●受験映画 ベスト10 | 映画いろいろベスト10 + 似顔絵

映画いろいろベスト10 + 似顔絵

まったくの独断で選んだ映画10作品。
ペイントでの似顔絵もやっています。

受験映画 ベスト10

 

入学・入社試験の受験や受験勉強を描く映画の特集。

 

1 映画 ビリギャル

主軸は成績最悪の主人公が一念発起して難関大学の合格へと精進していくというストーリーなのですが、その主人公の周りにはとにかく愛が溢れているのです。この主人公の子は勉強をせずに遊びまわってはいても、人を傷つけたり、悪事を働いたりという方向にはいってなかったですし、母親に対しては感謝の気持ちを抱き続けていた、根はいい子。だから彼女が真剣に大学合格を目指す姿を見て、母親はもちろん、塾の先生も、妹も、いつも遊んでいた友人たちも、塾の仲間もみんな自分を犠牲にしてまで彼女を応援してくれたのでしょう。思わぬ感動でした。

 

 

2 いとこ同志

法学士の試験を受けるために都会にやってきた主人公と、同居する都会人のいとこ。不器用で真面目なシャルルと世渡り上手なポールの従兄弟同志の対照的な生き様と、衝撃的な結末。真面目に勉強一筋に取り組んできてもうまくいかず、要領のいいいとこに及ばない主人公の苦悩が報われないがひしひしと伝わってくる佳作です。

 

 

3 レイクサイドマーダーケース

受験勉強のための勉強合宿に集まった複数の親子連れの中で起きた殺人事件。ミステリーとしての主軸を持ちながらも、現代のお受験に対しての風刺的な意味合いも込められ、受験社会の中で親は子に対しどうあるべきかを問いかける作品になっています。

レイクサイドマーダーケース 

 

4 家族ゲーム

出来の悪い中学三年生を教える三流大学の七年生の家庭教師。型破りの家庭教師が勉強ばかりでなく男としてのあり方を家族を巻き込んで教えていく姿は印象的。当時の学校や家庭への風刺や皮肉も込められた森田芳光の快作。

家族ゲーム 

 

5 エリザのために

娘の将来の為に、バカなことだと分かっていながらも、歯止めが利かなくなり、裏から手をまわしてでも合格させようとする親の気持ちは、どこの国でも変わらないものだということが分かりました。ルーマニアという国の実情もこの作品に垣間見られ、いったい幸せとは何なのか、正直者が冴えない生活を送り、ずるしたものが開けた人生への扉の鍵を手にするということになってしまうのか、いろいろと考えさせられるドラマでありました。

 

 

6 キル・ミー・テンダー

医学部への補欠入学候補者となったことから、あの手この手で上位者を買収し、なんとか合格にこぎつけようとするうちに、別の男の殺人に巻き込まれる学生のドタバタサスペンス・コメディです。最後のオチがなかなかしゃれていて好きです。

 

 

7 ペーパー・チェイス

ハーバード大学の法学部の主人公は秀才でありながら、さらに出世コースに乗るために、難関の教授の試験への合格を目指しています。そんな試験に挑む友人やライバルたちとの交流の中で恋をし、友情をはぐくみ、そして挫折も経験しながら人間として成長していく青春ドラマです。厳格な教授との熱い戦いが見どころ。

 

 

8 エグザム

有力企業の就職試験に残った8人の男女による密室ゲーム方の心理サスペンス映画です。非現実的な状況の中ではありますが、答えを探してキリキリ痛むような緊張感はそれなりに楽しんで観ることができます。ただ少し強引というか無理な感じのところはあります。

 

 

9 受験のシンデレラ

癌を患い余命を宣告されたカリスマ講師が、素質がありながら家庭環境に恵まれない女子高生を見つけ、一緒に東大合格を目指すというストーリー。設定である程度成り行きは読めてしまいのですが、自分の人生の最後を自暴自棄になった少女の再生と東大合格に賭ける思いがひしひしと伝わってきます。

受験のシンデレラ 

 

10 お受験

矢沢永吉が主演ということがとにかく貴重。リストラされた父親は、陸上の短距離選手でもあり、原点に返りマラソン大会へ出ることを決意。一方で娘は受験を迎え、妻の話は娘の受験のことばかり。受験真っ只中の一家の転機を描いた滝田洋二郎監督作。