●ヒュー・グラント 出演映画 ベスト10 | 映画いろいろベスト10 + 似顔絵

映画いろいろベスト10 + 似顔絵

まったくの独断で選んだ映画10作品。
ペイントでの似顔絵もやっています。

ヒュー・グラント 出演映画 ベスト10



軽妙な演技と嫌みのないキャラクターで

ラブコメディを中心に活躍してきた彼も50代に。

若いころはシリアスなドラマにも出ていましたが、

年齢を重ねるごとにラブコメディでの演技が評価され、

もっぱらその分野で引っ張りだこ。

当然ベスト10上位にはラブコメディ作品が並びましたが、どれも出来のいい作品ばかり。



①ラブ・アクチュアリー

クリスマスを舞台に数人の男女の愛のエピソード(恋愛だけでなく親子愛、夫婦愛、友情も含めて)を描いた群像ロマンティック・コメディです。豪華キャストが揃って、それぞれがキュンとなったり、くすりと笑わせられたり、とにかくキュートであたたかな作品。ローラ・リニーの「やったー」という表情や、キーラ・ナイトレイの泣き笑顔など、それぞれが素敵な演技を見せる中、ヒュー・グラントも英国首相を魅力的に演じています。この作品のヒットをきっかけに一時期この手のイベントものの群像ラブコメディが続けて作られました。


ラブ・アクチュアリー


②ラブソングができるまで

ドリュー・バリモアもヒュー・グラントもラブ・コメディについてはスペシャリストといってもいいでしょう。そんな二人が主役のラブ・コメディなのですから、つまらないわけはありません。元スターという役どころのヒュー・グラント、最初から飛ばしてくれます。ユーロビート調の曲に乗せて歌ったり踊ったり、まさに80年代の雰囲気たっぷりのプロモーションビデオ風のオープニングでツカミはばっちり。その後もブライドのない元スターぶりにはとにかく笑わされました。


ラブソングができるまで


③ブリジット・ジョーンズの日記

相手役レニー・ゼルウィガーとの息もぴったりのこちらもラブ・コメディは、30女の開き直りの演技が共感を呼び、恋愛物としての落ち着き先は分かっていながらも、ついつい応援したくなってしまう作品です。ヒュー・グラントのプレイボーイぶりもなかなかはまっている。こちらもいい年でという、ある意味最も嘲笑すべき対象になっているところが痛快。


ブリジットジョーンズの日記


④アバウト・ア・ボーイ

さりげない自然な展開で感動を誘うハートフルコメディに仕上がっています。グラントの演技が絶妙でキャスティングとしてはまさにはまり役。そして何よりも、この手の話ではきっかけによって生活態度や思考が急に変化してしまうことがよくあるのですが、この作品については実に自然で滑らかな変化なので、すんなりと受け入れることができます。学校の舞台でギターを持って歌い出すシーンはどこかペーソスもあって、ジーンとくるシーンでした。


アバウトアボーイ


⑤ウェールズの山

20世紀初めのイングランドの小さな村を舞台に、山の認定をめぐる騒動を描いたおかしくもあたたかい作品です。古き良き時代の雰囲気に、なんとなく楽しい気分にさせてくれる映画ですが、この中でヒュー・グラントは測量技師の主人公を演じています。


ウェールズの山


⑥いつか晴れた日に

こちらも19世紀初頭のイングランドを舞台にした作品です。田舎の田園風景と3姉妹の恋愛騒動がのどかな時代背景とともに、心地よい気持ちにさせてくれます。恋の話もライバルやら裏切り男やらが次々に登場し、恋愛模様の展開にもワクワク。3姉妹の長女の相手役としてヒュー・グラントは登場。


いつか晴れた日に


⑦モーリス

同性愛を扱いながらも、そこにある思いは男女の恋愛と同じもの。しかし決定的に違うのは世間の目。世間の目を意識して女性と結婚した者と、それが出来ずに再び男性との愛へ走る者。器用に体裁を繕いきれる者はいいが、自分の心に嘘がつけない者は結局世間の目を気にしていかなければならない。名門大学や社交界という高貴な世界を背景にしているだけに、その切なさは余計に響いてくるものがありました。ヒュー・グラントにしてはシリアスな恋愛劇。


モーリス


⑧赤い航路

ロマン・ポランスキーによるラブ・サスペンスで、ヒュー・グラントとしては珍しいサスペンスもの。ポランスキーらしい濃い独特の世界です。偶然船に乗り合わせた夫婦、車椅子の夫と魅惑的な妻、夫からこれまでのいきさつを聞くうちに、次第に女にのめりこみ、そして悲劇的な結末。ヒュー・グラントが人のいい男を演じています。


赤い航路


⑨日の名残り

一人の貴族の館に仕えた執事とメイドの、今と昔を交差させながらの物語は、政治的背景もからんで重厚な趣の映画となっています。アンソニー・ホプキンス、エマ・トンプソンという演技派による静かな会話のやりとりも魅力的。



9か月

妊娠から出産までの1夫婦のあれやこれやはハ-トフルに描いていて好感が持てる作品です。ヒュー・グラントが得意の役で力を発揮しています。相手役のジュリアン・ムーアもほかの作品よりちょっと可愛らしい感じで、コメディに相応しい演技。どこの家庭にもあるような題材で面白くそして温かい物語で、ほっとできる一作でした。


9か月


このほか、彼の代表作である「フォー・ウェディング」や「ノッティングヒルの恋人」などもラブコメディですね。