アルフレッド・モリーナ 出演映画 ベスト10
あまり目立つことの少ない、どちらかというと渋い存在感の俳優さんですが、
コンスタントにさまざまな作品に出続けているという意味では、
その実力は多くに認められるということになるでしょう。
1 知らなすぎた男
とにかく大爆笑でした。本物の殺し屋と芝居の殺しごっことの指示を受け違えたばかりに、陰謀に巻きこまれながら、最後まで気づかない展開は、かなりしっかりと作られている。最後までそれを通しきったのは見事。ビル・マーレイのコサックダンスが印象的。その主人公の命を狙う諜報員がモリーナ。
2 17歳の肖像
初めて見る大人の世界に浮き足立ち、無意識のうちに背伸びをしているうちに、それだけで自分が大人になったような錯覚に陥り、堅実に生きている家族や教師、友人たちがすべてかっこ悪く見えてしまう。程度の差こそあれ、どの時代のどの国のティーンにもつきものの永遠のテーマといえるかもしれません。アルフレッド・モリーナはヒロインの父親役。
3 スパイダーマン2
今作では特に正体を明かせないスパイダーマンの苦悩を中心に描かれていて、ドラマ的要素も盛り込まれているのが共感を呼びます。さらにそれを知った恋人や親友の心もまた興味深く、エンタテイメント性とドラマ性を兼ね備えた作品に。モリーナは優秀な科学者の役。
4 “アイデンティティー”
最初はよくある密室殺人事件かと思いきや、途中からどうやら人間の仕業ではなさそうだと気付く。ところがそれも違い、実はすべて同一人物の心の中だったという意表をつく展開。短い時間であっという間にラストまで持っていく力技にやられたという感じ。アルフレッド・モリーナは医師役。
5 ショコラ
フランスの小さな村にやって来た母娘が開いたショコラ店が引き起こす奇蹟を描いたファンタジー。悪くいうと説教臭いところはありますが、豪華キャストが揃い、不思議な華を感じる作品に。アルフレッド・モリーナはこの村のガンともいえる考えの古い伯爵役。
6 ザ・ホークス ハワード・ヒューズを売った男
伝記をでっち上げて書き上げた作家と相棒(アルフレッド・モリーナ)。しかし結局は利用されていたことに気づくわけで、金と力の持つ者には叶わないのか。実話としてはなかなか興味深いものでした。
7 プリンス・オブ・ペルシャ 時間の砂
娯楽に徹した「アドベンチャー・SFファンタジー・アクション・ロマンス時代劇」ということで、とにかく盛り沢山でしたね。映像面でスケール感を前面に打ち出しながら、一方でドラマとして欲望や裏切りなど人間の浅はかさもきっちりと入れ込んだ映画でした。アルフレッド・モリーナは砂漠の悪徳商人を演じています。
8 タブロイド
なんともやるせないラストです。事件解決のために証言するよりも、スクープとして自分たちの手柄を選んだタブロイド番組のリポーターが見舞われる皮肉な結果を描いています。報道に携わるものの良心を痛烈に皮肉ると同時に、今の報道のあり方について問題提起をもしています。TV番組のホスト役でアルフレッド・モリーナは出演。
9 スピーシーズ 種の起源
ちょっと悪趣味なところが、逆に面白い。SFの形を借りた体の良いエロティック映画ともとれる。最後はアクション映画的な結末。ある分野で権威のある学者をモリーナが演じています。
10 魅せられて四月
繊細で優しいムードに包まれた味わいのあるドラマです。大きな事件があるわけではないですが、冴えない日々を送る主婦にとっては大きな冒険でかつ価値ある体験の意味が伝わってきました。ゆったりした気分で観られるのは、女優たちの演技によるところも大きいでしょう。その中の一人の夫婦なのがモリーナ。
11 シークレット・アイズ
12 ダ・ヴィンチ・コード
13 テンペスト
14 魔法使いの弟子
15 マーヴェリック
16 ミッシングID
17 レイダース 失われたアーク《聖櫃》
18 人生は小説より奇なり
19 フリーダ
20 アンナ・カレーニナ