を埋もれたままにしないで、存在を知らしめる結果になったのは、やはりオスカーを獲得したクリスチャン・ベイルとメリッサ・レオの演技だったとは思います。ベイルについては、作品ごとにそのストイックさがエスカレートしている印象ではありましたが、ついにここまでやってしまったかという感じ。こう太ったり痩せたりを繰り返していて、体の方は大丈夫なのか心配してしまいますが、それだけ役の中に魂が入り込んでいたのでしょう。そしてヒステリックな母親を演じたメリッサ・レオですが、彼女も賞に相応しい演技だったと思います。ここ2,3年でようやく注目されだした、かなり遅咲きの女優だといえるでしょうが、特に今作では役にぴったりとはまっていたのではないでしょうか。ということで、ドラマよりも演技に注目でしたね。

 

7 2ガンズ

ストーリー自体は荒唐無稽ではありますが、大金を巡る敵味方入り乱れての攻防戦はスピード感があり、しかも二転三転と動いていくので、なかなか目が離せません。誰がどう仕組んだのか、誰と誰が組んでいるのか、結局金はどこにあるのか、謎の構造が二重三重にもなっているので、単調になることなく最後まで飽きずに楽しむことができました。確かに現実味はないです。偶然が都合よく重なることも実際にはないでしょうし、CIAと海軍と警察がここまでやるかというのもあります。それでも娯楽アクション映画として楽しませることに徹したところは評価できます。よくあるバディ映画とは少し関係も複雑で一筋縄ではいかない感じを楽しむことができるのではないでしょうか。マーク・ウォールバーグは海軍情報部将校役。

2ガンズ

 

8 ローン・サバイバー 

リアリティを強く追求した映像で過酷な状況描いていますが、実話であるということに重みがあります。崖下へ落下するシーン、傷口を映しただすシーンなどなど、目を背けたくなるようなシーンも数々ありましたが、それも過度な演出とはいえないのでしょう。結末を冒頭から知らせているというのは、ひとつの安心して観られる材料ではありますが、知っていてもなおこの厳しすぎる状況は、観ているだけで辛くなるものです。ただ、銃撃戦でのカット割りがせわしなさすぎて、敵味方の位置関係が分かりづらかったのは難点。短くつぎはぎすることで、映像的に誤魔化されているような気になってしまいます。銃撃戦もじっくり落ち着かせて見せる工夫があれば、より作られたものでないリアルな感じが出せたようには思いました。マーク・ウォールバーグ主演。

 

9 ザ・シューター/極大射程 

とにかく、殺す、殺す、殺しまくります。冷静に考えれば、これだけの殺人を犯せば、普通に外を歩けるわけはないのですが、まあ、それは映画の世界。罠にはめられたと知ったマーク・ウォールバーグ演じる射撃の名人中の名人が復讐を図るまでを、スリリングな展開で魅せてくれるサスペンス・アクションです。逃げる前半に対し追う後半と、メリハリをつけた展開で、最後まで飽きずに観られました。巨悪に立ち向かう中で「殺しまくる」ヒーローに、いつの間にか肩入れしてしまう、なかなか巧い構成。これだけ冷徹に人を殺す一方で、かつての相棒の未亡人に対して見せる人間的な側面と、その対象が主人公のキャラクターを魅力的なものにしているのかもしれません。さらにはダニー・グローヴァー演じる敵役の大佐がいかにもという典型的な嫌な奴に仕立て上げることにより、ヒーローとしての立場が完全に確立されているのです。よくよく考えれば「すべて敵を殺してしまえば復讐は完了、無念も晴らせる」という短絡的で残酷な思考はとんでもない単純なものでありますし、かつての相棒を死なせてしまったことを悔やみ続ける一方で、巨悪の命じるままに次々に攻め来る顔さえ見えない兵士たちを、なんの慈悲のかけらも持たずに殺しまくる非情さ。どうも賢い主人公には思えないのですが、この手のアクション映画で、そんなことを突っつくの野暮というものでしょう。とりあえず、緊張感ある展開にドキドキワクワクすることができれば、役目を果たしたということで良しとしなければ。マーク・ウォールバーグが、この手の超人的ヒーローに合うかどうか、いささか疑問もあったのですが、これがなかなかどうして。びっくりするほど役にはまっていて、さらに役者としての幅を見せてくれたことが収穫でした。

ザシューター極大射程

 

10 ロツク・スター

ストーリー展開はだいたい王道を行くものでありますが、それ以上にコンサートシーンの迫力は素晴らしかったです。ビデオコンサートというよりも、会場に入りこんでしまったかのような迫力には圧倒される思いでした。良くも悪くもステレオタイプの「成功と挫折」の物語だけに、盛り上げ方に今ひとつの工夫があれば、より気分も盛り上がったかもしれません。マーク・ウォールバーグ演じる主人公を見守る恋人役のジェニファー・アニストンが好印象。

11 ハプニング

12 マックス・ペイン

13 ゲティ家の身代金

14 バーニング・オーシャン

15 フォー・ブラザーズ/狼たちの誓い

16 アンダーカヴァー 

17 ラブリーボーン

18 ブロークンシティ 

19 テッド2

20 スリー・キングス