●ジュリー・ウォルターズ 出演映画 ベスト10 | 映画いろいろベスト10 + 似顔絵

映画いろいろベスト10 + 似顔絵

まったくの独断で選んだ映画10作品。
ペイントでの似顔絵もやっています。

ジュリー・ウォルターズ 出演映画 ベスト10

 

英国の渋いベテラン女優さんを取り上げます。

ランキングに入りませんでしたが、ハリー・ポッターシリーズでもおなじみです。

 

1 リトル・ダンサー

バレエを志す少年を描く名作ですが、そのバレエの教室を開く先生がジュリー・ウォルターズです。舞台はイングランドの炭鉱町。炭鉱町を舞台にした映画に傑作が多いのですが、今作もその一つ。主人公の少年の周りに個性的なキャラクターを配し、家族の反発を受けながらも、バレエの道を着実に進んでいく健気な姿に感動を誘われました。

 

2 ステッピング・アウト

ライザ・ミネリが主演を務めたタップダンス教室を舞台にした映画です。ジュリー・ウォルターズは新入りの生徒をえんじています。とにかく観ていて非常に楽しくなる映画でした。涙あり、笑いありで、田舎町の教室の素人ダンサーと教師の交流があたたかく描かれています。俳優それぞれが個性を発揮、ダンスの上達過程が上手に演じられていてよかったです。。

 

 

3 ワンチャンス

夢と情熱とユーモアと思いやりにあふれた素敵なサクセスストーリーです。誰もが難しいことを考えずに素直に主人公を応援でき、爽やかな気持ちになれる作品ではないでしょうか。気持ちよく鑑賞することが出来ました。ジェームズ・コーデン演じるポールの醸し出す人のよさそうな雰囲気がいいですし、それ以上に彼を支える奥さんや上司のキャラクターもまた味わいがあります。特にこの奥さん、彼にどんなことが起ころうと、才能を信じて背中を押してあげ、応援し続ける姿は実に素晴らしく、まさに妻の鑑、彼女いてこそのポールという感じです。こんな素敵な奥さんに巡り会えて、羨ましいとさえ思ってしまいました。オペラに造詣が深くなくとも十分に楽しめるでしょう。ジュリー・ウォルターズは主人公の母親役。

 

 

4 ブルックリン

仕事も出会いもない、人間関係も煩わしいそんな田舎を飛び出して移住を実行した主人公。ホームシックにかかりながらも、勉強や恋に新しい生きがいを見つけた矢先の、優しかった姉の死。帰郷した田舎では、かつて得られなかった仕事や恋が手に入るようになっていて揺らぎだす心。しかしながら、やはり田舎は田舎。自分のいる場所はどこなのか、迷う主人公の気持ちがよく伝わってくるような作品でした。得てして田舎というものはこういうものなのかもしれません。世間が狭く、とかく、周りの人はみんな自分を知っている。お節介を焼いてきたり、噂話であることないことあふれかえったり。それもまた見方を変えれば良いことにもなるのでしょうが、彼女にとっては既に故郷は自分が生きていく場所ではなかったのですね。時代を感じさせるようなファッション(特に水着のダボダボ感!)も雰囲気があって良かったです。ジュリー・ウォルターズは下宿の寮母さん。

 

 

5  パディントン

シンプルだけれど、パディントンに愛嬌があって、想像以上に楽しく観ることができました。ファミリーで安心して楽しめる作品です。とにかくパディントンのキャラクターが良くて、良い子なんですよね。おじさんおばさん思いで、人の話をそのまま信じ実行する素直さ。それでいて初めて観る歯ブラシやトイレ、セロテープをもてあましてとんでもない失敗を犯してしまうのですが、それがまた憎めないのです。しかも自分が邪魔者になっていると聞くと、黙って置手紙を置いて出て行ってしまう健気さ。たまりません。ニコール・キッドマンが悪役を一手に引き受けて、シリアスな作品とは違った一面を見せてくれているのも嬉しいところ。良かったです。ジュリー・ウォルターズは住み込みの家政婦さん。

 

 

6 パディントン2

子どもにも迷わずに薦められる良作で且つ大人もそれなりに楽しめる作品ということで、前作に続いてよくできた作品になっています。家族や仲間思いの優しさ、そして見返りを求めない親切の数々、人を見た目や聞いたことで判断しない心、周りから好かれるのもごもっともで、主人公は見習うべきことが多い熊なのです。わかりやすくヒュー・グラント演じる売れない俳優を悪役に仕立てて、みんなでパディントンを助けようと奔走する姿は、道徳的な要素もあって、家族で観るのに相応しい内容。ぬいぐるみも愛らしくて、すっかりファンになってしまいそうでした。

 

7 ジェイン・オーステイン 秘められた恋 

ジェイン・オーステインの小説の雰囲気を損なわないように、まるで彼女の作品のひとつかのような物語が展開され、ファンの期待は裏切らないものになっていたと思います。今とは大きく違う時代背景や価値観の中で、愛情と財産と家族のどれを選択するのか、すべてを同時に手に入れることができない状況の中、若いヒロインの苦悩が切々と伝わってきました。一見遊び人のジェームズ・マカヴォイ演じるトムも、実はなかなかの好青年だったのですよね。素敵な恋愛小説を書いてきたジェインが恋に落ちる相手ですから、やはりそれなりの人物でないとね。この作品を観ると、彼女の作品の中で描かれる男性たちのキャラクターにも結びついてきて、そのあたりもなかなか興味深かったです。ジュリー・ウォルターズはオースティン夫人を演じます。

 

 

8 カレンダーガールズ

基本的にはコメディですが、実話に基づいた真面目な友情と勇気の話でもあります。友達の望みのためにまさに「一肌脱ごう」という話なのですが、わいわいがやがやおばさんたちが不安になったり、自信を持ったり、その心の動きが微笑ましい。家族やマスコミを巻き込んだ大騒動に発展し、次第に自分を失いかける主人公を温かく見守る夫の存在がまた優しく、英国映画らしい温もりの感じられる作品でした。そんなおばさんの一人をジュリー・ウォルターズが演じています。

カレンダーガールズ 

 

9 マンマ・ミーア!

とにかく「ABBA」ということが全ての作品、ABBAの曲を知っていれば知っているほど楽しめると思いますし、ABBAを知らなければ、キャストだけは豪華だけれど一流には程遠い、とりあえず作ってみただけのミュージカル作品といったところではないでしょうか。次から次へと出てくるヒット曲の数々を聴いているだけで楽しい気分になってきます。次はどの曲がくるか、あの曲はまだ出てこないのか。それだけで十分、それが全てといった作品でした。メリル・ストリープ演じる母親の友人としてジュリー・ウォルターズは出演。

 

 

10 メリー・ポピンズ リターンズ

ミュージカルとしてはなかなか本格的で、スケール感のある映像に仕上がっています。母親を亡くした後、家をとられそうになった子供たちとその父親を助けるべく、風のように現れて、そして目的を果たすと風のように去っていくメリー・ポピンズの、まるで正義の味方か、救世主のような存在感が、作品中に不思議なムードをうえつけていました。子供たちをメインに据えながら、大人のちょっとした恋物語なんかもいれこんで、家族で明るく楽しめる快活で温かい作品でした。ジュリー・ウォルターズは家政婦さん。