●宇宙飛行士の映画 ベスト10 | 映画いろいろベスト10 + 似顔絵

映画いろいろベスト10 + 似顔絵

まったくの独断で選んだ映画10作品。
ペイントでの似顔絵もやっています。

宇宙飛行士の映画 ベスト10

 

1 カプリコン・1

火星へ向かうはずのカプリコン・1でしたが故障が見つかりますが、計画を中止にできず、砂漠のセット・ステージを舞台に火星着陸を演じる羽目になった飛行士たち。その核心を知る飛行士たちとNASAとの逃走追想劇がこの映画。ということで、火星【のふり】映画と言った方が正しいのではありますが…いんちき火星着陸の真実を知る飛行士たちが狙われ殺されていく。そして彼らの葬儀が行われている中、その一人が姿を現すというサスペンス映画。宇宙開発競争が激しかった時代ならではの作品ですが、作品としてもよくできた面白い映画です。

 カプリコン1

 

2 インターステラー

ボリューム感、スケール感にSF映画らしい壮大な映像、そしてドラマと見所も多く、非常に見応えのある作品でした。人類滅亡を救うべく立ち上がる…というよくある展開ながらも、かなり凝った構造で見せることで、既存の作品のそれとはまた一味違ったオリジナリティが感じられ、多少あざとさが気になることはあったにせよ、大作に相応しい充実感を得ることができました。

 インターステラー

 

3 スペース・カウボーイ

自分たちが行くはずだった宇宙探索をチンパンジーにとられてしまった宇宙飛行士たち。その彼らが年を取ったとき、旧式の衛星の修理のために再び駆り出され、国のために役目を果たすという老宇宙飛行士たちのプライドを描いたイーストウッド監督作です。老人ならではの余裕のある開き直りがユーモアを産み出し、予定調和的ではありますが、爽快な作品となっています。

 スペースカウボーイ

 

4 リターン・トゥ・アース

たった4人だけの閉鎖された宇宙空間、通信の取れなくなった地球、密室の中での緊張感ある関係にひと時もめが離せませんでした。地球に帰れる方法がも、地球が無事なのかどうかも分からない状況で、精神的に異常をきたすのはある意味仕方ないことかもしれません。自分だけ帰ろうとしたり、自殺してしまったりと、鍛えられた宇宙飛行士でさえこんなになってしまうという状況に、宇宙空間での特有の状況の厳しさについて、いろいろと想像を掻き立てられるものがありました。そしてなんとか地球へ飛び立ったところで映画は終るのですが、果たして地球そのものが着陸できるような状況にあるのか、そこは想像に任せますということで、そのあたりの終わらせ方も心憎いものがありました。面白かったです。

 

 

5 ライトスタッフ

3時間を超える力作です。ソ連と米国が宇宙開発を争っていた時代、7人のパイロットを宇宙へ送り出そうとする米国のプロジェクトのために選ばれた宇宙飛行士たちのドラマです。国家の威信を賭けた開発合戦の中で、国に翻弄されていく彼らの思い、プライドを、スケール感をもって描いています。

 ライトスタッフ

 

6 ノイズ

ジョニー・デップ演じる宇宙飛行士が交信断絶後になんとか無事帰還するも、どうも様子が変…。個人的には好きな設定のSFスリラーです。ラストのおちは必ずしもできのいいものとは思えないですが、それまでの展開はスリルがあってなかなか面白かったです。あまり表情に変化のないジョニー・デップの特性が生かされた役どころです。

 

 

7 アポロ13

月面着陸を達成したあと、さらに宇宙開発を進める中での事故。帰還へ向けての、機内・基地の人々ともども緊迫感と一体感が伝わってくる作品です。見ていて飽きないですし、最後はハッピーな形で終われます。国家の力を示すために競って宇宙開発に力を注いでいた時代の話。

アポロ13 

 

8 アイアン・スカイ

この奇抜な設定をどこまで生かすことができたかということでは、それなりに風刺も効いていて面白く観ることは出来ました。ある意味自虐的に(ドイツも制作に加わっていますからね)ナチスや人種差別の時代を笑えるようになったというのは、やはり時間が経過したという部分が大きいのでしょうか。とはいうものの、せっかくのこの設定、数十年の間に大きく進歩した科学文明、根本から変化してしまった社会通念など、もっともっと突っ込んで面白くできる材料はあったはずだと思うと、惜しい気はします。コンピュータの発達や女性の社会進出だけでなく、あらゆる面でのギャップにもっと焦点を当てると、さらに古臭いナチスの面々を笑うことができたのではないでしょうか。楽しかったけれど、ちょっと歯がゆさの残る、そんなコメディでした。

 

 

9 ライフ

みかけはさほど怖そうでも強そうでもない火星で捕まえたエイリアンが、人を襲い続け、そして最後に迎えたとんでもなく皮肉な結末。この先は人間が消滅するしかないというようなラストシーンは、怖いというよりも、それを通り越えて、笑ってしまうぐらいで、もう手の施しようがないといったあきらめの境地にもなってしまう感じ。狭い宇宙船内でのシーンが大部分を占めてはいるわけですが、あの手この手で危機から脱しようとしても、相手が一歩上手。人間の上をいく知的生命体に対峙した時、人間はどうにもできなくなってしまう、そんなことを見せられているような作品でした。

 

 

10 ガタカ

スタイリッシュかつ若干の皮肉も込められた独特のムードを持つ作品。黄色がかった映像に近未来の冷たくも不条理な世界を映し出し、その中で生きる若者達の哀しみのようなものをしっかり描き切っています。惜しいのはユマ・サーマン演じるアイリーンの描写が表面的なこと。もうひとつ深みを感じないのもまた事実であるのでした。

 ガタカ

 

11 庭から昇ったロケット雲

12 宇宙兄弟

13 ミッション・トゥ・マーズ

14 ファースト・マン

15 エウロパ

16 レッド・プラネット

17 ゼロ・グラビティ

18  ザ・ムーン

19 アルマゲドン

20 アド・アストラ