●深津絵里 出演映画 ベスト10 | 映画いろいろベスト10 + 似顔絵

映画いろいろベスト10 + 似顔絵

まったくの独断で選んだ映画10作品。
ペイントでの似顔絵もやっています。

深津絵里 出演映画 ベスト10

今回取り上げるのは深津絵里さん。

長くコンスタントに女優として一線で活躍されているのは

それだけでも素晴らしいことです。

映画女優というイメージではありませんが、

話題作にもちょくちょく顔を出しています。

そんな深津さんのベスト10

1 (ハル)

まだインターネットというよりパソコン通信が主流だった頃、パソコンをきっかけとした出会いを描いた作品。森田芳光監督の時代を先取りした感覚はさすがです。出会い系サイトにマイナスイメージがつきまとうようになる以前の時代だからこそ成り立つ、まさに1995年という時にしか作れなかったピンポイントのラブストーリー。深津絵里と内野聖陽、二人の瑞々しい演技が自然で、切ない気持ちでいっぱいに。


ハル


2 悪人

法的に裁かれる罪の重さやマスコミやその他によって受ける社会的な制裁の大きさと、実際に観ていて感じる「悪」の程度の乖離もまたこの作品のひとつのテーマでしょう。それぞれが抱える背景に起因する孤独感やねじれた心理、そんなものが複雑に絡み合って織り成すドラマには深みを感じます。妻夫木聡演じる殺人犯の惹かれあう相手が深津絵里。


悪人

3 ザ・マジックアワー

「勘違いコメディ」ということで、言葉のあやや、動作の二面性を巧みに利用した脚本はさすが三谷監督といったところです。技が先立ってしまった分、爆笑という場面はあまりなかったのですが、くすくすニヤニヤしながらの鑑賞は、まずは期待通りといったところでしょうか。特に最初の港での取引現場の場面は秀逸。マフィアのボスの愛人役で深津絵里は登場。


ザマジックアワー

4 女の子ものがたり

ノスタルジックな雰囲気を漂わせる田舎の街並ともあいまって、しみじみとさせられてしまう、ほろ苦い女の子の友情物語です。家庭環境に恵まれない同士の3人が仲良くなりつつも、いつまでもなにもかもが同じというわけにいくはずもなく、次第に互いに違和感を覚えていくその過程が丁寧に描かれています。3人組の一人が大きくなって漫画家になった姿が深津さん。


女の子ものがたり

5 寄生獣/寄生獣 完結編

後半も勢いが落ちることなく、最後まできちんと惹きつけて見せてくれました。そして人間同士の戦争、他の生物たちとの共存、ごみだらけの地球など、我々人間にとって耳の痛い教訓めいた話もところどころに盛り込んで、単なる異星物との戦いを描くだけではない、深さと広さを感じる作品でもありました。脇役たちもそれぞれ個性を発揮。深津さんもパラサイトの一人なのですが、人間に歩み寄る考えを持ち、仲間とも対立していく重要な役どころ。


寄生獣

6 踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!

この映画に何を期待するのか、観ているものの期待を充分分かって消化していて、映画としての質はともかく、けっして裏切らない娯楽映画に仕上げています。登場人物のキャラクターや関係に説明がいらない分、最初からそれを利用した泣き笑いに突っ走れる分、中身もなかなか盛り沢山。


レインボーブリッジを封鎖せよ

7 踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望

最後だからといってむやみに大風呂敷を広げたり、或いはもう決して続かないように主人公を殺してしまったりということなく、「らしさ」を十分に出せたファイナルになったのではないでしょうか。シリーズの主要キャストや、印象に残った登場人物もどこかに登場させ、ファンサービスも含めた手堅い一作になりました。やはりこのシリーズは深津さんなしには語れません。


新たなる希望

8 博士の愛した数式

シングルマザーの家政婦を深津絵里が演じ、個性の強い数学博士との交流を描いた作品はじわじわとした感動を誘います。けっして派手な作品ではなく、物足りなさを感じないではありませんが、数学というものに対し興味を持ってくれるように丁寧に描いているのは好感が持てました。


博士の愛した数式

9 1999年の夏休み

全寮制の学校の4人の美少年(演じるのは女性!)たち。その愛憎をどこかミステリアスな雰囲気で描いた金子修介監督の作品です。幻想的でどこか現実離れしたムードが独特。深津さんにとって映画デビュー作ですが、当時の芸名は水原里絵でした。


1999年の夏休み


10 ホノカアボーイ

癒しの映画。のんびりしたハワイの田舎の空気感が伝わってきて、気持ちがゆっくりになれる作品です。人生の中でこんな時間を過ごす時があってもいいかなと思いました。謎めいたラストは印象的ですが、ちょっと不思議な感覚ではありますね。ただ深津さんの出番はちょっとだけです。


ホノカアボーイ