サンフランシスコを舞台にした犯罪の映画 ベスト10
なぜサンフランシスコなのかということですが、
別に特に理由はありません。
1 ブリット
スティーヴ・マックィーン主演の刑事物で見所はカーアクション。マックイーンの一人舞台という感じで、渋く硬派なムードに仕上がっています。当時のサンフランシスコのムードもよく伝わります。
2 めまい
ヒッチコックのなかでも「ラブ」の要素が強く出てきている名作サスペンスの舞台はサンフランシスコ。愛が罪を隠そうとする気持ちに勝ってしまったことから、結局は破滅の道へと自らを落としていくことになってしまった女の哀しさが、なんともせつないです。
3 カンバセーション…盗聴…
プロの盗聴師とその盗聴恵テープが呼び起こす殺人事件。渇いて抑揚のない独特の雰囲気に包まれた個性的なサスペンス映画でカンヌでも評価。
4 ダーティハリー
クリント・イーストウッドが一匹狼のサンフランシスコ市警の刑事を演じたクライム・サスペンス。派手な音楽や効果音で必要以上にあおることなく、たんたんと、連続殺人の凶悪犯を追って行く姿が渋いです。凶悪犯はその分現実性が増しているようにも感じる演出が出色。
5 マシンガン・パニック
出だしはドキュメンタリー風に始まって、犯人探しにカーチェイスという刑事物。娯楽性というよりはドラマ性に重点がおかれ、刑事という職業の辛さが前面に出したサスペンス映画もサンフランシスコが舞台。
6 スニーカーズ
1992年という時代を考えれば時代の先を進んでいたようなハイテク・サスペンス・ムービーです。多少強引なところは気になりますが、目新しさもあり娯楽作としては及第点。
7 ツイステッド
アシュレイ・ジャド演じるサンフランシスコ市警の殺人課捜査官によるサスペンス・ミステリー。想像に難くないどんでん返しが売りの作品ですが、怪しい人物はわりと見え見え。男漁りを続ける女刑事というのもどうなのでしょうか。
8 コピー・キャット
サンフランシスコ郊外で発生する女性を狙った連続殺人事件を巡るサイコ・スリラーです。死を見せるシーンはとにかくえげつないほど。しかしながら意外性は薄く、やや尻切れトンボ的な印象。
9 ザ・ファン
野球を舞台にしたストーカー・サスペンスといったところですが、デ・ニーロがエスカレートした犯罪行動に走る狂気のファンを熱演しています。試合で迎えるクライマックスのシーンはかなり強引なのですが、まあそもそも設定自体が強引なのだから、この手のものとしては仕方のないところ。
10 ザ・ロック
最後になって一転して悪役が良心を見せてちょっとにがっかり。それまでの緊迫感が一気に冷めてしまった感じ。ニコラス・ケイジ、ショーン・コネリー、エド・ハリス…と豪華なんですけれどね