寺島進 出演映画 ベスト10
気の弱いチンピラ役がぴったりの名バイプレイヤーを取り上げます。
とにかく出演作数が凄い!数えるのも大変なくらい。
その中から好きな作品を選んでみました。
1 フラガール
大大大好きな作品で、自分自身のオールタイムベストの2位に入りますが、この中で寺島進氏は、松雪泰子演じる主人公に借金の返済を迫る借金取りの役で出演しています。まさにはまり役。すべてのキャストの演技が見事なアンサンブルとなっています。
2 あの夏、いちばん、静かな海。
北野組の常連の寺島氏。その中で好きなのがこの北野初期の作品です。セリフを最低限に排除して、ポイントポイントで音楽を巧みに映像に合わせて、過ぎ去りし青春の一こまをアルバムをめくっていくような感覚で観ることができます。軽トラに乗って登場の寺島進。
3 東京タワー オカンとボクと、時々、オトン
まさにマザコン万歳!!です。多少怠けぐせはあっても優しい息子と、息子第一で自分の生活を捧げてきたオカン、その二人の関係が心に染み入ってくるような優しい映画です。派手でハイカラな格好でちらっと登場の寺島氏。
4 キッズ・リターン
これも北野組。真っ当な道に行ってもそうでなくても結局は挫折してしまう駄目コンビですが、それがどことなく大らかな視線で描かれていて、微笑ましささえ感じてしまう青春映画です。寺島進はお似合いのヤクザ役。
5 ジャンプ
ミステリー調の前半からラブ・ストーリーがかりながら、最後は人間の生き方まで問うような展開の中、特に運命というものを強く感じさせられる物語です。最後に達観したようにそのことを悟る主人公に、5年半の間の成長をうかがえます。寺島さんはコンビニ店長を演じています。
6 THE 有頂天ホテル
次から次へと出てくるキャラクターが登場し、シーンが目まぐるしく動いていくので2時間16分があっという間です。複雑にからみあった人間関係がうまくまとまっていて、三谷幸喜の才をうかがえる作品。寺島進はマジシャン役。
7 ザ・マジックアワー
「勘違いコメディ」ということで、言葉のあやや、動作の二面性を巧みに利用した脚本はさすが三谷監督といったところです。技が先立ってしまった分、爆笑という場面はあまりなかったのですが、くすくすニヤニヤしながらの鑑賞は、まずは期待通りでした。寺島進はマフィアの一員として出ています。
8 ぐるりのこと。
木村多江の表情が素晴らしいこの作品、1組の夫婦の10年を描いた家族ドラマです。子供ができて結婚を決め、その子供を失ったことから徐々に妻の心理状態が崩れ始め、そしてまた希望が差し込むまでの夫婦の物語。主人公のお兄さん役で寺島進氏は出演。
9 歩いても 歩いても
ある一家の夏休みの里帰りの2日間を描いたコメディタッチのホームドラマ、それだけなのに、それぞれの登場人物がそれぞれの相手に複雑な思いを抱えていることで、それらが映画として成立してしまうところが面白いところ。寺島進はお寿司屋さん役。
10 疾走
心中、殺人、自殺未遂、いじめ、放火、暴行、援こう、未成年飲酒、家出…あらゆる「悪」がすべて網羅されていますし、ラストの空しさ。観ていて辛い映画ですが、考えさせられる部分も多く、現代社会の歪みを見るような思いでもありました。寺島さんはお得意のヤクザ役。
11 北の零年
12 スマイル 聖夜の奇跡
13 曲がれ!スプーン
14 極道の妻たち 情炎
15 花よりもなほ
16 血と骨
17 タナカヒロシのすべて
18 花と蛇
19 美しい夏キリシマ
20 誰も知らない