●身代金映画 ベスト10 | 映画いろいろベスト10 + 似顔絵

映画いろいろベスト10 + 似顔絵

まったくの独断で選んだ映画10作品。
ペイントでの似顔絵もやっています。

身代金要求映画 ベスト10

 

身代金を要求したり、要求されたり。

 

 

1 誘拐

3億円の身代金をもって、犯人に踊らされている様子がテレビで中継され、いわゆる劇場型の犯罪を描いた作品ですが、意外な犯人といい、緊張感を最後まで保ち続けて、サスペンスと人間ドラマがきちんと融合して見応えがありました。

誘拐 

 

2 g@me.

偽装誘拐の身代金は3億円。さすが東野圭吾ということで、ストーリーは二転三転繰り返す展開は見事で、見応えのある作品に。特に仲間由紀恵がいい。気の強くなかなか自分に素直になれないお嬢様を熱演していて、ある部分現実離れした設定にも関わらず、リアリティを与えています。サスペンスに付随して盛り込まれる恋愛のシーンが意外に多く、娯楽映画としてはOKなのですが、ここまで強く惹かれ合う過程がいまひとつピンと来ないのも事実。

 g@me.

 

3 大誘拐 Rainbow Kids

誘拐したはずのおばあちゃんに逆に翻弄される若者たちの情けなさ、一方でおばあちゃんのかっこよさ。そんな逆転した関係を描いた痛快コメディです。百億円というとてつもない誘拐金の行方はいかに?ストーリー自体は「こんなのありえないよ」という奇想天外な話なのですが、そこは映画。深く考えずに楽しみましょ。

 大誘拐RainbowKids

 

4 サブウェイ123

途中でだれることもなく、最初から最後までスピード感を持って一気に見せてしまうところには力強さを感じましたし、本筋とは関係ない背景のドラマも極力廃して、主軸のサスペンスの展開一本に絞って見せたことが、うまく成功したのではないでしょうか。俳優陣も演技派を揃えたことで重厚さが増しまたし、大まかに観れば面白くドキドキしながら観ることができました。

 サブウェイ123

 

5 ゲティ家の身代金

実在の事件にフィクションを加えたという説明が最後にありましたが、身代金誘拐事件に際して狙われた大金持ちのあまりにものケチさに、誘拐犯だけでなく、離婚した母親が元義父との闘いに巻き込まれていく焦燥感が全編に現れていました。耳を切断するシーンには目を背けざるを得ませんでしたが、金を手に入れるまでは殺さないということもあって、観ている側は息子の無事は判ってはいるものの、母親にとってはたまったものではないでしょう。しかも祖父がまったく協力していない…。むしろ犯人との交渉はカットして、いつの間にか金額が値切られていたりもしたのですが、身内同士の交渉の方に重きを置いていた作りになっていました。ミシェル・ウィリアムズも10代の息子の母親を演じる年になったのですね。

 

 

6 ある愚か者の悲劇

なんとも不思議な趣きのあるミステリー・タッチ風の人間ドラマが繰広げられます。最後に謎解きを観客側に投げてしまって本編を終えるという挑戦的な姿勢も見られ、一筋縄では行かないぞという意志を終始見せつけられます。かなり社会派的な匂いも漂うし、ある意味捕らえどころのない映画。誰もが怪しい人物に思えてしまう独特の人物描写もまた、ミステリーを深める要素になっていました。

 

 

7 普通じゃない

こちらも偽装誘拐での身代金要求。サスペンスあり、ファンタジーあり、でも結局はラブ・コメディということに落ち着く感じの作品です。キャメロン・ディアスの魅力はもちろんですが、天使を演じるホリー・ハンターがいい味をだしています。ストーリーにはやや無理があるような気もして、気づいたら終わっていたというのはありました。神様に頼るところも安易。それでもエンディングの映像はしゃれていて好きです。

普通じゃない 

 

8 殺したい女

コメディではあり、大げさな状況が次から次へと出てきて、現実的ではないですが、複雑でテンポの速い展開はオリジナリティがあって良い。主役がデヴィートという時点でまずはコメディであることは間違いないわけで、それを期待しながらも、身代金をめぐる目まぐるしい展開には恐れ入りました。

 殺したい女

 

9 誘拐の掟

孤高のアクションヒーローと化してしばらくたつリーアム・ニーソンですが、またもやその範疇にピタリとはまる役柄を演じています。一旦は断りながらも不穏な空気を感じて依頼者の復讐に一役買って出たところで、殺し合いに巻き込まれ、最後は一人生き残るという、まさにパターン通りの展開ですが、この手の作品はそれこそが求められている役割。それをきちんと果たす姿にも余裕と貫禄が出てきています。

 

 

10 身代金

息子を誘拐された夫婦に要求された身代金は200万ドル。誘拐をめぐる犯人と被害者の親、そしてFBIとの攻防を描くサスペンスは、先がどうなるかというよりも、どうやって「一件落着」という解決に進んでいくのかが焦点となっていて、緊迫感より安心感が上回ってしまうので、サスペンスとしてはどうなのか。

 身代金