宅麻伸 出演映画 ベスト10
あまり映画というイメージのない俳優さんですが、
たまには映画にも顔を出します。
かつて一時的に人気を博した時期もありますが、
それも結婚後は落ちつき、それも離婚。
しかしその二枚目(イケメンという世代でもないので)ぶりは健在。
1 僕らのワンダフルデイズ
単なるおじさんたちがバンドの再結成を通じて青春を取り戻すお涙頂戴映画かと思いきや、笑えて温かくてなかなか素敵な作品です。50代という年齢、家業の不振、介護問題、親子関係等々それぞれがさまざまな問題(このあたりは強調されていて、特に同年代の方々に訴えかける部分大きかったのではないでしょうか。宅麻伸もメンバーの一人なのですが、重大な秘密を抱えているというポイントとなる役どころ。
2 パーフェクト・ブルー
章立てでいかにもミステリー小説の雰囲気で作られています。そして最終章に待っている意外な真相は、原作を知らなければ意表をつかれること間違いナシ。かなり大がかりな実験でやや現実味は薄いものの、まずまず面白かったです。宅麻さんは主人公加藤ローサの父親である探偵事務所長役。
3 ミスター・ルーキー
長島一茂が覆面ピッチャーを演じた野球コメディ。細部まで見ていくといくつも粗が気になりますが、細かいところを気にしなければ、そして野球が好きならば、主人公の応援をしながらついつい映画に入りこんでしまうようなそんな力は持っています。宅麻伸はビール会社常務役。
4 226
正しいと信じたこと、日本をよくしようと思ってしたこと、それらが自分たちの思うような結果を得られなかったときの、若き士官たちはいったい何を思っていたのか。教科書にも載る226事件のその後を通して、軍事国家下がそこで生きた人々に何をもたらしたのか、厳しすぎる悲劇を実直に描いた作品です。丹生誠忠中尉を宅麻伸が演じています。
5 ロストクライム 閃光
3億円事件をモチーフにした映画です。刑事たちの動き、犯人グループの動き、記者の動き、それぞれがかなり強引な動き方をしているので、意図とは反対にリアリティがあまり感じられなかったのは残念。殺される医師を宅麻氏が演じています。
6 戦国自衛隊1549
実際の歴史の修復をテーマに繰り広げられる荒唐無稽な展開は、荒唐無稽な設定そのもの。歴史を多少理解していないと分からないところもありますが、基本はちゃんばらと現代核兵器を融合された戦争アクションといったところ。戦国時代の蜂須賀小六を宅麻さんが演じます。
7 零戦燃ゆ
太平洋戦争の始まりから終わりまで、時代に翻弄されながらも、咲の見えない一日一日を一生懸命に生きる3人の若者たちを中心に描いた戦争映画大作です。零戦設計チームのメンバーの一人として宅麻伸は出演。
8 ゴジラ×メカゴジラ
ゴジラシリーズにも数作出ていますが、政府に集められた教授を宅麻氏が演じています。1時間30分にも満たないコンパクトな本作ですが、やや子供向けか。
9 タッチ
国民的人気ラブコメコミックを思い切って映画化した作品。当時人気急上昇中の長澤まさみを主演に配したアイドル映画の中のアイドル映画。80年代のテイストを持ち込んで、観ているのがくすぐったくなってしまうぐらい。原作の世界を敢えてはずさないで、そのまま持ち込もうとした作り手側の意思は強く感じられました。南ちゃんのお父さんが宅麻伸です。
10 相棒-劇場版Ⅲ-巨大密室!特命係 絶海の孤島へ
成宮寛貴が相棒を務めている劇場版ですが、映画としてもちょっとやり過ぎ感のある本作。ミステリアスな民兵軍団に孤島、自衛隊の不可解な動きと、プロット自体はかなり目を引くものではありますが、大げさな演出がかえって「らしさ」を損なっているようでもあります。その孤島の所有者が宅麻伸。