●池田鉄洋 出演映画 ベスト10 | 映画いろいろベスト10 + 似顔絵

映画いろいろベスト10 + 似顔絵

まったくの独断で選んだ映画10作品。
ペイントでの似顔絵もやっています。

池田鉄洋 出演映画 ベスト10

 

脇役としていろいろな作品で活躍中の池田鉄洋氏をとりあげます。

 

1 勝手にふるえてろ

妄想癖が激しく、10年前からの片想いの相手に固執して、新たな恋にはまったく目がいかないイタイ女性。そんな偏屈で変わり者のOL女子を松岡茉優が好演した一作。暗いし変わり者なんだけれども、観ている側からするとなんか助けてあげたくなってしまう不思議な魅力を持った主人公で、松岡茉優によりそれを見事にさらなる魅力づけに成功。同年代の「いけていない」と自覚する女子にとっては、結構共感したり、あるいは自分を映しているような気で嫌悪感を持ったり、そんなこともあるのではないでしょうか。最後の方になると、さらに妄想の激しさが明るみになるのですが、そんなところも含めて不思議な魅力の詰まった作品になっていました。池田鉄洋は整体師役で出演。

 

2 NANA

青春映画としての永遠のテーマかもしれない夢をとるか、愛をとるか、様々な映画で様々な選択がなされてきたわけですが、この映画の中では、夢を選択しながらも愛を捨てきれない、かっこつけてはみたもののきっぱり区切りをつけきれない、そんな等身大の20歳が描かれていて好感が持てます。演技では宮崎あおいに追うところが大きく、抜群の巧さを見せてくれている。中島美嘉って、私には正直良さが分からないのだが、この映画でも演技は拙いし、おそらくこの手の役柄以外は無理だろうなとは思いましたが、今回は役にははまっていました。

 

3 サラリーマンNEO 劇場版()

何も考えずに気楽に観るにはちょうどいい感じだったと思います。テレビから期待する部分では、本筋とは関係ない部分の差し込みシーンがもう少しあっても良かったとは思いますが、実際にはまずあり得ないような楽しいオフィスシーンの数々は、日ごろの会社でのストレス緩和には、多少効くかもしれません。一番笑えたのは、最後のメーキングシーンでしたけれど。同僚役で池田鉄洋は出演。

 

 

4 ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない

プログラマーの世界がどこもこんな感じなのかどうかはともかくとして、そこと縁の遠い者にとって、面白楽しく、そして興味深くプログラマーの世界を垣間見ることが出来た思いです。極端なキャラクターが揃いも揃ったというところで、終始飽きることなく観られました。もっと映画的な結末が待っているかとも思ったのですが、現実的な路線から大きくははみ出さない程度にまとめられていましたね。それにしても過酷な業界、噂には聞くことはあっても、現実な身の回りに携わっている人もいないわけで、これを観て改めて自分の仕事環境はまだまだ恵まれているのだと認識させられました。小池くん、ニート上がりだといっても、社会人としてはなんか頼りない印象。一方田辺誠一のかっこいいこと。おいしい役でしたね、今回は。社員の一人として池田鉄洋は出演。

 

 

5 ライアー・ゲーム-再生-

多少新鮮味が欠けてくるのは仕方ないところですが、また新しいゲームを仕掛けてきてくれるので、今作についても面白く鑑賞することができました。1作を通じて同じゲームをしながらも、11回全く狙いも優劣状況も変わってくるので全然飽きませんし、秋山が負けないことは分かっていても、どういう形で決着がつくのか展開も読めず、まったく目を離せません。ゲーム参加者のキャラクター付けについては、もう少し工夫の仕方があったようには思いますが、オーバーな表現も含めて、この作品の世界に求めるものは大部分満たしてくれていたと思います。

 

6 悪夢のエレベーター

前半は息の詰まるような密室劇、ここまでは悪くなかったです。しかし一旦登場人物の関係がわかった後の後半は、かなり脚本的にも破綻が見られるようになってきます。もともと彼らの計画自体が完璧なものでなく、無理のあるものであったことがわかったところで、それまで保っていた緊張感が一気に緩んでしまいました。それでも基本ブラックコメディという作りなので、許容範囲かな。

 

7 ハチミツとクローバー

言ってしまえば、片想い応援映画というところでしょうか。原作漫画は全く知らないので映画単独としての評価にはなりますが、あまり奇を衒わずにオーソドックスな作り方をしている、その点では好感が持てますが、その分あとに残るものはあまりなかったかもしれない、そんな映画です。片想いの切なさをどこまで観ているものに伝えられるかということ以上に、それでもそのどうにもならない思いを乗り越えて前向きな気持ちさせてくれるか、そんなところに主眼をおいて作られていたように感じました。デザイナー役で池田鉄洋は出演。

 

8 トリック-劇場版-ラストステージ

序盤、中盤とこれでもかと言うぐらいに小ネタを突っ込んできました。こんなこと若い観客に聞かせても分からないのでは?…というようなことまで次から次へとたたみかけ、力が入っているなと思わせたのですが、終盤はやはりラストということでの特別仕様。いつもの爽快なトリック明かしで事件解決、という流れではなく、そのあたりを期待していると、おやっ?と思うかも。ぼんやりと余韻の残るラストにすることで、どう捉えるかを観ている者に委ねているようでもありました。そのあたり、作り手側にとってのこのシリーズに対する思い入れをも感じ取れるようでした。あとごくごく普通の要望のサラリーマンを演じるヒガシが新鮮で、こんな役も受けるのだと、ちょっと意外でした。

 

 

9 謝罪の王様

クドカン、確かに上手いです。それぞれ別々のエピソードのようで、時間も空間も場面場面で重なってきて、そのつなぎ方は絶妙。あー、こういうわけね、と時間の経過とともに少しずつ種明かしされていく脚本は、さすがクドカン、なのです。ただギャグがだいぶ子供っぽいし、ふざけ方がくどいし品がない、のです。大人が観るコメディとしてはどうなんだろうと思ってしまいます。巧みな構成力を見せながらも、幼稚な笑いでそれをかき消してしまうようなプラスマイナスの要素が、この映画ではうまく調和しなかったようです。どこか冷めた目線で楽しんでいた、そんな感じの鑑賞となりました。あと、井上真央をいまいちうまく使えていなかったかな。合わないメイクも気になりました。池田鉄洋はラーメン屋の店長役。

 

10 劇場版 びったれ!!!

弁護士でなく司法書士というところがみそですね。テレビシリーズは知りませんが、これだけでも内容は充分に理解できます。死んだ姉の娘との関係、会社の部下との関係、実の父親との関係…人と人の絆がなんであるかを考えさせながらも、最後はすべてまるく収まるという形もすきっとしていいです。内容的にはテレビドラマの特別版でも良かったのではと思うぐらいの、目新しいものではありませんが、法律をテーマにしている割には分かり易く親切な作品だったと思います。