仲里依紗 出演映画 ベスト10
結婚してから映画への出演も減ってしまっているのが残念ですが、
もっとスクリーンでの活躍を観たいものです。
1 モテキ
音楽の使い方も、途中で挟まれるミュージカルシーンも、バラエティ豊かなゲスト出演者も、そしてエンドロールのセンスも、すべて賑やかさとごちゃ混ぜ感を演出していて、これはこれで一つの統一性とみてもいいのではとさえ感じさせられるほどの楽しさ。仲里依紗はガールズバーで働くシングルマザー役で出演。
2 BREAVE HEARTS 海猿
今作は、派手でアクロバティックな神業を控え、今までよりも一歩ひいた印象を受けましたが、その分好感の持てる手堅い作品になっていたと思います。主要人物たちもそれぞれ、家庭を持ったり、家庭を築こうとしているところであったりと、年齢に応じて落ち着いてきているというのも一因としてあるでしょうか。テーマとしても、最後の最後まで諦めずに救出のために全力を尽くすという姿勢にスポットが当てられ、すっきりと見やすかったです。キャビンアテンダント役の仲里依紗。
3 ハルフウェイ
気持ちを表現するのに不器用な高校生カップルを描いた作品です。好きで好きでしょうがないという気持ちがあふれるように出てきて、ほほえましくもせつなくも、うらやましいような気持ちになります。前半、自分のことしか考えない女の子に少々反感をもちながらというところもありましたが、この結論なら納得です。仲里依紗はその友人役。
4 ちーちゃんは悠久の向こう
オチを知ってしまえば、またこの手かとは思いますが、甘酸っぱい意春ファンタジーとしてさわやかで心地よい作品になっています。タイトルのちーちゃんを演じる仲里依紗の健気さが可愛く、彼女の魅力が十分に表れた作品だと思います。
5 時をかける少女
色んな形で何度も作られている作品ですが、これもなかなか。最後にバスを追いかけるシーンは、結構グッとくるものがありました。仲里依紗は、この作品ではあまり役を作りこまないで、自然体でさりげなく演じていたのも奏功していたのではないでしょうか。映画ファンにとっては、ニャッとしてしまいそうなものもいくつかありましたね。
6 パンドラの匣
世の中の喧騒とは離れた隔離されて空間という設定が、やや浮世離れしたような独特の空気を作り出しているこの作品、その空気感が不思議と心地よかったりします。退廃的な作品の多い太宰の中でもこの作品は、戦争直後の新しい時代がこれから始まるという時代背景の中、古い価値観を持つ人たちからの反発を受けながらも、新しい時代に積極的に生きようとするに人々の生き生きしたところが伝わってきて、好感が持てます。仲さんは結核の療養所の看護師さん役。
7 渋谷区円山町
どこの高校にもありそうな、若い教師への憧れ、苛めをテーマに、等身大の女子高生を描いた爽やかな映画です。最後は明るく終われるところが、なんとも心地よく、桜とエンディングの音楽が素敵です。みんなかわいらしくて、未来が開けていて、若いっていいなあと思える、ちょっと嫉妬してしまいそうな映画でした。仲里依紗はいじめられても笑っている女子高生役。
8 純喫茶磯辺
なんとなく「ゆるい」感じの出だしに、のらりくらりとしたコメディを想像したのですが、これが思った以上にハートフルで且つブラック!だめ父親としっかり娘の、一見けんかばかりで仲が悪そうに見える親子(宮迫博之と仲里依紗)関係の中に、お互いを思いやる愛情が見え隠れし、とっても温かいのです。一方で二人の親子を振り回す存在である麻生久美子演じるアルバイトの素子さんの存在が強烈。
9 ガチ☆ボーイ
佐藤隆太演じる主人公の学生プロレスにかける思いというものがストレートに伝わってきて、好感も持てます。ちょっと作り過ぎ、やり過ぎの感はありますが、素直に観れば、ちょこっと笑わされ、ほろりと泣かされる、元気になれる作品でした。佐藤隆太の妹役で仲里依紗は出ています。
10 ゼブラーマン ゼブラシティの逆襲
仲里依紗の演じるセブラクイーンが主人公を食ってしまうほどの強烈なインパクト。公開前の話題もクイーンの方で持ちきりでしたし。そのあたり一筋縄ではいかない三池監督らしいといえばらしいですが、演出もかなり派手になっています。そしてそれにきちんと応えたのが仲里依紗ということで、すっかりゼブラクイーンになりきっていました。これまでの普通の女の子の役どころから一転してあくの強い役ですが、実に楽しんで演じているようでした。