●醜い容姿に悩む映画 ベスト10 | 映画いろいろベスト10 + 似顔絵

映画いろいろベスト10 + 似顔絵

まったくの独断で選んだ映画10作品。
ペイントでの似顔絵もやっています。

醜い容姿に悩む映画 ベスト10

 

1 ペネロピ

素敵なラブ・ファンタジー映画です。呪いをかけられて豚鼻になってしまったヒロインのペネロピをクリステイーナ・リッチが好演しています。どちらかというと、ひねくれていたり、斜に構えていたり、変にスレていたりといった役柄の多いリッチとしては、外見こそ異様ながら、中身は純粋な普通の女の子という役柄は、かえって新鮮に写ります。どうしたら呪いを解くことができるか、特にペネロピの母親が躍起になっているエキセントリックな様子と対照的な様子が面白く、自分の惨めな姿を恥ずかしがって、自信もない、何もできない、そんな自分から抜け出そうと行動に移す姿はいじらしいくらいです。

 

 

2 シュレック

人里離れた森でひっそりと暮らす怪物シュレック。一方美しいフィオナ姫も、夜になると醜い怪物の姿になってしまう…。アニメだと期待せずに観たらこれがなかなかどうして。続編が作られるのも納得の面白さ。一気に魅せてしまう展開と鮮やかな映像で見事なエンターテイメントとして仕上がっていました。

 

 

3 エレファント・マン

鬼才リンチの才能が遺憾なく発揮された作品。モノクロの特徴を生かして時代の雰囲気を巧みに見せつつ、グロテスクなエレファントマンの形相で興味を惹きつけ、さらにそこに秘めた苦悩を余すところなく描き出しています。一筋縄ではいかない個性の強い作品に仕上げ、しかも下手をすると珍奇な人物を見せただけで終わってしまいそうなところを、ドラマとして悲哀あふれる作品に仕上げるところはさすが。

 エレファントマン

 

4 シラノ・ド・ベルジュラック 

とにかく鼻の大きいぶ男の実らない思いを切なくもロマンチックに描いた異色のラブ・ストーリーです。ジェラール・ドパルデュー演じる鼻デカ男の詩人ぶりと、好きな相手に好きな気持ちを間接的にしか伝えられない悲しさ。好きな相手が好きな相手が超美男子と死って、身を引かざるを得ず、それでも好きな相手に成り代わって手紙で思いを伝える一途さ。それがようやく通じた頃には時すでに遅し。一途な男の悲しい恋物語でした。

 

 

5 ビーストリー

魔法によって、自分の醜い心をそのままに表す恐ろしい容姿に変えさせられてしまった人気者の高校生が、本当の愛を求めてさまよう学園・ラブファンタジーです。気軽に観られる作品で、なかなかキュートな映画でした。確かにイケメンの主人公、そしてヒロインのヴァネッサ・ハジェンズと二人とも可愛らしく、この役にはぴったり。ゴスメイクのいかにも魔女風のキャラクターも、なぜそんなふうなのか、魔法の由来は?などというバックグラウンドは一切省き、とにかく魔法を使える変わり者の高校生として登場してくる不思議さがまたいいです。

 

 

6 美女と野獣

何度か映画化されていますので、そのどれというわけではないですが、魔法で醜い姿にされてしまった王子と美女との恋を描く定番の物語。近年でもエマ・ワトソン版だったり、レア・セドゥ版だったりと、とにかくよく作られています。結末が分かっていながらも、明確な悪役が物語をかき乱すことで、ハッピーエンドに向かって盛り上がっていくという構図は安心して観られます。

 

 

7 顔のない天使

メル・ギブソンが監督したヒューマンドラマは、顔を火傷して醜い容姿となったがゆえに、人と離れて暮らす主人公の男と少年の心あたたまる友情話です。いささか作りっぽいところはりまするが、子役の男の子が好演していて、監督に主演にと張り切るメル・ギブソンを支えている感じがよかったです。

 顔のない天使

 

8 グリンチ

性格も悪ければ容姿も醜い、そんなグリンチにジム・キャリーが見事に大変身。言われなければわからないほどの本格的な変身ぶり。子供への教訓も込めたようなファンタジーとなっています。

 

 

9 世界で一番醜い女

あまりの醜さに、彼女を産んだ母親さえショック死させてしまったという女性を主人公にした、こてこて(?)のブラックコメディ。ただラストがちょっと甘すぎます。ハッピーエンドでほっとする結末といえばそれも悪くないのかもしれないのですが、そこまで不条理と不機嫌で引っ張っていっただけに、ドギツイままで終わって欲しかったというのが正直なところ。ある意味でこれは近未来ファンタジー、あるいは御伽噺といえるのかもしれません。

 

 

10 フランケンシュタイン

醜い男の代表格と言えばフランケンシュタイン。こちらもいろんな形で映画化されているキャラクターですね。