●気球・飛行船映画 ベスト10 | 映画いろいろベスト10 + 似顔絵

映画いろいろベスト10 + 似顔絵

まったくの独断で選んだ映画10作品。
ペイントでの似顔絵もやっています。

気球・飛行船映画 ベスト10

 

気球や飛行船が登場する映画特集です。

 

1 オズランド 笑顔の魔法おしえます。

こういったお仕事コメディは、主人公が次第に成長していく姿に共感しやすくて、爽やかな気持ちで観られます。しかも職場が笑顔あふれる遊園地ということで、観ていても楽しくなっていくからいいですね。最初は現場仕事に意味を見出せず不機嫌だった主人公も、次第に仕事にのめり込んでいく姿と、それにつれ和らいでいく表情が良くて、ついつい引き込まれていきまして。職場の面々もみんな明るくて、こんな職場なら働きたいなと思われるものがありました。とにかく元気をもらえる楽しい作品でした。クライマックスでの新しいイベントとしての気球を使ったサプライズも素敵でした。

 

 

2 ブラック・サンデー

アメフトのスーパーボウルが開催されているスタジアムを舞台としたテロリストとそれを阻止しようとする側のダイナミック且つスリリングな攻防を描くサスペンスです。最後に会場で飛行船が爆破されるシーナは圧巻。

 

 

3 オズの魔法使

とにかく1939年にこんな美しいカラー映像を作ったというところが素晴らしい!現実をモノクロ、魔法の世界をカラーという二色わけで表現、愛らしいキャラクターにも共感できます。ドロシーを置いて魔法使いだけを乗せて舞い上がる気球のシーンも印象的。

 

 

4 ビンデンブルグ

ナチスドイツがその力を世界に誇示するために建造した大飛行船ビンデンブルグ号の悲劇を題材に、破壊予告を巡る犯人探しのミステリーが展開されます。到着時刻の変更により大惨事となるが,戦争期のナチ支配という背景の中、緊張感のあるドラマになっていました。

 

 

5 Jの悲劇

悲劇的な気球事故で始まるこのストーリー、その事故に執着する男性の男性に対する異様なストーカー映画です。心理的に追い詰められ、苛立ち、異常な言動にまで至って行く主人公の様子が、ピリピリと伝わってきて、物語の展開にひきつけられていきました。ただ、最後の結末のつけ方がオーソドックスなのが残念。似たような映画もいくつかある中で、オリジナリティのあるひねったラストが欲しかったところです。さらには、主人公と恋人の関係も、なんとも救われない気持ちのまま終わってしまったのも、後味の悪さを残しました。

 

 

6 スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー 

セピアっぽい映像で独特の雰囲気を出していますが、演技派の出演陣も肩の力が抜けて楽しんでいる様子が伝わってきます。時代は1939年でありながら、ビルに停泊する飛行船、空に浮かぶ滑走路や遠隔操作の巨大ロボットなど、中身はSF映画そのもので、その取り合わせがこの作品の特徴でもあります。展開はこれといって目新しいものではないですが、力を抜いて気楽に観る分には充分楽しめる作品になっていました。

 

 

7 チキ・チキ・バン・バン

男爵の乗る飛行船を追い続けるポンコツ自動車。ファミリー映画らしく家族揃ってのアドベンチャーシーンが続きますが、追っ手のドジっぷりが愉快です。

 

 

8 クローゼットに閉じ込められた奇想天外な旅 

主人公が語る体験談といった形で進んでいく物語なので、なんだかんだあっても、ここの場所に戻ってきたということは確定している分、ハラハラ感は薄れます。その分彼のキャラクターもあって、どんなに大変な事態に出くわしても、のどかな空気感を覚えます。そして行く先々で美女と出会って親しくなるという都合のよさを観ると、結局は自慢話なんだなということで、結果的にはお気楽なロードムービーといった趣でした。逃げ込んだ気球が墜落しそうになるシーンも見どころの一つ。

 

 

9 八十日間世界一周

オールスターキャストによる豪華な世界旅行ムービーです。いろいろな移動手段が出てきますが、当然のように気球も使われます。作品としては全編的に流れが平坦でなんとなく盛り上がりに欠ける面があり、時差のトリックも最初から読めました。観光気分を味わうのにはいいかもしれないですが、この作品がアカデミー最優秀作品賞ですから、いろいろと時代背景もあったのでしょうね。

 

 

10 気球クラブ、その後

気球クラブに所属していたメンバーが、そのリーダーの事故死をきっかけに集まることになりのですが、前半は携帯電話のやりとりでストーリーを進行させていくという、思い切った作り。意図は分かるのですが、チープな映像で、いまひとつ狙いが伝わりませんでした。青春群像劇という興味あるテーマでしたが、乱雑な印象が残ってしまいました。しかしその中でも、やはり永作博美の存在は光ります。特にこの作品では、華のある役者が少ない中、抜群のアピール度。謎のある不思議な女性をこの作品では演じているのですが、見事な演技です。残念ながら作品の質がそれについていくことができていないのですが、彼女がいなかったら、さらにチープさが増幅していたことと思います。園子温監督作としてはやや異色の映画ではあります。

 

 

『イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり』は当地では今後公開予定。