●出戻り映画 ベスト10 | 映画いろいろベスト10 + 似顔絵

映画いろいろベスト10 + 似顔絵

まったくの独断で選んだ映画10作品。
ペイントでの似顔絵もやっています。

出戻り映画 ベスト10

 

結婚を解消して実家に戻ってきた出戻り女性の映画の特集。

離婚して実家に帰るというのは日本だけなのでしょうか。

オール邦画のベスト10です。

出戻ってから新たな出会いに繋がるケースも多いようで…

 

1 おとうと

吉永小百合演じる主人公の娘が出戻り娘。演じるのは蒼井優。エリート医師との結婚式を執り行うもほどなく離婚が成立し、実家に戻ってきます。しかしそこで待っていたのは幼なじみの加瀬亮演じる大工さん。いいことが待っているかも。もっとも作品の方は悲しく寂しい結末に涙。

おとうと 

 

2 洗濯機は俺にまかせろ

富田靖子演じる中古電機店の出戻りDJ娘。そんな彼女のことが気になりだすのは電機店で働く筒井道隆青年。そんな筒井の持ち味が生かされたラブ・コメディです。パン屋のかわい子ちゃんとのやりとりもほのぼのとして面白く、思わず頬絵でしまいます。周りも芸達者な俳優たちが固め、小品ながらも魅力ある映画でした。

 洗濯機は俺にまかせろ

 

3 六月燈の三姉妹

地方ならではの夏の風情を背景に、ゆったりとしかし確実に時間が進んでいく中で、それぞれの生活もまた一歩一歩進んでいく様子が穏やかに描かれ、好感が持てます。出戻り(吉田羊)、離婚調停中(吹石一恵)、不倫中(徳永えり)と問題を抱えた3姉妹ですが、それぞれが悩みながらも生き方を模索している様子に親近感を覚えました。

六月燈の三姉妹 

 

4 武士の献立

江戸時代の出戻り女性を演じるのが上戸彩。そして再婚した年下の旦那さんに対し、料理の指南で助けていきます。夫を裏から支え、夫の出世の為に身を尽くし、それを見届けると同時に自分の役目は終わったと身を引く姿は、今ではほとんど絶滅しかけている日本の伝統的な妻の美学。

 

 

5 男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎

寅さんがお寺で出会った和尚の娘さんは出戻りなのですが、そんなことは関係なくすぐに惚れてしまう寅さん。当然二人にハッピーエンドが訪れるわけもなく、いつもの寅さんで終わるわけです。そのマドンナを演じるのが竹下景子です。

 

 

6 フィラメント

一家で営む写真館。井川遥演じる長女は出戻って店を手伝っている状態。いい年してプー太郎だったり、女装趣味だったりと、それぞれに問題を抱えた家族模様が独特で、共感しづらい展開でしたが、最後の家族を思う父親の行動で救われました。

フィラメント 

 

7 カタクリ家の幸福

山奥でペンションを営む一家。リストラされた父に事件で解雇された息子、そして西田尚美演じる出戻りの娘。歌ありギャグありボケありのコメディ映画では、沢田研二や松坂慶子がボケまくり。

カタクリ家の幸福 

 

8 パーマネント野ばら

菅野美穂演じる主人公が娘を連れて出戻った実家で、母親ともに営む美容室。主人公を取り巻く人々の優しさが素敵な作品です。田舎町の風景と主人公のおっとりした雰囲気がマッチして、不思議な心地よさを感じました。

パーマネント野ばら 

 

9 ノン子 36(家事手伝い)

芸能人になるもさっぱり売れず、結婚したマネージャーとも即離婚して実家に戻ってきた36歳の女性を坂井真紀が演じています。常に不機嫌なノン子、なんとなく共感しづらい人物設定ではありますが、それが出戻り女性のリアルだったりするのかなと思いながら観ていました。当時まだ無名に近かった星野源演じる若者ともいい関係に。

ノン子36歳(家事手伝い) 

 

10 虹をつかむ男 南国奮斗編

亭主に逃げられて15年ぶりに田舎の実家に戻ってきた女性を小泉今日子が演じています。映画への思いに溢れていたマニアックな前作より、人情物語が中心になったシリーズ2作目ですが、出戻りシングルマザーとの恋、昔惚れた女との再会、そしてその結末はお決まりのパターンは、良く言えば安心安定、悪く言えば無難すぎという印象。