子供が病気の映画 ベスト10
小さい子供が難病だったり重い病気にかかったりという
悲しい設定の映画の特集です。
1 君が踊る、夏
「発病してから5年以上生きた子はいない」といわれている難病を患っていて、この年の夏が、最後になるかもしれないといわれていた少女との出会いを通して、ヒロインが成長していく姿が、この恋愛映画のサブストーリーにもなっています。高地を舞台に、人々の優しさが心地よく、非常に好感の持てる作品です。
2 夏休みのレモネード
白血病に冒されたユダヤ教徒の少年と友達になったカトリック教徒の家族の少年。キリスト教徒に改宗させれば、自分は聖人になって天国へ行けるし、天国へ行けると考える中で迎える結末に、少年は神様について思いを馳せるのです。
3 私の中のあなた
若年者の病気を描く映画の場合、その悲劇を強調したいばかりに、偏った演出で力ずくで悲しみを増長させようとするケースが多々あるのですが、この作品はそれよりも、残り少ない時間をどう過ごさせてあげるのが病気の本人にとって幸せなことなのか、或いはそのために周りの家族はどう接するべきなのか、そんな部分に重きを置いて描かれています。
4 Little DJ 小さな恋の物語
なんともくすぐったくなるような「小さな恋の物語」でした。実にベタベタなストーリーなのです。気持ちを伝えたいけれど伝えられないという、観ていてからだのあちこちがむず痒くなってくるような二人のやりとり。しかも男の子は白血病という、典型的な設定。
5 いちご同盟
思春期の恋と、生と死、さらに進学問題もからませ、なんとも切ない物語。野球部の生徒役の男の子のセリフがあまりにも棒読みで、素人くさい映画なのですがが、脇から岸部一徳や竹下景子がしめています。
6 ウィッシュ 夢がかなう時
母と兄弟の一家と放浪男の心あたたまる話です。次第に周囲の人々に受け入れられていく様子が、ガンに犯された5歳の弟、野球が弱い少年達との交流を交えながらしんみりと描かれていました。
7 小さな命が呼ぶとき
難病のわが子をなんとか救いたいという気持ちから発した主人公のバイタリティには感服するばかり。治療薬を開発するために自ら会社まで起こし、色んなトラブルに見舞われながらも目的を果たそうという、まさに親の強さなのですが…
8 育子からの手紙
病院の病室で激痛を訴え続ける女の子。この女の子は強いです。普通の大人ではとても太刀打ちできないほどの精神的な強さを持っていて、頭が下がります。それでも、ふとしたときにあふれ出る感情がとてもせつなくて、同情を誘われざるを得ません。分かっていても、しんみりしてしまいます。
9 ラスト・クリスマス
血液抗体欠落症という特殊体質のため、まだ外の世界にふれたことのない8歳の少年。かなりお涙ちょうだいに寄っている作品ですが、子供が父親を思って歌う歌が良かったです。
10 ジョンQ―最後の決断―
深刻な心臓病を患った息子のためになんとか心臓移植を実現させようとする父親の強引な行動。気持ちは分からないではないですが、ここまでやると…という映画。犯罪を起こしていることには違いなく、金に困ったらこの手の犯罪を起こせば救われると思ってもそれも困りもの。