ジョン・マルコヴィッチ 出演映画 ベスト10
とにかくいるだけで抜群の存在感を放ち、
きっと何かしでかすだろうとついつい思ってしまうような
超個性派俳優のジョン・マルコヴィッチを取りあげます。
アクション大作の悪役から、小難しい芸術映画まで
とにかく幅広いジャンルの作品に出演。
そんな中からのベスト10です。
1 チェンジリング
さすがクリント・イーストウッド監督。実話だけに説得力がありますし、腐敗しきった警察の体制を露にし、時代は変えても、もしかして今の時代にも通じているものがあるのかもしれません。実際にこのようなことが当時行われていたとすると、それは実に恐ろしいことです。ジョリーがやせこけて疲弊したヒロインを熱演。マルコヴィッチは牧師役で出演。
2 太陽の帝国
スピルバーグ監督の戦争映画です。せわしくなく駆けまくり、狂喜する主人公に思わず引き込まれてしまいました。舞台もある程度固定され、内容そのものは派手な内容ではないのですが、異様な状況の中で少年がどう過ごし、心理的にどう変化していったのか、一風変わった角度での戦争映画ということで、スピルバーグらしい作品だったとも言えそうです。その主人公を救う米国人の一人としてマルコヴィッチは登場。
3 仮面の男
四銃士の固い絆を中心に、男の格好良さが上手に出おり、主演のディカプリオをジョン・マルコヴィッチをはじめとする渋いおじさん俳優たちが脇できちんと支えています。単なるアイドル映画の域を越えた魅力的な時代劇です。
4 ジョニー・イングリッシュ
ローワン・アトキンソンが諜報部員を演じたおバカ映画ですが、小難しいことを考えることなく楽しめます。お約束の笑いであっても、たたみかけるギャグの数々には圧倒される。まさに力技。ストーリーなんてあってないようなもの。秘書が撃たれても罪に問われず、失敗してもクビにならず、マスクの大司祭はいったいどこに言ってしまったのか、アラだらけ突っ込みどころだらけなんてなんのその。マルコヴィッチは悪事を働く資産家の役。
5 バーン・アフター・リーディング
豪華キャストによるブラックコメディは、先の読めない皮肉な連鎖に皮肉が効いており、飽きずに楽しめて笑える作品です。ブラピの馬鹿ぶりもはまっていましたし、ティルダ・スゥイントンのヒステリーぶりがまたぴったり。話をかき回すCIA局員をマルコヴィッチが演じています。
6 プレイス・イン・ザ・ハート
地味ながら心に染みるドラマ。オスカーをとったサリー・フィールドの演技がやはり秀逸。頼りにしていた夫が急死し、否が応でも自力で生きていかなければならなくなったときの人の強さというものを上手に表現しています。目の不自由な下宿人を演じるのがジョン・マルコヴィッチ。
7 マルコヴィッチの穴
人を食ったようなタイトルで、まさにタイトル自体に「マルコヴィッチ」の名前が入っているナンセンスコメディです。とにかくそこらじゅうマルコヴィッチの顔だらけ。しかも顔がマルコヴィッチなのに体がグラマラスな女性だったりするから、気持ち悪いやらなかやら。とにかく変な作品です。
8 コン・エアー
囚人の乗った飛行機での格闘劇に親子愛を盛りこんだ緊張感はなかなかのもの。悪役を務めるマルコヴィッチのきれてる演技と、ブシェーミの奇妙な存在が対照的で面白いです。
9 二十日鼠と人間
大恐慌時代のカリフォルニアを舞台にした農場を渡り歩きながら暮らしていた二人の男の悲劇を描いたドラマです。二人の男のうちの精神薄弱な男を演じたのがジョン・マルコヴィッチ。やるせない結末ですが、それにより作品としてはしまった印象です。
10 ベオウルフ/呪われし勇者
ファンタジー映画にありがちな勇気と冒険といった前向きな要素のみならず、対照的な秘密や陰、欲望の面もきちんと内容に組み込まれていたので、ドラマとしても見応えがあったように思います。ところどころの台詞の言い回しや、推理を必要とする暗示的な表現などを考えても、見かけ以上に大人向けの作品であったといえるでしょう。マルコヴィッチは国王の腹心役。
11 シェリタリング・スカイ
12 メッセージそして、愛が残る
13 みんな愛してる
14 クイーンズ・ロジック 女の言い訳・男の言い訳
15 キリング・フィールド
16 エラゴン 遺志を継ぐ者
17 リバティーン
18 ザ・ディレクター/[市民ケーン]の真実
19 銀河ヒッチハイクガイド
20 愛のめぐりあい