●レイチェル・ワイズ 出演映画 ベスト10 | 映画いろいろベスト10 + 似顔絵

映画いろいろベスト10 + 似顔絵

まったくの独断で選んだ映画10作品。
ペイントでの似顔絵もやっています。

レイチェル・ワイズ 出演映画 ベスト10

 

コンスタントに活躍を続ける実力派女優も

そろそろベテランの域に差し掛かってきました。

作品も佳作揃いです。

 

1 ニューオーリンズ・トライアル

法廷シーンは多くはないですが、裏の世界における緊迫感がワクワクさせてくれます。裁判の結果よりも、そこまでの過程を楽しむ映画といった印象でした。ジョン・キューザック演じるニックが陪審員に滑り込み、以下企てどおりに進んで行く様子はいささか映画的ではありますが、社会派サスペンスをより盛り上げる意味では、重要な脚色でもあります。ジーン・ハックマンの存在感もさすが。レイチェル・ワイズも銃訴訟の裁判で原告支持を得るために奔走する重要な役どころ。

 ニューオーリンズトライアングル

 

2 否定と肯定

実話に基づいた社会派の法廷劇ですが、テーマがホロコーストをめぐる歴史的な論議とあって、かなり重い空気が支配しています。否定論者は論外的な立場をとるレイチェル・ワイズ演じる主人公は、正義感が強く、しかも自分を強く信じる一方、周りをなかなか信用できないキャラクター。仕方なく受けて立った裁判での弁護団とも衝突ばかり、それでも弁護団は弁護のプロとして、不利になるような証言は頑として受け入れず、しかもデボラの気づかないところで入念な準備を進めていたことで、次第に信頼を得て、最後は被告の勝利に導くという流れで、法廷劇としても見応えのあるものになっていました。レイチェル・ワイズが歴史学者を好演していて、良くも悪くも自分をしっかり持っている姿がりりしく、またいつも以上に美しかったです。

 

 

3 アバウト・ア・ボーイ

 小品ではありますが、さりげない自然な展開で感動を誘う良作に仕上がっています。ヒュー・グラントの演技が絶妙でキャスティングとしてはまさにはまり役。そして何よりも、この手の話ではきっかけによって生活態度や思考が急に変化してしまうことがよくあるのですが、この作品については実に自然で滑らかな変化なので、すんなりと受け入れることができました。学校の舞台でギターを持って歌い出すシーンはどこかペーソスもあって、ジーンとくるシーンであります。ラストもあえて白黒はっきりさせないほんわかした雰囲気で結んでいて、これも他作とは違った余韻を残す部分でした。主人公と交流を持つシングル・マザーをレイチェル・ワイズが演じています。

 

 

4 ボーン・レガシー

展開はスリリングでテンポもあるし、陰謀を企む側と利用された側の構図も明白で、主人公に感情移入しやすく、けっしてマット・デイモンの3部作にも劣ることない娯楽作に仕上がっていたと思います。特に山場であるマニラでの逃走シーンは、スピード感に加えボリューム感もいっぱいで、息をつく間もないほどの緊張感ある展開。最後はどうなるかわかっていても、ついつい引き込まれてしまいました。明らかに続きがあるというこの終わりは、多少の残尿感はあるものの、次作への高揚感をあおるものでもありました。私は面白かったです。唯一難を逃れた科学者役でレイチェル・ワイズは出演。

 

 

5 スカートの翼ひろげて

戦争という時代背景もあって、3人の女性(ひとりがレイチェル・ワイズ)青春がノスタルジックに描かれている作品です。恋愛と結婚の話がすべてになったところが残念ですが、でもそれがどの時代であっても同じである若い女性のリアルなのです。 戦時であるという背景と、田園地帯ののどかな風景の対比で、雰囲気も素敵。邦題もしゃれています。

 スカートの翼ひろげて

 

6 女王陛下のお気に入り 

レイチェル・ワイズとエマ・ストーン、女王の寵愛をめぐる二人の女性の駆け引きは実に興味深く、改めて女性の怖さを認識させられるような思いでした。一見気が利いて従順な召使の顔を見せながら、心の中は打算と計算だらけ。欲望がないふりをして、再び高貴な身分に戻りたいと、嘘と演技で次々に女王の信頼を勝ち得、同時に邪魔な存在を排除していくエマ・ストーン演じる召使。一方で感情に素直で嘘のつけないレイチェル・ワイズ演じる女王の側近は、それゆえに召使の術中にはまり、宮廷を追放され、さらには国外へと追いやられていく運命に。追い出したものの、密かに彼女からの手紙を待っている女王に対し、さらに追い打ちをかける画策で、自らの立場を安泰なものにしようとしていく召使。とにかく女の末恐ろしさがクローズアップされた、そんな時代ものでした。

 

 

7 光をくれた人

子供に恵まれなかった夫婦の前に表れた赤ん坊とすでに死んでしまった父親と思われる男。そして夫と赤ん坊を失ってしまった女(レイチェル・ワイズ)。運命が絡み合って複雑な展開の中での繊細な男女の心理を描いたドラマです。それぞれの気持ちがわかるだけに、観ている側も複雑な思いにさせられます。実力派の俳優陣による演技合戦も見どころ。

 

 

8 オズ はじまりの戦い

大人子供関係なく家族で楽しめるおとぎ話です。モノクロとカラーの使い分けなど、オリジナルに敬意を払いつつも、現代の最新技術も駆使し、映像面でも魅力のある作品になっていると思いますよ。翼のある猿、陶器の少女など、作られたキャラクターも愛らしく、また豪華女優陣による3人の魔女の競演も見どころ。ストーリー展開はいかにもおとぎ話というような王道的なものではありますが、主人公たちをついつい応援したくなるようなところは、さすがディズニーといった巧みさ。最後はちょっとほろりとさせられ、後味も良好。レイチェル・ワイズは魔女役での出演。

 

9 ナイロビの蜂

社会派サスペンスの形をとった夫婦愛の物語といったところでしょうか。ミステリー映画風に進行していく前半は、自分の知らない死んだ妻(レイチェル・ワイズ)の秘密の部分を洗い出していく回想部分が主となり、先の展開も読めずワクワクしながら観ました。後半になるとレイフ・ファインズ演じる主人公が妻の軌跡を追って真実を探っていくうちに、疑惑が愛へと昇華していく様子を、緊張感あるサスペンスの中で描いています。悪を暴き出し社会的に征伐するという政治的社会的メッセージを主体としているよりも、夫婦の愛のあり方をメインに見せたかったということのほうが大きかったのだろうことは、ラストの処理を見ても、或いは謎解き部分にそれほど意外性のある展開がないことを見ても想像は出来ます。そういった意味で社会派サスペンス作品を敢えて「愛」の物語として前面に打ち出した宣伝の仕方には誤りはないだろうとは思います。

ナイロビの蜂 

 

10 ハムナプトラ 失われた砂漠の都

荒唐無稽のバカバカしさが楽しいアドベンチャームービーです。インディ・ジョーンズの亜流作品ともいわれましたが、こちらもシリーズ化。すべてを忘れて楽しむにはもってこい。ヒロイン役のレイチェル・ワイズもこの作品がひとつのきっかけになったともいえるでしょう。

ハムナプトラ失われた砂漠の都 

 

11 ドリームハウス

12 魅せられて

13 ラブリーボーン

14 チェーン・リアクション

15 コンフィデンス

16 アレクサンドリア

17 太陽の雫

18 スターリングラード

19  I WANT YOU あなたが欲しい

20 ロブスター