●千葉雄大 出演映画 ベスト10 | 映画いろいろベスト10 + 似顔絵

映画いろいろベスト10 + 似顔絵

まったくの独断で選んだ映画10作品。
ペイントでの似顔絵もやっています。

千葉雄大 出演映画 ベスト10

 

女の子みたいに可愛い美少年も

いつのまにか三十路。

最近は男らしい役柄も増えてきていますね。

 

1 ReLIFE リライフ

とにかく平祐奈が可愛すぎます。作品ごとに違った表情を見せてくれていますが、あまりに不器用な秀才の女の子の役が実に意地らしく、しかも周りより小さいので、なんとか助けてあげたくなって仕方ありません。それでいて中川大志の爽やかイケメンぶり。さらに近年の他の高校生活を舞台にした映画とは違い、ちゃんと勉強をしているところに好感がもてました。高校3年生らしく、進路もちゃんと考えていますし、それでいて花火に行ったり、学園祭を楽しんだりと、受験勉強はそれほど深刻でもないようで、そのあたりはトップクラスの進学校ではないのだろうなと思ったり。最後の方にもう一つの秘密が明かされますが、ある意味予想通りの展開。きっとそうなのだろうなあと思ったら、やっぱりそうだった、いや、そうであってほしかったのかもしれません。最後のシーンはもう少し続きを観たかったかな。千葉雄大は過去への案内人でもある同級生役で出ています。

 

 

2 帝一の國

たかが高校の生徒会長選挙と侮ることなかれ、といった大げさな選挙が繰り広げられる学園コメディです。コミック原作ということで、かなり大げさな展開が繰り広げられますが、国会の議会にも似せた議会室の雰囲気といい、金を使った工作といい、まるで国会議員選挙並みの描写には圧倒されます。勝ち馬に乗るためにはどうしたらいいか、時には寝返ったりして、二転三転の様子は、バカらしくもありながら、かなり面白くもありました。一筋縄ではいかない展開に目が離せず、最後の咄嗟の行動もなかなか天晴れな判断でした。生徒会長選挙のライバル的な生徒として千葉雄大は出演。

 

 

3 アオハライド

悪くはないです。かなりくすぐったいようなこそばゆいような、恥ずかしくなるようなくさい言動がいっぱいなのですが、青春=くさいはそういえば昔からのもの。映像が奇麗ですし、本田翼がとにかく可愛い!この子は表情が非常に豊かで、話を聞いている受けのシーンでもよく顔の筋肉が動いています。そして仲間がほんとうにいい奴で、これもまたくさい要素の一つ。冒頭にあった仲間からの総スカンはどうした?勉強も少しはしろ!校内でこんなどうどうとキスしちゃうの?とか突っ込みどころも満載なのですが、タイトル通りの青春期の青臭さのようなものが全編を支配していて、なんか懐かしかったです。本田翼演じるヒロインを慕う高校生役で千葉雄大は出演。

 

 

4 スマホを落としただけなのに

これからはこうしたスマホをキーにした映画もたくさん出てくるのでしょうねと思わせる作品です。原作を生かしながら、中田秀夫監督のホラー映画で築いてきた手法を入れ込んで、無難にまとめ上げたといった印象です。ただ2時間以内で収めるために、やや急ぎすぎたところはあるかもしれません。得体のしれない相手による恐怖はありましたが、原作を読んだ時ほどではなかったのは、あらすじを省きにくい事情はあったかもしれません。それでも後半にいくにしたがい、より狂気性が増していき、ごくごく普通の生活の中の出来事が、異常犯罪に繋がっていく過程を、あなたにもいつこうなるかわからないよと注意喚起するような、現代のスマホ頼り、SNS頼りの生活に警鐘を鳴らすような一面もあったのではないでしょうか。千葉雄大は刑事役です。

 

 

5 暗黒女子

突如やめてしまった一人を除くと、売出し中の若手女優が揃い、女子高の秘密の花園感満載のホラーチックなミステリー映画となっています。原作を読んでいて、終盤の急転回を知っていたので、そこでの意外感、衝撃性は味わえませんでしたが、とにかく女子高生たちの考えていることの恐ろしさにはゾッとする思いでした。このサークルの使う部屋がまた独特で、キッチンもあれば豪華なソファもありということで、ある種の異空間を強烈に演出することで、より独特感を見せられたのではないでしょうか。女子高という特殊空間の中でもさらに特別な密室で行われていた秘密の出来事…。突っ込めばこんなのありかよと思えるストーリーですが、それは原作自体の問題。それなりに面白く観ることは出来ます。そしてつくづく清水富美加の女優としての存在感を考えると、惜しい気がしました。千葉雄大は教師役で出演。

 

 

6 殿、利息でござる

実話ということで、ちゃんばらのない人情時代劇として描かれています。お上からの負担が大きく、どんどんと人も減り、弱っていく宿場町をなんとかしたいという人々の思いが、最後はお上を動かしたということで、権力はなくても社会を変えられるという庶民に向けたメッセージのようなものは伝わりました。キャストからするともっと喜劇喜劇しているかと想像しましたが、もちろんユーモアもたっぷり含まれていますが、どちらかというと美談仕立ての話という部分が強く感じられました。特に妻夫木聡演じる二代目の言動は、まったく私利私欲の欠片もないようなまさに聖人君子的。こんな人物が本当にいたのだろうかと思わせるほどの、他人の為ならすべてを失くしてもいいという姿勢。話し方もちょっとやり過ぎかなと思わせるほどの穏やかさで、ちょっと違和感を覚えないではなかったですけれど…。それと松田龍平のキャラクターもかなり極端でした。オーバーアクト気味で、そこがいまひとつ乗り切れなかった部分ではありました。千葉雄大は村をまとめる大肝煎役。

 

 

7 映画 兄に愛されすぎて困ってます

同居するかっこいい兄が実は血の繋がらない相手だった…まあ妄想の中で考えるようなことを、実際にお話にしてみましたというところです。ですから、あまりリアルにならないように、とにかく漫画チック映画チックに徹した演出が成されています。本当の高校生の女優さんが演じるとまた、暇そうなドクターとのドライブデートも眉をひそめたくなるところですが、実際には20歳を超えている俳優が演じることで、これは作り物だ、夢の世界だということが強調されているようでもあり、逆に安心感にもなっています。すべて作り物、妄想の世界ということであれば、これはこれでいいのではないでしょうか。千葉雄大はセレブ研修医を演じています。

 

 

8 スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼

井浦新演じる顔火傷の男がいかにも犯人であるMであるかのようにミスリードしておいて、意外な犯人を最後に明かすという、いってみればよくある手口。一方で真犯人についても、その登場シーンで不自然な間を見せるなど、おやっ?と思わせる演出は一応抑えてあります。今作は前作に比べて不条理感が薄れて、前作での関係性から繋がった必然性からの犯行ということで、本来のこの作品の持ち味が弱くなってしまった印象はあります。さらに借金まみれのとんでもない警官の存在だったり、警察の室長だったり、お笑いタレントを配した役柄が必ずしも成功しておらず、どこか警察側の緩さが犯罪を大きくさせたようなところが、犯罪映画としては緊張感を減じることにもなってしまいました。続きがありそうなラストでしたが、果たして。刑事役で千葉雄大は出演。

 

 

9 モヒカン故郷に帰る

のんびりした島へ7年ぶりに帰ってきた主人公とその結婚相手。いかにも頑固おやじ風の父親との関係が心配される中で突然の病気の発見。しかも末期。そこから物語が大きく動くのかとも思いましたが、結果的には予定調和の展開。基本はコメディなのですが、特に笑わそうということでもなく、いい年してモヒカンの食えないバンド男と、頭は弱いけれど気のいい彼女の存在そのものが、観ている者にとってはほっとけない存在として気になって仕方なくなるのでしょう。特に前田敦子の演じる彼女は、初めて訪れ、そして面会する彼氏の家族ともものおじなく溶け込み、長期にわたって滞在するわけで、そのあたりはのどかで良かったです。嫁姑の問題もなさそうですし、バンドマンの男にも他の女の影がまったくちらつかないところが、この手のキャラクターとしては珍しく、好感の持てるところではありました。ただ、中盤以降は停滞気味で、やや退屈であったことは否めませんでした。松田龍平演じる主人公の実家の弟が千葉雄大。

 

 

10 決算!忠臣蔵

映画の題材として過去から現在まで数えきれないほどとりあげられた赤穂浪士の討ち入りの話ですが、豪華キャストにより作られた今作は、出来事と人物だけを使って大きくアレンジされたコメディとなっています。とにかく次から次へと有名キャストが登場し華やかなのではありますが、映画自体はあまりにもデフォルメが強く、歴史上の事実や人物とはまったくイメージの違うものとなり、違和感を拭うことができませんでした。討ち入りのシーンがハイライトというわけでもないので、ストーリー的にもややだれてしまい、残念でした。千葉雄大は磯田武太夫役。