●ペ・ドゥナ 出演映画 ベスト10 | 映画いろいろベスト10 + 似顔絵

映画いろいろベスト10 + 似顔絵

まったくの独断で選んだ映画10作品。
ペイントでの似顔絵もやっています。

ペ・ドゥナ 出演映画 ベスト10



韓国の女優さんを取り上げるのは初めてになるでしょうか。

日本の映画にも出演するなど、活躍の幅も広い女優さんです。

ややロリータっぽいルックスと時に見せる大胆な演技。

実力も高く評価されています。



1 リンダ リンダ リンダ

山下敦弘監督が描くストレートな高青春ムービーで、ペ・ドゥナは韓国からの留学生役で出演。女子高生ガールズバンドのボーカルとしてTHE BLUE HEARTSの歌も披露。山下監督としてはそれまでシュールな作品から一転し、キラキラと輝く青春時代を正攻法に描いています。ぺ・ドゥナのひょうひょうとしたセンスが光ります。


リンダリンダリンダ


2 ハナ~奇跡の46日間~

世界卓球で南北朝鮮が統一チームで出場した実話を映画化した作品。こんな南北の統一がスポーツの一競技に置いて行われていたことを知り、改めてそこから進むどころか後退している現在の挑戦事情を嘆かずにはいられない気持ちになりました。女子団体で優勝という素晴らしい結果を残しているだけに、なおさらです。ベタで正攻法な演出ですが、素直に感動できる作品になっています。ペ・ドゥナは北側の選手の一人を演じています。


ハナ奇跡の46日間


3 私の少女

いかにも韓国映画らしい展開で、暴力描写は激しいですし、性的描写も裸があるわけではないにしても、かなり際どい線をいっています。隠された左遷理由、表情のあまり変わらない影を秘めた主人公の女性警官をペ・ドゥナが好演。闇を抱えた者同士が、実はお互いがお互いを必要としている中で、年齢を超えた絆を深めていく様子がなんともせつないです。


私の少女


4 子猫をお願い

日常の中で生きていくためにもがきながらも、精一杯やっていこうとする20歳の女性たちが、瑞々しい感性で描かれている好感の持てる作品です。どこにでもいそうな20歳の女性であり、どこにでもありそうな風景であることに、親近感を覚えます。友情を大事にしながらも自分というものをきちんと持っている女性をペ・ドゥナが好演。


子猫をお願い


5 復讐者に憐れみを

いかにも韓国映画らしいどぎついシーンの連続。それを可とするか嫌悪感を抱くかは観る者によって分かれそうなところですが、殺しと殺しが多重構造になって、殺しがまた殺しを呼ぶ連鎖をドライに描いています。臓器売買という社会的な問題もはらみつつ、どこかブラックなムードで終幕。主人公を唆す恋人役のペ・ドゥナですが、拷問の末…


復讐者に憐れみを


6 春の日のクマは好きですか?

たわいのない予定調和のラブ・コメディなのですが、可愛らしくそして微笑ましい。ペ・ドゥナは作品によって実に色んな表情を見せてくれるのですが、今作品ではちょっと変わった女の子をとってもキュートに好演。やはりラブ・コメは主役に魅力がないと入り込めませんからね。


春のクマは好きですか


7 ほえる犬は噛まない

独特の感性で作られたコメディ映画で、確かに面白いシーンはいくつかあるのですが、万人受けという感じではないのかもしれません。キャラクターが皆濃いので不思議なムードになっているのですが、逆に言えば分かりやすいのかも。なんといってもぺ・ドゥナがノーメイクで存在感を示していました。


ほえる犬は噛まない


8 プライベートレッスン 青い体験

ほろ苦い青春時代の恋愛と性を描いています。2人がどこか精神的な病みから自殺してしまうという結構ヘビーな内容。邦題はちょっといただけないですね。ペ・ドゥナは主人公を誘って付き合うようになる看護師役。


プライベートレッスン青い体験


9 グエムル 漢江の怪物

人気のある作品ですが、個人的にはそれほど好きではないです。モンスターが出てきますが、基本的にコメディだと私は理解しています。だって、全然怖くないし、大きさも中途半端だし…。パニック映画としての緊張感を求めると肩透かしを食らうでしょう。でも実はこの映画、深いのですよねぇ。アーチェリー選手の叔母さん役のペ・ドゥナ。


グエムル漢江の怪物


10  TUBE-チューブ-

地下鉄でのテロを巡るサスペンス映画ですが、主人公がかっこよすぎで、正義感あふれ命まで投げ出す物語は、やや古臭く偽善的に感じられてしまいました。でもこれこそ韓国映画でもあるわけなのです。中盤以降の物語がほとんど電車内ということで、単調な感じが惜しかったです。ぺ・ドゥナはテロに気づくスリの役。

TUBE