●ファッション業界映画 ベスト10 | 映画いろいろベスト10 + 似顔絵

映画いろいろベスト10 + 似顔絵

まったくの独断で選んだ映画10作品。
ペイントでの似顔絵もやっています。

ファッション業界映画 ベスト10

 

ファッションに関する業界を描く映画の特集です

 

1 プラダを悪魔

ファッション誌の編集者を舞台にした若い主人公のキャリアアップ・ムービーです。特異で場違いな世界に身を投じた主人公が、上司から信頼を得ていく一方で自分らしさを失っていく様子が明るく描かれ、好感が持てます。ファッションに興味があってもなくても充分に楽しめると思いますし、業界の裏側も少し覗けるようなところもあり、誰にでも楽しめる内容でしょう。メリル・ストリープの、仕事で溌剌としている姿と、私生活の悩みからふと弱さを見せる瞬間、そのギャップが如実に表現されていて、さすがの一言です。

 プラダを着た悪魔

 

2 メラニ!

リース・ウィザスブーンが主人公の新進ファッションデザイナーを演じたラブ・コメディです。リース・ウィザスプ-ンの魅力により、なんてことのないストーリーも楽しい映画になるから不思議。とにかくこの手の役がピッタリはまる。わがままでちょっと高飛車だけれど、どこか情を持っている主人公を演じるウィザスプーン。気楽に観られ、それでいてほろっとさせられる作品になっていました。

 

 

3 おいもの中毒

こちらもファッション誌の編集者として仮採用されたヒロインのサクセス・ムービー。力を抜いて気軽に観られ、それでいて華やかな雰囲気を味わえる楽しいコメディになっています。ただ主人公にもうちょっと何か魅力が欲しかったかな。

 

 

4 ファッションがえてくれること

ファッション誌作製の裏側を映すドキュメンタリーということで、特にファッション業界や出版業界に関係したり興味があったりする方にとっては、面白く観られるのではないでしょうか。締め切りに追われる中、せわしなくバタバタと動きながらも、みんな楽しそうに仕事をしている様子が印象的でした。渋い顔で頭を抱え込んでしまったり、殺伐とした雰囲気でけんか腰の討論が続いたりといった、仕事の激しさ・厳しさを見せるというよりも、むしろ忙しさの中にも充実感や仕事への楽しさが垣間見え、この業界を目指そうという人が増えてきそうな内容で好感が持てました。

 

 

5 パリの恋人

これもどうということのない恋愛ミュージカル。オードリー・ヘプバーンとフレッド・アステア、主演の歳の差がどうも違和感はありましたが…。ファッションカメラマンと、彼に見いだされた娘という設定。

 

 

6 デザフラワ 

一見厳しい環境のもとに生まれた一人の女性のサクセスストーリーかと思いきや、最後の最後に急展開。おそらく自伝に基づいてあったことを並べていくとこんな感じになるのでしょう。一人の女性の半生を知るという意味では興味深い内容でした。ただひとつの作品として観ると、焦点があっちこっちに揺れ続け、骨のない映画になってしまったのは残念です。友情、失恋、ビジネス、故郷への想い、そして隠されたトラウマ、そして最後の世界に向けたメッセージ…それぞれの処理が下手で、一番何を伝えたかったのかがぼやけているのです。もう少しうまい繋げ方ができたのではないでしょうか。

 

 

7 イヴサンロラン

ファッション業界に興味がある人、サンローランのファンにとっては、必見の映画になるのでしょうか。愛するピエールとの男同志の愛、嫉妬、そしてプレッシャーからくる苦悩、そして栄光。彼のあまりに独特の人生を丁寧に追い、才能がある故の苦しみ、そしてその前に一人の人間であることを描きだしていました。

 

 

8 ココアヴァンシャネル 

ココ・シャネルの、当時としては個性的で先進的なファッションセンスはよくわかりましたし、やや特異で偏屈なキャラクターも伝わりました。生涯独身を通したその裏にあるものも知りました。ただどうしてもそこに彼女の人間としての魅力を感じないし、のちの名声につながるような群を抜く能力のようなものも理解できないのです。結局、我侭で変な女という個性だけが残った感じです。

 

 

9 プレタポルテ

ファッション業界を舞台にした群像劇で,ある事故が殺人事件と間違えれたために怒る悲喜交々をアルトマンらしいタッチでえがくも、冴えがみられず、豪華キャストにも関わらず登場人物にあまり魅力が感じられなかったのが残念。

 

 

10 サンロラン

うーむ、やっぱりフランス映画ですね。芸術的に寄せた作品ですが、一般観客にとっては面白味のない作品になってしまっています。退屈で長い…。華やかな世界の裏側で刹那的な生活を送り苦悩する主人公サンローラン…。しかしそのサンローランの心の内は全くこちら側に伝わってきません。だこか耽美的な世界観という者は映し出されていましたが、2時間半もそれだけで見続けるのも至難の業。