●マイケル・ケイン 出演映画 ベスト10 | 映画いろいろベスト10 + 似顔絵

映画いろいろベスト10 + 似顔絵

まったくの独断で選んだ映画10作品。
ペイントでの似顔絵もやっています。

マイケル・ケイン 出演映画 ベスト10

 

超ベテラン俳優をとりあげます。

 

1 インターステラー

ボリューム感、スケール感にSF映画らしい壮大な映像、そしてドラマと見所も多く、非常に見応えのある作品でした。人類滅亡を救うべく立ち上がる…というよくある展開ながらも、かなり凝った構造で見せることで、既存の作品のそれとはまた一味違ったオリジナリティが感じられ、多少あざとさが気になることはあったにせよ、大作に相応しい充実感を得ることができました。アン・ハサウェイ演じるヒロインの父親役がマイケル・ケイン。

 

 

2 デンジャラス・ビューティー

サンドラ・ブロックのコメディセンスが光るサスペンス・コメディ。FBI捜査官がミス・コンテストに潜入捜査するというストーリーですが、FBIとしてはいささかノリが軽いものの、コメディとしては十分に楽しめるものになっていました。ミスコンの裏側を、ツボを押さえた笑いで面白く見せてくれました。美容コンサルタントを演じたのがマイケル・ケインです。

 

3 ダークナイト

闇の騎士、或いは汚れた騎士。タイトルから「バットマン」をはずしたこのタイトル、なかなか上手いところをついてきましたね。さらに「闇」を抱えているのは、何もバットマンや登場人物ばかりでなく、演じている俳優の方も「闇」を抱えているから面白い。いやいや、「闇」が明るみになったのは映画の撮影が終わってからということなので、それは偶然に過ぎないのでしょうけれど、それぞれバットマンとジョーカーの抱えるものと重なってきて、思わぬ効果を引き起こしていたように思いました。

 

 

4 サイダーハウス・ルール

トビー・マグワイア演じる孤児院育ちの主人公が、院長(マイケル・ケイン)の思いを継いで、当時認められていない堕胎の医術を身につけた中、孤児院を出て農園で暮らす中、いろいろな人たちと出会いながら成長していく物語です。淡々と進む中にも、終盤は望まぬ妊娠と近親相姦という重いテーマを抱えているこの映画。一人の医師として、そして大人としての決断を下す姿に、ひとつまたたくましくなった主人公の姿に、彼の未来を応援したくなるような気持ちになりました。

 

 

5 リトル・ヴォイス

誰とも口を利かなくなった少女を演じるジェーン・ホロックスがなんとも不思議な魅力を放っています。逆にレース鳩の飼育が唯一の趣味という青年を演じるユアン・マクレガ-は、単なる添え物という感じで、出番の割に印象が薄いような気はしました。物語は風変わりだがなかなか面白いです。マイケル・ケインはプロモーターの役で出演。

 

 

6 プレステージ

マジックを映画で見せるというと、どうしても大掛かりなトリックの仕掛けを嫌でも観る側は期待してしまいますので、それだけハードルも高くなってしまうのですが、この作品はそのあたりのトリックに、ライバル同士の駆け引きを盛り込んで、充分期待に応えられるものに仕上げてきました。あとになってなるほどと思わせる伏線があちらこちらに張られ、見せ方が巧妙です。また、時に命がけで新しい仕掛けのマジックに挑み続ける魔術師の性のようなものが緊張感を持って伝わってきて、その駆け引きによるサスペンスも満載。特にクリスチャン・ベールが見せるあるマジックのトリックについては、最後の最後までその種を明かさず引っ張り続け、その謎ゆえに生まれる嫉妬や愛憎などさまざまな人間ドラマもうごめき、その部分でも見応えはありました。マジックの開発を行うエンジニアがマイケル・ケイン。

 

 

7 デストラップ・死の罠

ほとんどがマイケル・ケイン演じる劇作家の家の中での密室劇ですが、攻守がくるくる変わる二転三転の展開はかなり凝っています。限られた登場人物ながら、最後まで目の離せない趣向を凝らした脚本は見事です。ラストの捉え方は含みがありそうですが、やはり漁夫の利ととらえるのが、この作品らしい皮肉がこめられていいのではないでしょうか。

 

 

8 勝利への脱出

単純明快で爽快なスポーツ娯楽作として楽しめる作品。次第に気分を盛り上げていき、最後の勝利で気持ちよく終わるという、典型的なスポーツ映画の構成ですが、そこに脱走の試みという要素を入れ込むことで、サスペンスフルな味付けをしています。スタジアムに押しかけた大観衆は圧巻で、映像にリアリティを与え、ナチス側の最後の呆れたような表情が、この物語のすべてを物語っているようでした。マイケル・ケインは捕虜のリーダーである大尉役。

 

 

9 殺しのドレス

デ・パルマとしてはわりとノーマルなサスペンスといった感じの印象。当時としては性倒錯、或いは二重人格的なものは珍しかったかもしれませんが、今となってはそれもごくごく観られる仕掛け。マイケル・ケインの女装はこの作品で癖になったのでしょうか?

 

 

10 MR.デスティニー 

アイディアとしてはいかにも映画らしい、「もしもあの時ああだったら」を実現させる映画です。結局は今の人生が一番なんだよという教訓的なところは、いかにもこの手のものの結末っぽい感じ。でもどこかで違った人生を空想しながらも、今の人生を生きるしかない私たちには、ちょっとした夢と、そして活力を与えてくれる作品ですね。

タイトルロールをマイケル・ケインが演じています。

 

 

11 インセプション

12 グランド・イリュージョン 

13 TENET テネット 

14 奥さまは魔女

15 グランド・イリュージョン 見破られたトリック

16 トゥモロー・ワールド 

17 クイルズ

18 ハンナとその姉妹

19 カリフォルニア・スイート

20 沈黙の要塞