高良健吾 出演映画 ベスト10
今や日本映画界にいなくてはならない存在に。
映画デビューして約11年ですが、
出演本数もかなりの数に上ります。
作品の幅も広く、バラエティに富んでいます。
1 おにいちゃんのハナビ
最後まで笑顔を絶やさずに兄(高良健吾)の社会復帰のことばかりを気にして背中を押し続けた健気な妹(谷村美月)、その気持ちに遅まきながら応えようと自らの意思で行動に移すことができるようになった引きこもりの兄、そして二人を見守る両親や仲間たち。まったく奇をてらわないストレートど真ん中の勝負で賭けてきたドラマに、素直にいい映画だと思うことができました。
2 横道世之介
懐かしくて、微笑ましくて、そしてせつない、たまらない青春映画です。2階建ての木造アパート、シャツインのファッション、連絡は固定電話、ねるとん、車…まるでタイムスリップをしたように、心はあの頃に連れて行かれました。バブル景気で世の中全体が浮かれている時代、そんな雰囲気もあちらこちらに出ていましたね。そんな背景の中での二人の恋愛模様も、進んだり止まったりで、どこかもどかしい感じが微笑ましかったです。タイトルロールの世之介くんを高良健吾が演じます。
3 ひゃくはち
たとえ一流選手でなくても、 自分なりの目標を立ててそれに向かって精進することの素晴らしさ、うーん、いいですね、青春って。実際のスポーツの世界も、実はスポットを浴びる一握りのレギュラー選手の影には、そこまで到底追いつかない補欠の選手が五万といるわけでして、そんな彼らに注目した映画というのもいいねのです。マスコミも注目の強打者役で高良健吾は出演。
4 白夜行
とにかく映画化作品が多い東野圭吾原作ということで、安定して楽しむことができる映画になっていました。主演の堀北真希の当時の意欲が現れた役選びとなっていて、それまでとは違った大人っぽさもみせていました。その堀北演じる主人公の人生に常に寄り添うような幼なじみを高良健吾が演じていますが、ラストが衝撃的。
5 シグナル 月曜日のルカ
雰囲気はとても素敵な映画でした。古い映画館を舞台にしているというだけでまず○ですし、屋上のちょっとした空間だったり、少しある二階席だったり、おしゃれな支配人の服装だったり、ちょっとした細かいところが映画好きの心をくすぐるようです。そしてなんといっても三根梓のちょっとぎこちないけれどキリっとした雰囲気が、このヒロインにぴったりで、とてもいい感じ。高良健吾は暴力的で執着心の強いモト彼。
6 ボックス!
横道に大きくそれることなく、あくまでもボクシングの試合を主軸に整理して構成していったことで、結果的に感情移入しやすく、しかも分かりやすい青春スポーツ映画に仕上がりました。あくまでもボクシングを通して、選手としても人間としても成長していく様子を丁寧に描いたことが、成功に繋がったのではないでしょうか。市原隼人演じる主人公の親友でライバルが高良健吾。
7 ハゲタカ
とにかく金のあるものが強いという現在の金融ビジネス界の風潮、金をふんだんに抱える者がまるでゲームをするがごとく、会社や人を動かしてさらに大きな富を手に入れる。しかしそんな状況も昨年のリーマン・ショック以降大きく崩れ、お金の動きに翻弄されている社会、そんな近年の状況を痛烈に皮肉りながらも、緊張感あふれるエンタテイメントとして仕上げたところは、さすが話題のドラマだけありました。高良健吾は契約社員役。
8 キツツキと雨
やっぱり役所広司のコメディセンスは抜群だと、改めて感心させられました。映画についてまったく知識がないのに、知らない間に映画の撮影にのめり込んでいく山の中に暮らす木こり。その木こりが真剣だからこそ、そこに生み出される独特のとぼけた空気感、それを生み出す絶妙の演技はさすがというしかないでしょう。この作品の持つ間合いというものを十分楽しませていただきました。役所広司の息子役で高良君は出演。
9 サッド ヴァケイション
血が繋がっているからこそ憎悪の気持ちも愛情も、より深くそして複雑なものとして現れてくるのでしょう。自分を捨てた母親を偶然見つけた浅野忠信演じる主人公は、その母親になんとか復讐をしようと考えるわけなのですが、そこから連鎖する血の繋がりが、隠されていた秘密が明らかにされるラストへと、ドミノ倒しのように重なっていくのです。血が繋がっているからこそ生まれる憎しみ、嫌悪、それを見事に体現しているように思います。浅野忠信演じる種違いの弟役で高良君は出演。
10 県庁おもてなし課
空気を読めず良くも悪くも鈍感で穏やかな錦戸亮演じる県庁職員、能力は高いけれど控えめで恋には奥手の堀北真希演じるアルバイト。ほのぼのとしたやりとりが、少し幼いかなとは思いつつも、観ていてついついニヤニヤしてしまったり。ふんだんに高知県の自然の風景やレジャーの映像を見せながらも、露骨な観光地紹介にはならないような配慮もされていたように感じました。高良健吾は毒舌の小説家を演じています。
11 シン・ゴジラ
12 まほろ駅前狂騒曲
13 ノルウェイの森
14 苦役列車
15 きみはいい子
16 武士の献立
17 雷桜
18 南極料理人
19 ソラニン
20 彼女の人生は間違いじゃない