椎名桔平 出演映画 ベスト10
スクリーンの中ではわりとかっこいい役柄が多い印象です。
あまりダメ男みたいなのは印象にないですね。
1 64 ロクヨン 前編/後編
見応えのある犯罪ドラマでした。犯人、被害者の家族、捜査に当たった者…それぞれが抱えた14年の重さが一気になだれとなってのしかかるような、そんな重みを感じさせられます。一方でメンツを守ろうとする警察組織、そんな警察に不信感を募らせる記者たち、間に入り振り回される広報、それぞれの立場がぶつかり合った感情的なやりとりも緊張感に溢れていました。椎名桔平は県警本部長。
2 アウトレイジ
北野武の人気シリーズでは1作目に登場。若者頭を演じていますが、例にもれず殺されてしまいます。組織の中での昇進と保身のために、それまでの敵味方を関係なく殺しをエスカレートしていく登場人物たち。そして、その殺し合いによって、絡み合った複雑な関係が露になりながらも整理されていく過程を面白く観ることができました。
3 雪に願うこと
決して派手さも意外性もない落ち着いた地味な映画なのですが、心に沁みてくる良い映画です。馬刺しとされる寸前の駄馬に、東京で失敗して戻ってきた主人公が自らの姿を重ね合わせ、逃げないで立ち向かうことを最後に選択するというありがちなストーリーの中にも、人間の暖かさを感じます。最初は冷たく当たっていた兄や厩舎仲間、そして馬とまでも、次第に堅い心が解きほぐれて行く過程がなんとも心地よさを感じます。北海道の帯広の自然の中の懐の深さでしょうか。椎名桔平は獣医役。
4 聯合艦隊司令官 山本五十六
名前こそ聞いたことはある者の、実際にどういう人物なのか知らなかった私のような観客にとっては、親切丁寧で分かりやすい戦争映画になっていたと思います。山本五十六の見識、人となりにスポットを当てながらも、当時戦争に突入していった背景や、その作戦の意味、戦争に対する当時の世論など、戦争そのものについても解説されていて、一見無駄に思えるシーンも、実はその解説的な意味合いが込められたりしている好感が持てる作品です。椎名桔平は聯合艦隊先任参謀役。
5 金融腐蝕列島 呪縛
銀行の改革に乗り出そうとする若手行員を椎名桔平が演じていますが、とにかくこの作品の椎名桔平はかっこいいです。出演作の中でも演技としては最高でしょう。銀行内外のどろどろとした人間関係とそれを断ち切ろうとする改革派、マスコミや警察、総会屋も絡んで、緊張感のある硬派なドラマが繰り広げられます。
6 嗤う伊右衛門
リアルタイム映像での説明を省略して、あとで「あのときそうだったんだ」と分かるような演出の仕方で、ややストレスのたまる構成にしてあるが、時代劇でありながら、音楽は洋楽器であったり、エンドのシーンで現代の東京の街の映像に切り替えたりと、現代劇のような感覚で観られるところが新鮮。椎名桔平は筆頭与力・伊藤喜兵衛役。
7 約三十の嘘
密室ミステリーの本格的な劇を想像していたら最後はちょっと拍子抜け。トリック自体はたいしたことでなく、むしろ6人の関係修復のための過程をメインに見せたかったのだということに最後に気づきます。列車の個室に入り込む面々の一人が椎名桔平。
8 恋愛戯曲 私と恋におちてください
脚本家を演じる深田恭子とテレビ局の社員役の椎名桔平によるラブコメディです。テレビドラマ業界を舞台にしており、そんなところで興味をひかれました。ただリアリティを問われるとそれはまた別。あちこちの部署がそれぞれの思惑で勝手に進めようとするさまは、実際にこんなに現場は混乱しているものなのかと半信半疑ではあります。いかにも業界的な風貌のキャラクターを含め、うさんくささはいっぱいですが、所詮コメディですから。
9 刑務所の中
なんとものんびりしたムードの刑務所映画になっています。とにかく女性が1人として出てこないという意味で男の映画なのですが、他の刑務所映画で見られがちな権力争いやら喧嘩やらということには一切無縁。独居房での生活も楽しんでしまうというなんとも微笑ましい限りで、こんなのを観てしまったら、刑務所生活も悪くないなと思ってしまい、犯罪者を増やしてしまわないかと、ちょっと心配になってきてしまうのです。椎名桔平は医官の役。
10 輪廻
なるほど、こういったオチがつくのね、といった妙に納得してしまうようなオカルトホラー映画。現実と幻想、現在と過去が入り乱れた中で、どう収拾をつけていくのかが注目どころ。主人公を抜擢する映画監督を椎名桔平が演じています。
11 隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS
12 アンフェア the movie
13 魍魎の匣
14 化粧師 KEWAISHI
15 新宿スワンⅡ
16 サイドカーに犬
17 クイール
18 SHINOBI
19 花
20 スパイ・ゾルゲ