●イッセー尾形 出演映画 ベスト10 | 映画いろいろベスト10 + 似顔絵

映画いろいろベスト10 + 似顔絵

まったくの独断で選んだ映画10作品。
ペイントでの似顔絵もやっています。

イッセー尾形 出演映画 ベスト10

 

一人芝居でもお馴染みの独特の味わい深いが

映画でも発揮されているイッセー尾形氏。

海外の作品にも出たりと、

活躍の幅が広い俳優さんです。

 

 

1 「また、必ず会おう」と誰もが言った。

一人で東京へ来たはずが思わぬことから貧乏旅へ。しかしそこでは出会いが出会いが呼び、短い時間の間に成長していく主人公を、次第に応援したくなくなる気持ちでした。トラック運転手役のイッセー尾形をはじめとする個性的な俳優が濃いキャラクターを演じ、味わいのある作品になっていました。

また必ず会おうと誰もが言った 

 

2 社葬

企業の人事抗争の、本来表に出てこない争いが見られて、不謹慎なのかもしれませんか、楽しく観ることが出来ました。打算や目論見が交錯し、日本伝統的なビジネス社会ならではの仕来り、マナー、儀礼など、勉強になる部分も多かった。とにかく熱い映画。イッセー尾形の役名は竹下博文。

 

 

3 それから

夏目漱石の名作の映画化作品ですが、森田芳光監督らしく、現代的な匂いを感じる仕上がりになっています。明治にしては『モダン』なムードで、映像の中でも本筋とは関係ない部分で時代感を押し出したりということはありません。手堅く名作を映像にまとめきったという印象を受けました。イッセー尾形は主人公の友人役。

それから 

 

4 さいはてにて やさしい香りと待ちながら

街の喧騒から離れた海辺の時間の流れはとてもゆっくりに感じられます。そんな中で色んな思いを背負った人々が集い交わり、そして互いに相手の心を癒しあっていくような関係性。今の時代になくなりかけたものがまだここにはあるように感じられました。弁護士役でイッセー尾形氏は出ています。

 

 

5  BUSU

富田靖子のプロモーション映画としては最高の出来。青春の一こまを切り取って集めたポートレイト的な味わいとして、このあたりは市川準のうまさなのでしょう。音楽の使い方も巧みで、エンドロールでさえも手を抜かず、これから長く生きていくであろうヒロインの大人への最初の一歩を温かい視線で描き出しています。伊藤かずえと駆け落ちする相手がイッセー尾形。

BUSU 

 

6 男はつらいよ 知床慕情

シリーズにはそのほか『幸福の青い鳥』『寅次郎物語』『ぼくの伯父さん』『寅次郎心の旅路』と出ていますが、いずれもほぼ同等の評価なので、代表して知床慕情。旅情を強く誘う作品になっています。マドンナは竹下景子。

男はつらいよ知床慕情 

 

7 60歳のラブレター

60歳を迎えた男女が人生を見つめ直すようなそんな作品はターゲットもテーマもはっきりしているので、期待している通りに展開され、わかりやすい作品になっていたと思います。その中でもイッセー尾形と綾戸智恵の夫婦には共感を覚えます。口は悪くても、心は通じている、そんな素敵な夫婦関係がストレートに描かれていて、理想の夫婦の1つの形として映っていました。

60歳のラブレター 

 

8 トニー滝谷

イッセー尾形演じる一人のごく平凡な男の半生を淡々と描き続けるのですが、特にこれといった大事件があるわけではありません。とにかく不思議な雰囲気を醸し出す作品ですが、それはイッセー尾形のキャラクターによるところも大きいはず。この作品はストーリーや映像なんかよりもこの独特の「空気」を感じて味わうための映画ですね。

トニー滝谷 

 

9 太陽

海外の作品ですが、イッセー尾形が昭和天皇を演じたことで話題になりました。映画で映す昭和天皇は、神から人間に降りるまでの、彼の人生のごく一部分ではあるのですが、その決意の瞬間にこそ彼自身の人柄が最も現れているということなのでしょう。それまで戦争に突き進む日本で自分が置かれてきた立場と、本当の自分との間のギャップに、どうにもならない歯がゆさを感じていたのではないかと想像させられるほど、ユーモアと優しさに満ちた人物として伝わってきました。

太陽 

 

10 ヤンヤン/夏の想い出

台湾と日本の合作映画にも登場。

結婚式から始まって葬式で終わる。看病,浮気,倒産の危機、宗教、恋などどこにでもある出来事が一時に家族に訪れたときのそれぞれの反応。最後には収まるところに収まるホームドラマではあります。

ヤンヤン夏の想い出