●ロマン・デュリス 出演映画 ベスト10 | 映画いろいろベスト10 + 似顔絵

映画いろいろベスト10 + 似顔絵

まったくの独断で選んだ映画10作品。
ペイントでの似顔絵もやっています。

ロマン・デュリス 出演映画 ベスト10



今回はフランス俳優のロマン・デュリスを特集。

どこか飄々とそして涼しげな表情で微笑む

捉えどころのない俳優というイメージです。

作品もちょっと癖のある作品が多いのですが、

日本で公開された作品も数多い俳優さんです。



1 タイピスト!

とびきりキュートでポップ、そして元気のでるフレンチ・ラブ・コメディは、観ている方も幸せな気分になれる素敵な作品です。なんといってもデボラ・フランソワ演じるヒロインのローズがとてもチャーミング!垢抜けない田舎者っぽさも、「出来る女」にはほど遠いだめさ加減も、この作品では素朴で飾らない頑張り屋さんという魅力にすり替わってしまうのですよね。で、その上司でもあり経営者でもあるのがロマン・デュリスというわけ。


タイピスト


2 猫が行方不明

ゲイと同居の女性が猫をなくす騒動の中、近所のくせのあるひとたちとの関わり合いが興味深い展開。フランス映画らしいなかなかしゃれたコメディです。ドラマー役でロマン・デュリスは出演。


猫が行方不明


3 ロシアン・ドールズ

3部作シリーズの3作目。久しぶりに再会したかつての仲間たちの「その後」を描いた作品です。あっちにふらふら、こっちにふらふらの主人公をどこか愛らしく思えてしまう、そのあたりはロマン・デュリスの魅力なのかもしれません。


ロシアンドールズ


4 モリエール 恋こそ喜劇

結婚しているのに別の相手にうつつに抜かす夫婦やら、生計の為に嘘をついて聖職者を装ったり、まあ破廉恥不埒な集団ですが、またそこが能天気な貴族の世相を表してもいるようで、ある意味平和な時代です。モリエール(ロマン・デュリス)という人物は良く知りませんが、下地にこういうことがあったのだと想像するとまた楽しいものです。


モリエール恋こそ喜劇


5 ガッジョ・ディーロ
よそ者としてたまたまある村にいつくことになってしまった青年ステファン(ロマン・デュリス)のにこやかで平和的な表情と、彼と恋に落ちるサビ-ナのはすっぱながら情熱的な表情が、なんともいえない調和を見せています。素朴な人情と愛情の感じられる作品ですが、最後の悲劇はなんともいえない余韻を残します。


ガッジョ・ディーロ


6 ニューヨークの巴里夫(パリジャン) 

3部作の最後。前2作から続く複雑な関係を軽妙に描くコメディの今回が最終作と言うことで、今回はニューヨークを舞台にフランス映画らしい展開。相変わらず何を考えているかわからない笑みを浮かべているロマン・デュリスのまわりは常に賑やか。レズのカップルやその浮気まで発覚。さらに子供の数も多くなって、いい大人になっても能天気な彼らを笑いながら、こんなバカじゃ俺はないと観てホッとするための映画なのかもしれません。


ニューヨークの巴里夫


7 ハートブレイカー

ロマン・デュリス&ヴァネッサ・パラディによるラブ・コメディです。二人に立ちはだかる障害、魅力的な脇役と盛り上げる要素は確実に入っていますが、ヴァネッサ・パラディの頬がちょっとこけているのが気になりました。


ハートブレイカー


8 メッセージそして、愛が残る

息子を亡くしと仕事に逃避する主人公をロマン・デュリスが演じています。死を予見する医師との出会いをきっかけに、壊れていた家族との関係を少しずつ修復していくというファンタジー・ドラマですが、ちょっと理屈っぽかったかな。


メッセージそして愛が残る


9 青春シンドローム

高校時代の仲間4人。その中の一人の親友の死、そしてそのガールフレンドの出産という出来事を通して、回想しながら振り返る青春映画です。とりとめのない彼らの回想に懐かしくもせつない気持ちにさせられます。締まりのない感じがまたそれも青春という感じです。


青春シンドローム


10 真夜中のピアニスト

汚い裏切りが幅を利かせる不動産の裏世界に身を置く父親の跡を継ぐことを運命づけられながらも、母親とおなじピアニストになることを夢見る複雑で繊細な青年をロマン・デュリスが演じています。もがき苦しみ最後に果たした達成感が後味の悪さにも繋がり、なんともいえない気持ちになりました。

真夜中のピアニスト