●クラウディア・カルディナーレ 出演映画 ベスト10 | 映画いろいろベスト10 + 似顔絵

映画いろいろベスト10 + 似顔絵

まったくの独断で選んだ映画10作品。
ペイントでの似顔絵もやっています。

クラウディア・カルディナーレ 出演映画 ベスト10



BB(ブリジット・バルドー)MM(マリリン・モンロー)に対しての

CC”という呼称でお馴染みですね。

今回は往年の名セクシー女優をとりあげます。

ということで、以下CCで通します。




1 若者のすべて

家族崩壊を描いた見応えのあるドラマです。五人兄弟それぞれにキャラクターがたち、それぞれの生き方の対比に貧しい家族の悲哀を醸し出しています。愛する女性(CC)と平凡な家庭を築こうとしている者、女に溺れ犯罪に溺れ身を崩していく者、自らを犠牲にしてまでも家族を助ける優し過ぎる者、常識的で冷静な判断が出来る者。そこに母親や娼婦がからんで織り成す物語は実に重いのですが、ラストのシーンにどこか救いを見た思いでした。


若者のすべて


2 刑事

雰囲気も充分な本格的刑事ドラマ。殺人事件の犯人を探す刑事と、被害者の周囲の人々との関わりの中で、犯人捜しと共に濃厚な人間ドラマが描かれています。市民生活の中を舞台にしたリアリティも手伝って、リアルに生活感が伝わってきますが、それでいて娯楽性も兼ね備えています。CCは事件のカギを握る女中役。


刑事


3 名誉と栄光のためでなく

戦争映画としての派手さはないですが、しっかりとした骨組で、戦争の中でも何が大切かということを問おうとしているのが伝わってきます。主人公がほとんど危険な目に会わないということでは物足りない部分もあるのですが、独立を目指す民兵たちと制圧しようとするフランス軍の力関係、自由への熱意、そういった実際の戦争にも繋がってくるテーマが硬派の作品として、訴えてくるものはありました。アラン・ドロン演じる主人公が恋しながらも、テロの張本人ということで苦しませるのがCCです。


名誉と栄光のためでなく


4 鞄を持った女

兄に放り出された女、大人の雰囲気を持つ彼女にひかれた純な弟。愛情表現は彼女の生活を助け金品を送ること、そんな一途さに女もひかれていくのですが、若い彼の将来を考え身を引くという切ない恋愛を描きます。最後の別れの場面で、仕事のない彼女のために札束を「手紙」だと偽って渡して去っていく青年の姿がさらに切なさを誘います。しかしなんといってもCCの魅力が映画全体引っ張っています。


鞄を持った女


5 ウエスタン

なかなかボリュームのある西部劇です。イタリア映画ということで、いわゆるマカロニ・ウエスタンということですね。CCがヒロインを務めるということでもちろんお色気有り、西部劇ならではの対決有り、残虐な虐殺有り。とにかく男臭い中に色気ムンムンのCCが全く雰囲気の違う西部劇にしています。


ウエスタン


6 汚れなき抱擁

愛し過ぎて手をかけることが出来ないゆえに、自分の望んでいない結末を迎える主人公の苦悩が、周囲の浮かれ具合とは非常に対照的に描かれています。二枚目で愛する女性(CC)と結ばれ、何不自由なく過ごしていると思われる主人公の意外な内面の苦悩が、モノクロの画面にせつなく表現され、イタリア映画らしいムードを漂わせていました。

汚れなき抱擁



7 ビアンカ

ジャン・ポール・ベルモンドの純愛ぶりもなかなかだが、中でもCCの美しさが際立つ。気が強く素直でない娼婦と貧しい青年との噛み合わない悲恋が、財産相続でもめる親族という暗い背景の上に重なって、より悲しく過酷な印象を強くしています。


ビアンカ


8 ブーベの恋人

究極の愛ともいえるベタベタのメロドラマ。度々流れるテーマソングが涙を誘いますが、なんといってもCCの凛としながらも不安げな美しさが儚さをイメージさせます。14年間も刑務所に通い詰める覚悟を最初に見せておいてから、そこまでの過程を見せる構成も潔い。


ブーベの恋人


9 サーカスの世界

いかにもこの時代の雰囲気を感じさせる映画ですが、古きよき時代のサーカス興行を身近に感じられ、ムードを楽しめるものになっています。沈没シーンや猛獣など、視覚的にも工夫を凝らし、ドラマとエンタテイメントがうまく調和しています。サーカス一家の娘をCCが演じます。


サーカスの男


10 プロフェッショナル

痛快娯楽西部劇として西部劇ファンを満足させてくれるような作品。友情や愛情、お色気まで入れ込んで、最後は金と愛情の交換で4人が正義になってめでたしめでたし。CCは誘拐される人妻役。


プロフェッショナル