●冷凍睡眠映画 ベスト10 | 映画いろいろベスト10 + 似顔絵

映画いろいろベスト10 + 似顔絵

まったくの独断で選んだ映画10作品。
ペイントでの似顔絵もやっています。

冷凍睡眠映画 ベスト10

 

SF映画でよく使われる冷凍睡眠。

長い間冷凍状態で眠り続け、

目覚めたらとんでもない年数が経過しているという、

現代人を未来へ送り込むための、

あるいは何億光年離れた場所へ人類を送るための、

都合の良い技術です。

 

1 パッセンジャー

限られた空間と登場人物ですが、SF映画らしい映像を楽しむことができました。やはりこんな未来があったら凄いだろうなと思わせるのがSF映画の醍醐味。豪華な船室や未来的な娯楽、機械的な食事システムなど、船内の様子を眺めているだけでもワクワク感を誘います。そこに一人きり冷凍睡眠から目覚めた男が、道連れとばかりに美女を目覚めさせてしまうのですが、そこにある葛藤から下心がまた極限に置かれた男の性みたいのが現れていて、自分だったら?と考えながらの鑑賞。目覚めた女、当然誰の目もない広い空間では、好きな時に好きなように発情するがごとくむさぼり合うのも仕方ないところ。さらには機械のバーテンダーならではの「秘密はない」という言葉をそのまま鵜呑みにしての秘密の大暴露。当然女は怒りますよね。最後にはもう一人も目覚め、宇宙船は大変なことになるのですが、なかなか面白かったです。

 

 

2 プロメテウス

未知の惑星探査のために宇宙探査船に乗り込み、冷凍休眠している間に目的地を目指すのですが…。結局リドリー・スコットですから、方向性としてはグロテスクさ満載のホラーだったのですね。単純に宣伝から受けたイメージだけで観に行ったので、意表を突かれたところはありますが、この世界嫌いではありません。結構お金もかかっているでしょうし、今の時代ならではの技術を駆使したスケール感のある映像や、振動がシートにまで響いてくる爆音で、十分に楽しませていただきました。それに、知名度のある俳優が必ずしも最後まで生き残るとは限らない展開も○。

プロメテウス 

 

3 オースティン・パワーズ/オースティン・パワーズ:デラックス

タイムマシーンと冷凍睡眠と、なんでもありのおバカコメディです。映像や言葉での遊びが散りばめられていて、1作目より2作目の方が、個人的にはより「笑える」映画になっていたように感じました。色の使い方も派手で、60年代の古いセンスがかえっておしゃれ。冒頭のリモコンのシーンが可笑しかったです。

 オースティンパワーズデラックス

 

4 フォーエヴァー・ヤング 時を超えた告白

事故にあい昏睡状態になると、冷凍冬眠の実験台となった主人公。そして50年後、突如目覚めてからの物語はロマンティックなラブ・ファンタジーです。テンポもよく、あっという間にクライマックスまで行ってしまいました。現実的でないのはもちろんなのですが、それを感じさせない少年や母親の温かさに触れながら、自分の過去に到達していく主人公に、なんとなく優しい気持ちになれる映画でした。

 フォーエヴァーヤング

 

5 エイリアン4

冷凍睡眠中に誘拐された宇宙船クルーたちが積み荷として発見されるところから、4作目は動いていきます。ビジュアル的な不気味さがいっそう増して,ホラー的色合いが濃くなっていました。狭い船内の中で行動は限られていて、展開に広がりがないのが難で、展開が広がりにくかったのはあります。

 

 

6 デモリションマン

1996年に冷凍刑に処せられた刑事が、2023年に解凍されて甦ったシルヴェスター・スタローン。設定自体はバカバカしいものですが、それなりに楽しめます。スタローンですから、最後はまあお決まりの対決になりますね。

 

 

7 帰ってきたシャーロック・ホームズ

なんとあま名探偵ホームズまでが冷凍されて、甦った時代で大活躍という、奇天烈な設定をよく考えますね。わざわざホームズである必要性は感じられないのですが、まあ、話題性は大事ですからね。話自体はシンプルで分かりやすいものになっていました。

 

 

8 バンドラム

滅亡寸前の地球を逃げ出し、冷凍睡眠状態で宇宙船に乗り、遠い惑星に向かうのですが…という冷凍睡眠ものの王道。B級テイストは強いですが、そのわりには映像面できちんと作っている感じがしました。もっともデニス・クエイドが出ているわけですから、そこそこのお金は使っているのでしょう。基本的に密室なので、だんだん飽きてくるのは、もう一工夫足りないというとところでしょうか。ただ緊張感やスリルはそこそこにあり、まあまあといった感じ。

 

 

9  Jam Films

オムニバスの中の一作が冷凍睡眠もの。睡眠から目覚めた大沢たかお演じる男の不思議な体験を描いていますが、作品自体全体的に中途半端。

 

 

10 ゴッド・ディーバ

冷凍冬眠のコンテナから政治犯が目覚めるという展開があるSF映画でしたが、独特の世界についていくのが大変でした。