●クリス・パイン 出演映画 ベスト10 | 映画いろいろベスト10 + 似顔絵

映画いろいろベスト10 + 似顔絵

まったくの独断で選んだ映画10作品。
ペイントでの似顔絵もやっています。

クリス・パイン 出演映画 ベスト10

 

くせのない正統派のイケメン俳優です。

どこか亡くなったポール・ウォーカーと容貌が似ているように思うのですが…

 

1 スター・トレック

クリス・パインは伝統のシリーズの新シリーズの主演を果たしました。これぞSF映画といったところです。内容的にも新しいスター・トレックシリーズのスタートといった趣で、キャラクターこそ重なるものの、今までの映画シリーズとは違ったものになっています。前シリーズの1作目は、やや観念的な部分も含んだ作品でありましたが、今作はSF映画の王道。ストレートど真ん中といった印象。映像技術も当然のことに格段に進んでいるため、大作感はより顕著になっていますし、宇宙空間や地球以外の星の風景など、遥か宇宙の彼方へと想像力を掻き立てる夢のある映像におなかいっぱい。難しいことを考えずに、子供も大人も楽しめるような作品ではないでしょうか。こういう作品にこそ、映画の醍醐味があるように思えます。

 

 

2 Black&White/ブラック&ホワイト

確かに男(クリス・パイン、トム・ハーディ)も女(リース・ウィザスブーン)もみんな軽いのですが、それ以上にライバルであり親友同士である二人のかけあいが楽しく、大いに笑える面白い作品でした。仕事で培った技術を生かし、お互いのデートへの監視と邪魔のし合いは、実に馬鹿馬鹿しいし、まずありえないことなのでしょうが、それがかえって映画として割り切って楽しめる要因にもなり、最後まで飽きることもだれることもなく観られました。こういう映画はまじめに考えてはいけませんね。二股大奨励、まさに男はあれこれ試して比べて選びなさい?

 

 

3 ワンダーウーマン 1984 

意外に面白くて、最後までワクワクの展開を楽しむことができました。ワンダーウーマンも所詮女性であり、そしてワンダーウーマンはやっぱりワンダーウーマンだったという、願いを唱えるところ、願いを取り消すところ、それぞれの顔を見せてくれて、それが人間らしく感じました。それにしても願いをひとつ叶えることができる石なんて存在したら、そりゃ誰もが手に入れたくなるでしょうし、そこにいくつも願いをかなえられる方法があるのなら、きっと試したくなるでしょうね。ただあれだけ狂ったように、世界中に向けてテレビをジャックして世界を乗っ取り、核戦争まで始まる寸前で会ったのが、父と息子のお互いを思う純粋な気持ちが、あっという間にそんな危機的状況を止めてしまうことができるのですから、親子の愛、家族の愛というものは、武器よりも強しといったところでしょうかね。クリス・パインは生き返ったワンダー・ウーマンの亡くなった恋人役。

 

 

4 エージェント:ライアン

良くも悪くも正統派の手堅いサスペンス・アクションです。使う道具や警備体制は多少時代によって違っても、侵入して証拠を盗み取ろうというのは、実に古典的な手口。見つかるか逃れるかのギリギリの攻防はまさにサスペンス映画の王道中の王道。ただし最近こういった王道のサスペンス映画が減ってきているので、逆に改めてサスペンス映画はこうでなくちゃというのを認識させられたという面はありますね。ケネス・ブラナーは悪役ぶりもなかなか見事、ただしそれと対峙するジャック・ライアンがクリス・パインというのは、やや格で負けているようではあります。それでもそこをケヴィン・コスナーが脇に回ってきっちり支えてはいました。

 

 

5 死の谷間

3人しかいない登場人物の中での男女3人の三角関係。放射汚染されて人がいなくなったという架空の状況は、SF映画の設定そのものですが、作品自体は男女の秘めたる確執を主体とした物語になっています。他に誰もいない社会で、白人と黒人の男性との共同生活の中での若い女性の思い、葛藤…。こんなどこにも逃げられない状況の中で、妙齢の男女3人の生活は成り立つはずがないということなのでしょうか。思わぬ結末により、二人に穏やかな生活が戻ってくるのでしょうか。なかなか思わせぶりな作品でした。クリス・パインは3人の一人である炭鉱夫の役。

 

 

6 ワンダーウーマン

ガールズアクションであり、ダーク調ファンタジーであり、神話の世界の物語でもありというてんこ盛りの作品に。設定もすっかり現代の人間社会に溶け込んだワンダーウーマンが回想形式で、第二次世界大戦中に、女だけの島から初めて知った人間社会の中での出来事を追っていきます。この作品自体がエピローグ的な意味合いを持ちそうな見せ方で、まずはその生い立ちを紹介といった趣でしょうか。これから先の展開がいろいろありそうな予感をさせる今作でした。

 

 

7 ザ・ブリザード

嵐ものの作品は、画面も暗いし映像も単調になりがちになってしまうのですが、その中で陸上の様子を挿し込んで変化をつけたりで、なんとか飽きさせずに見せる工夫をしていたと思います。クリス・パイン演じる主人公は、無茶な上司の要請にも文句を言わず、気の強い恋人の圧力にも嫌な顔せず、大勢の遭難者を見ても動揺せず、最善を尽くそうとする姿には、敬服せざるをえません。一方でこの婚約者は、仕事中にも関わらず何回も電話して上司への伺いを催促したり、ずかずかと職場にまでやってきてわめき散らしたり、一人で車で立ち往生してみんなに迷惑かけたりと、これを観ている限りではめんどくさい女。こういうタイプの女性が出てくれば普通なら最後にギャフンといった目にあわせられるのが常なのですが、そこが実話なのでしょう。二人は目出度く結婚に至るわけで、そのあたりが一味違う味付けだったりもしました。

 

 

8 アンストッパブル

暴走列車を止めるために死に物狂いで男たちが奮闘するアクション映画。デンゼル・ワシントン演じるベテラン機関士とともに暴走列車に立ち向かう車掌をクリス・パインが演じています。一見派手な展開に期待はしましたが、個人的にはやや凡庸で物足りなさは残りました。

 アンストッバブル

 

9 スター・トレック BEYOND 

極めてノーマルな展開で、インパクトに欠ける印象です。キャラクターや人間関係があまりストーリーに生かされていないので、誰がやっても、スタートレックシリーズじゃなくても別にかまわないじゃん…

 

 

10 スター・トレック イントゥ・ダークネス 

前作が良くできていただけに、期待は大きかったのですが、どこかで観たようなありきたりの展開で、映像的なスケール感や新しい感じもいまひとつ。どうしても敵方のスケールが小さいですし、エンタープライズ内のシーンが中心となっているので、小ぢんまりとした印象になってしまいます。描かれるドラマも、前作に比べると小さいですし、普通に観れば悪い出来ではないかもしれませんが、“スタートレック”という名前に求めるものはどうしても大きくなってしまいます。宇宙を舞台にする映画も次から次へと制作されていますので、ちょっとやそっとじゃ驚かなくなっていますしね。もう一歩頑張って欲しかったです。