●ダニエル・クレイグ 出演映画 ベスト10 | 映画いろいろベスト10 + 似顔絵

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まったくの独断で選んだ映画10作品。
ペイントでの似顔絵もやっています。

ダニエル・クレイグ 出演映画 ベスト10

 

ジェームズ・ボンドでおなじみ。

もちろんそれ以外の作品もたくさん出演しています。

 

1 ミュンヘン

大きな社会的テーマを前面に出しながらも、サスペンスタッチの娯楽作品としても一級のものに仕上げる力はさすがスピルバーグです。2時間40分あまりの長尺をほとんど感じさせません。込められたメッセージはもちろん「テロ」とそれに対する「報復」。特に報復の正当性というものに対し、観ている側に大きな課題を投げ掛けてきます。報復は新たな報復を呼ぶ、まさにいたちごっこできりがないのです。もちろんテロは悪い。どんな意義があろうと悪いことであるというのは誰でも頭では分かっていること。ではその悪いことをした報復はどうなのか?スピルバーグが今この時代に、敢えてミュンヘンの惨事を映画にしてということに意義を感じる作品でした。ダニエル・クレイグは報復実行部隊のメンバー役。

 

 

2 ドラゴン・タトゥーの女 

ダニエル・クレイグ主演作。スウェーデン版にも近い形で作られているので、そちらを観ていると新鮮味はなかったですが、ヒロインのゴスファッションにも見慣れたせいかもしれません。ただそのせいかどうか分かりませんが、ミステリーとしてはすんなり頭に入ってきやすかったです。ようやく続編に動きが…。

 ドラゴンタトゥーの女

 

3 パワー・オブ・ワン

人種差別に闘う英国少年の成長と黒人たちとの交流を、恋愛もからめながら描いている、メッセージの強い青春映画。題材がまじめなテーマで実直に表現しています。ダニエル・クレイグは収容所にやってきた兵士の一人で小学生時代のいじめっ子役。

 

 

5 007 カジノロワイヤル

個人的には、前任のピアース・ブロスナン、あるいはロジャー・ムーアのような、軽妙でユーモアがあり、どちらかというと軟派な感じのボンドの法が親しみがあって好きなので、ダニエル・クレイグ演じるボンドはややまじめで硬派すぎる感じはしました。本気で女性を愛し、そのためには仕事も辞めようかという人間らしさは、今までのボンドたちにはあまり見られなかったキャラクターでしょう。ただし、そのキャラクターに合わせたストーリーは、荒唐無稽で派手なものから軌道修正され、しまったものになり、見応えはあります。カジノの場面での心理戦は、動きがない場面でもスリリング。敵と味方が入れ替わり、二転三転する緊張感ある展開は硬派のボンドにはぴったりです。

007カジノロワイヤル 

 

6 ドリームハウス

「霊に取りつかれた新居に越してきた一家(夫がダニエル・クレイグ)の恐怖の出来事を描いた映画か」と、よくあるパターンの映画と思って観ていたら、突然思わぬ方向へ進みだしでびっくり。この作品は、事前にあまり情報を入れない方がきっと面白く観られるのではないでしょうか。後半、色んな事実が少しずつ明らかになるにつれて、隠された謎が見えてくるということで、よく組み立てられていると思います。見せ方としては、特にトリッキーであるわけではなく、映像的には正攻法。オカルトチックな部分でオチをつけるのではなく、あくまでも一種のミステリー映画として勝負しようとする姿勢に好感が持てました。

 

 

7 ロード・トゥ・パーディション

確かに雰囲気のある作品ですし、名優たちの競演も見どころ十分、親子のドラマも重厚。ですが、そうはあっても、あまりに出来すぎていて、とにかく、想像する通りに物語が進んで行くのである。効果音での驚きはあっても、物語そのものには、なんの驚きも、意外性も、感動も感じないのがちょっと物足りない感じ。ポール・ニューマンの息子がダニエル・クレイグ。

 

 

8 インベージョン

かなり強引な設定ではありますが、こういったウイルス感染スリラーは好きなタイプの映画でもありまして、面白く観させて頂きました。スペースシャトルの爆発を機に広がった謎のウイルスへの感染から逃れ、息子とともに逃げ回るヒロインをニコール・キッドマンが熱演しています。相変わらず美しいですし。感染すると感情をなくし、とにかく無表情に非感染者を仲間に引きずり込もうと追っかけ回した上に、ゲロにも似た液体を口から吐きかけるという、不気味な様子がスリラーを盛り上げ、ゾッとさせられる寒気を覚えました。キッドマン演じる精神科医の友人の医師をダニエル・クレイグが演じます。

 

 

9 デイファイアンス

ナチスによるユダヤ人の虐殺が始まっていた中、森の中に逃げ込みながら、ユダヤ人との共同体を築こうとした兄弟の実話に基づく話です。知られざる歴史といったところでしょうか。ユダヤ迫害を扱った作品としては目新しい印象を受けました。長男役がデニエル・クレイグ。

ディファイアンス 

 

10 ライラの冒険 黄金の羅針盤 

3部作の予定が1作で終わってしまいました。それはともかく、明快映画かと思いきや、いやいや、なかなか一筋縄ではいかないストーリー。かえって小さい子供達には難しくて分かりづらいだろうなと思わせる場面やセリフもあって、その意味では大人の鑑賞にも耐えられるものになっていたのではないでしょうか。映像的にどちらかというとダークなムード、その中でさまざまな陰謀がうごめき、内容的にも決して能天気にはしゃげるような内容ではなく、結構重たいです。この雰囲気は最近のファンタジー系大作にまた通じるものを感じ取りました。ダニエル・クレイグは学寮長役。