●エイミー・アダムス 出演映画 ベスト10 | 映画いろいろベスト10 + 似顔絵

映画いろいろベスト10 + 似顔絵

まったくの独断で選んだ映画10作品。
ペイントでの似顔絵もやっています。

エイミー・アダムス 出演映画 ベスト10

 

アカデミー賞のノミネート常連の演技派女優ですが、

なかなか最優秀賞を獲得できず、

そろそろ主演助演どちらかほしいところですよね。

 

1 ダウト~あるカトリックの学校で~

何が真実で、な何が嘘なのか。ピリピリとした緊張感のあるやりとり、そして間に挟まれた若きシスターの苦悩も合わせて、目の離せない展開に、特に後半は気が抜けることもなく常にスクリーンに惹きつけられている状態でした。さらには観客への見せ方もなかなか心憎い!いかにも思わせぶりなシーンをはさむ事で、フィリップ・シーモア・ホフマン演じる神父への疑惑をじわじわと掻き立てながらも、けっして明確に事実として突きつけることをせず、一方でメリル・ストリープ演じる校長の傲慢ともとられかねない極端な性格を事あるごとにクローズアップすることで、観ている側もいったいどちらを信じればいいのか、完全に迷わされてしまうのです。どちらか一方に感情移入して観るということが出来ず、なんとなく居心地の悪さを覚えるのですが、そういう観客の受け口として、第3者的な立場のエイミー・アダムス演じる若いシスターにその役割を担わせるところが、なんとも上手なのですよね。結局疑いは疑いのまま、すっきりしないまま映画は終わっていくのですが、そのすっきりしない感に逆にほっとしたりする部分もあって、とにかく緊張感あるテクニカルな心理ドラマを堪能させていただきました。

ダウトあるカトリックの学校で 

 

2 メッセージ

エイリアン映画ではありますが、必要以上に戦闘シーンを派手に見せたりということはなく、おそらく現実にこういうことが起こったら、こんな感じで進むのだろうなぁというリアリティは感じられました。地球にやってきた狙いを探るために、文字言語を解析して、会話までできるようになった主人公(エイミー・アダムス)。エイリアンの言う「武器」とは?…途中から、いわゆる武器ではなく、言葉とか会話とかそういうものなのだろうなというのは観ていて分かるのですが、まさか時々挟み込まれた主人公と娘の様子が未来のことだとは、最後にやられたと思いました。普通に観れば過去のフラッシュバックだと思ってしまうはず。そんな仕掛けも含めて、知性と冷静さを感じる宇宙人映画ではありました。

 

 

3 魔法にかけられて

これは楽しいです!そしてとっても分かりやすい!所詮子供向けのおとぎ話に過ぎないだろうと思いながら観に行ったのですが、確かにそのとおり、子供が楽しめる、思いっ切りファンタジーの世界に浸りきったおとぎ話には違いありません。演技もこれまた昔の映画の雰囲気さながらのオーバーアクションでわざとらしい表情。ストーリーもこうなるだろうという展開をまったく外さない王道の展開。それなのに、とても楽しいし、面白いのです。それはきっと、徹底的にディズニーのおとぎ話ということにこだわり、わざとらしくても、真っ直ぐの王道であっても、とにかくあらゆるおとぎ話の要素を詰め込み、そして時にはそれを茶化しながらも、エンターテイメントに徹した結果なのでしょう。基本はファンタジー・コメディなのですが、その中にラブロマンス、ミュージカル、親子ドラマ、殺人サスペンス、モンスターアクション、そしてアニメーションと、とにかく映画で表現できるエンターテイメント性をすべて盛り込んでおり、とにかくサービスも満点。エイミー・アダムスもお姫様、当時でもそこそこのお年でしたが、全然ノープロブレム。

 

 

4 人生の特等席

年を取ったというだけで、バカにするんじゃない! コンピュータばかりに頼る若造には、負けるわけがない。だてに年を重ねてきたわけじゃないぞ、おれの「選手を見る目」はまだまだ衰えてない! いやー、なかなか痛快じゃないですか!確かにいろいろ問題もありますけれど、年だけで「そろそろ引退を」と迫る社会全体に向かって叫んでいるようにも感じました。エイミー・アダムスがいいですね。いや、もともと好きな女優さんなんですけれど…。子供の頃に受けた傷を負ったままでありながらも、父に認められたいが為に弁護士として頑張り、父親が倒れれば仕事を休んで駆けつける健気さ。表面的な対立の一方での父思いの優しさ、そんな裏腹な部分を巧く演じていたと思います。父の仕事、娘の恋、昇進…一旦すべてを失ったかのように見えながらの痛快な逆転劇。最後は爽やかな気持ちで観終わることができました。

人生の特等席 

 

5 ビッグ・アイズ

実話に基づいているということで、どこの国にもこういうことはあるのだと変に感心させられてしまいました。アピールとプロモーションが長けた人物と、才能がありながらも内気で自己アピールが苦手な人物。弱いところを補うように、二人で一人前になって作品を世に売り出すことになるのですが、まさに日本のS村河内&新垣氏みたい。しかし結局のところ才能がある側の方が、いつまでも日陰の身でいるのに耐えられなくなるということなのでしょう。クリストフ・ヴァルツのほんとうに嫌な男という感じの濃い演技が、観ている者をよりエイミー・アダムス側につかせ、最後は留飲を下げてめでたしめでたし。

 

 

6 ザ・ファイター

やはりオスカーを獲得したクリスチャン・ベイルとメリッサ・レオの演技だったとは思います。ベイルについては、作品ごとにそのストイックさがエスカレートしている印象ではありましたが、ついにここまでやってしまったかという感じ。こう太ったり痩せたりを繰り返していて、体の方は大丈夫なのか心配してしまいますが、それだけ役の中に魂が入り込んでいたのでしょう。そしてヒステリックな母親を演じたメリッサ・レオですが、彼女も賞に相応しい演技だったと思います。特に今作では役にぴったりとはまっていたのではないでしょうか。ということで、ドラマよりも演技に注目でしたね。エイミー・アダムスは恋人役。

 

 

7 サンシャイン・クリーニング

不器用ながらも一生懸命生きようとしている一家の姿に、最後は元気をもらった思いです。姉と妹、父と娘、母と息子、そして娘と母、それぞれが時にぶつかり合いながらも互いに必要とし、なんとか現状を打開しようと頑張る姿には好感をもてましたし、その中でもどうしようもない失敗をしてしまう姿を見ると、何をしているんだと叱咤したくもなりました。それぞれがちょっと変わっていて、よく言えば個性的な面々なのですが、不思議と応援したくなる魅力を持っているのですよね。そのあたり、キャラクターの描き方が絶妙だったとおもいます。片腕の店員さん、最高です。ストーリー的には、ややメリハリを欠いていることで、盛り上がりが弱かったという部分はありますが、光が差してくるようなラストに、気持ちよく劇場をあとにすることができました。不倫中の姉がエイミー・アダムス。

 

 

8 キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン

小気味いいテンポで、クライムムービーならではの陰湿感がなく、またもやられたかと、ついつい感心してしまうような手口と、刑事と詐欺師の不思議な関係に、娯楽作として充分な出来になっています。10代の役も簡単にこなしてしまうディカプリオはそんなに違和感もない一方、トム・ハンクスはいつもの存在感がやや薄れてしまって誰でもいいような役になってしまったのは惜しいです。エイミー・アダムスは新米看護師役。

 

9  her 世界でひとつの彼女

アイディアとしては面白いし、近い将来に実現しそうな雰囲気さえするので、意外とリアリティを感じられたことは驚きでした。ただやはり相手に動きがないので、次第に単調になっていくので、だんだん飽きてしまうのは否めません。精神的な交流だけではやはり耐えられなくなるのか、安定を気づくのは難しいことなのか。実体のないものだけに、不安定な関係性が最後になって一気に崩れていく様子は皮肉でもありました。それと声が完全にスカーレット・ヨハンソンなので、そのあたりどうしても声を聴くたびにヨハンソンが浮かんできてしまうのもちょっと考えものかも。主人公の友人役でエイミー・アダムスは出演。

 

 

10 ジュリー&ジュリア

もう少しコンパクトにまとめても良かったかなとは思います。それでも楽しそうに料理を作っている二人の様子を観ているのは微笑ましい気持ちになれました。夫婦仲が二組とも良いのがいいですね。趣味の延長からなんとなくのめりこんで、「大作」を作り上げたジュリア。実話ということで、極端な脚色が出来なかったのか、最後がちょっと残念ではあったのですが、彼女の前向きな明るさには救われる思いでした。最近出演作がグンと増え、売れっ子になりかけているエイミー・アダムス。今作では庶民的な役ということで、メイクもシンプルではありましたが、普通の働く奥さんにすっかりなりきっていて、好感の持てる演技でした。メリル・ストリープは相変わらずの貫禄です。

 

 

11 アメリカン・ハッスル

12 マン・オブ・スティール

13 ザ・マペッツ

14 ジャスティス・リーグ

15 ナイトミュージアム2

16 オン・ザ・ロード

17 バイス

18 ノクターナル・アニマルズ

19 エリサベス・ハーレーの明るい離婚計画 

20 ザ・マスター