●クィーン・ラティファ 出演映画 | 映画いろいろベスト10 + 似顔絵

映画いろいろベスト10 + 似顔絵

まったくの独断で選んだ映画10作品。
ペイントでの似顔絵もやっています。

クイーン・ラティファ 出演映画 ベスト10

 

歌手としても有名で、

俳優としても貴重な黒人パイプレイヤーとして活躍。

ノリのいい明るい雰囲気で、作品を華やかなものにしています。

 

1 シカゴ

素晴らしいミュージカルの世界に惹きこまれてしまいスクリーンに釘付け。セリフと歌の繋ぎが上手に処理されているので、全く違和感のない歌のシーンへの移行がなされているのが何よりの強み。それぞれのシーンがそれぞれに異なったムードで演出されていてまったく飽きが来ないのです。普通の俳優が歌もダンスも頑張ってこなしているところに好感が持て、中でもゼタ=ジョーンズの迫力あるボーカルと踊りはさすがオスカーをとったということだけあって、目を見張るものがありました。買収される女看守の役でクイーン・ラティファは出演。

 

 

2 ヘアスプレー

「グリース」のジョン・トラヴォルタ、「グリース2」のミシェル・ファイファー、「シカゴ」のクイーン・ラティファと、私の好きなかつてのミュージカル映画のスターが大集合ということで、始まるや否や、のっけから挽きつけられました。あとはこれでもかこれでもかという、歌と踊りと懐かしさを感じる素敵な衣装。好評なのも納得の素敵なエンタテイメントに仕上がっていました。映画としての成功は、まずは主演のおデブの女の子、ニッキー・ブロンスキーを見つけたことでしょう。とにかく彼女の笑顔が最高にチャーミングで素敵なのです。歌えて、踊れて、底抜けに明るくて、笑顔が輝かしい彼女をヒロインに据えたことで、半分以上この映画の成功は決まったといえるかもしれません。

 

 

3 リリィ、はちみつ色の秘密

母親を亡くし、心に傷を負った14歳の少女を演じたダコタ・ファニング、その子役の時代からの成長ぶりで、みずみずしい演技を見せてくれています。人種差別という問題をやるせなく描きながらも、人種に関係なく通い合う人の心を暖かく描いた好編になっています。養蜂場を営む一家の長女をクイーン・ラティファが演じます。

 

 

4 セット・イット・オフ

4人の黒人女性(その一人がクイーン・ラティファ)が、堅い友情で結ばれた末に起こした銀行強盗。結局そのうち3人が死んでしまう悲劇も、友情からくるものとあり、ジーンとしみるものがあります。銀行の黒人男性もまたカッコイイ。大スターはいないですが、いい作品です。

セットイットオフ 

 

5 僕が結婚を決めたワケ

この邦題を聞くと、完全にラブコメディだと思ってしまいます。確かに「ラブ」の要素もあるのですが、それ以上に男同志の友情の話という部分が強く、原題からしても、ややこの邦題はズレていたかもしれませんね。さて肝心の作品ですが、まずまずといったところでないでしょうか。ヴィンス・ヴォーン演じる主人公ロニーが悩みながらもどんどん暴走していく様子、そしてそれに周りが勘違いしていく様子、観ていてやきもきしながらも、くすっと笑ってしまったりと、テンポよい展開は飽きなかったです。ベテランぜいが揃って目新しさは薄いものの、まずは安心して時間を潰せるような類の映画でした。

 

 

6 ベガスの恋に勝つルール

酔っ払って結婚式をあげてしまった二人に「罰」として結婚生活を送らせるという、よくもまあこんなことを考えたものだという設定。ただし、反発しあう男女がひょんなことから同居するはめになり、そのうちに惹かれあって最後はめでたしめでたしというパターンは、ラブコメディの形として以前からあるものの1つではあります。そういった意味で、どういう過程をとりながら二人が結ばれていくのか、そしてその中にどれだけ「コメディ」の部分を盛り込むことができるかということに、勝負がかかっているわけです。それでもってこの作品、そんな観点から観ても、まずは及第点といったところではないでしょうか。クイズーン・ラテイファは結婚カウンセラーをつとめる医師役。

 

 

7 バレンタインデー

多くの登場人物をそれなりに上手にまとめていますし、それぞれの結末も悪くはありません。ただ、登場人物たちのキャラクターづけが、やや平凡だったようには思います。特に肩入れしたくなるような魅力的な人物があまりいなくて、強いて言えばアシュトン・カッチャー演じる花屋さんぐらいだったかな。出来の良いラブコメに感じるようなキュンとした切なさのようなものが、ちょっと薄かったようには思います。豪華キャストも華やかですし、軽い気持ちで観る分には悪い作品ではないのですが、全体としては凡作にとどまってしまったことが残念でした。アン・ハサウェイ演じる秘書の上司をクイーン・ラティファが演じています。

 

 

8 ボーン・コレクター

結局犯行に関しては犯人を暴き出して、被害者を助けることが出来なかったので、後味の悪さは残ります。また伏線もあまりはっていないので、犯人が出てきた瞬間はどこか唐突な印象が残ったのも事実。デンゼル・ワシントンは動きのない演技ながら抜群の存在感を見せ、アンジェリーナ・ジョリーも決して負けていません。その点では評価できるのですが、大きな機械を次々に自宅に持ち込んで、動けない警官に捜査の指揮を取らせるというのは、現実感が薄い。スーパー警察官に主人公を仕立て上げてしまっているのは、身障者という状況にあまりに頼ってしまって、結局本来の物語に説得力がなくなってしまっているように感じました。ラティファは看護師役。

 

 

9 主人公は僕だった

12年もの間同じ日々を繰り返すという奇異な設定のアイディアは面白かったですが、せっかくの設定の面白さを生かしきれなかった印象です。やや人情的な方向に流されすぎで、もっと知的な展開を観たかったかな。出版社から送り込まれた作家助手役をラティファが務めています。

 

 

10  TAXI NY

クイーン・ラティファとしては貴重な主演作。タクシーシリーズの番外版といったところでしょうか。コメディ的要素がやや弱く、とぼけた味の二人の主役が魅力だったフランス版に比べ、情けなさだけがクローズアップされ、憧れの警部補もいまひとつキャラクターは弱い。クイーン・ラティファだけはさすがにキャラクターがたって存在感を示しているが、全体としては前作までの焼き直し部分も多く、凡作で終わっていました。