●ボクシング映画 邦画篇 ベスト10 | 映画いろいろベスト10 + 似顔絵

映画いろいろベスト10 + 似顔絵

まったくの独断で選んだ映画10作品。
ペイントでの似顔絵もやっています。

ボクシング映画 邦画篇 ベスト10

 

ずっと敢えて取り上げずにいたテーマはボクシングです。

まずは肩慣らしで邦画篇から。

 

1 ラブファイト

幼なじみの男女による青春ボクシング映画です。男勝りで成績優秀容姿端麗の主人公を演じる北乃きいのきりっとした表情が素晴らしいです。そしてヘタレ男子役の林遣都がボクシングに取り組む姿もまた爽やか。元日本チャンピオン役の大沢たかおの存在がドラマとしてもきちんとしめています。いい映画でした。

 ラブファイト

 

2 キッズ・リターン

北野武独特の間合いが生きている作品です。まだ荒削りな主人公二人でしたが、その後の活躍をみるとキャスティングの目の確かさもなかなかのもの。真っ当な道に行ってもそうでなくても結局は挫折してしまう駄目コンビですが、それがどことなく大らかな視線で描かれていて、微笑ましささえ感じてしまうのです。ラストシーンも爽やかで後味もよい。

 

 

3 ボックス!

好感の持てる青春スポーツ映画になっていたと思います。横道に大きくそれることなく、あくまでもボクシングの試合を主軸に整理して構成していったことで、結果的に感情移入しやすく、しかも分かりやすい作品に仕上がりました。あくまでもボクシングを通して、選手としても人間としても成長していく様子を丁寧に描いたことが、成功に繋がったのではないでしょうか。

ボックス 

 

4 あゝ、荒野 前篇/後篇

後篇はボクシングのシーンが中心に組まれ、本格的スポーツ映画の趣となっています。親同士の因縁を知っても、親友でありライバルである関係に揺らぎはなく、壮絶な撃ち合いのシーンまで、ジムの廃止話も絡めて、盛り上がっていきます。顔を変形させ、血だらけになっての試合のシーンは、それだけで迫力満点。

 

 

5 どついたるねん

赤井英和自身をモデルに自身が演じるのだから、一番しっくりするのは当然と言えば当然なのですが、監督、俳優ともデビューになる粗削りさが題材にもマッチして、魅力的な作品になっています。元ボクサーと現役ボクサーの試合シーンだけにリアリティも抜群。今の赤井と阪本を作った作品といっても過言でないでしょう。

 

 

6 百円の恋

安藤サクラはもはや大御所の貫禄。引きこもり時期のゆるみにゆるんだ体型と、ボクシングで絞った体型と役作りも見事。ほんとうにどうしようもないプー太郎に見えてきますし、観ている者に嫌悪感を抱かせる仕草もさすが。そんなプー太郎が一歩前へ踏み出す映画として、ユーモアをたくさん折り込んでの作品は、芸達者に支えられて楽しむことが出来ました。出てくるのがみんなダメな人間ばかりなのですが、どこか愛おしくもあり。ボクシングの結果も、また一子らしいといったところでしょうか。

 

 

7 ウェルター

べたべたな展開ですが、アイドルボクサーの福田健吾の現実と虚構が重なって、熱い魅力のある作品になっています。友情に厚い少年院の男たちの清々しさに好感が持てました。かつての大映ドラマの雰囲気もありますが、それ以上に爽やかも感じさせます。

 

 

8 打倒 ノックダウン

典型的なスポコンもの。ボクシングでなく「拳闘」と呼んでいるのが時代を感じますが、まだまだ世界チャンピオンが大きな頂出会ったころ、一方で国内で人気だったボクシングという競技の熱を多大に感じました。ドラマは至ってシンプル。主人公の素質を買うジムの会長と、傷つけられた兄の為に金を得ようと真剣に取り組み始めた青年。それがいつしかボクシングにのめり込んだ末のクライマックスの闘い。さらにその戦いの後がまた強烈な後味を残します。

 

 

9 子猫の涙

五輪のボクシング競技のメダリスト森岡栄治の半生を、娘の視点から描いたドラマは、総じて好意的な目線で語られているこの作品、オリンピックメダリストに対する敬意がにじみ出ていて、観ていて好感の持てるものになっています。仕事もしないで女遊びに呆けていても、奥さんに出て行かれても、彼に対する愛情と尊敬の念を持って描かれているため、どうしようもないだめ人間としてでなく、不器用だけれど人間味溢れる愛らしい一人の男としてスクリーンに映し出されているのが、なんとも暖かく感じられました。

子猫の涙 

 

10 あしたのジョー

ライバルを演じる山下智久・伊勢谷友介の意気込みといったものは十分に伝わってきましたし、ボクシングフリークの香川照之はいつも以上に力が入っていました(ちょっと力み過ぎなぐらいな)。ストーリー的にも、誰が見ても分かるように最初から順序立てて構成し、良くも悪くも特定の部分だけにスポットを当てて集中的にドラマを描くということも避けたようです。実際のボクシング競技としてのリアリティに近づけるというよりは、コミックとしてのあしたのジョーに近づけるというところを目指した映像になっていたように思います。

あしたのジョー