●波岡一喜 出演映画 ベスト10 | 映画いろいろベスト10 + 似顔絵

映画いろいろベスト10 + 似顔絵

まったくの独断で選んだ映画10作品。
ペイントでの似顔絵もやっています。

波岡一喜 出演映画 ベスト10



鋭い視線で、少しの出番でも強烈な印象を残す俳優さんです。
若手と思っていましたが、すでに30代半ば。
バイプレイヤー街道をまっしぐらという感じで突っ走っています。
早稲田大政経学部卒というインテリでもあります。


①パッチギ!

当ブログでもたびだび取り上げている在日朝鮮青年の青春熱血映画。こういう熱血ものにはまさにぴったりの波岡氏。在日朝鮮民の一人として出演しています。


パッチギ


②ゴールデンスランバー

中村義洋監督がベストセラー小説を見事に娯楽映画として仕上げたサスペンス映画。わけもなく犯人に仕立て上げられて追いかけられる不条理こそが、この作品の生命線。チョイ役で波岡一喜は出演。



③舟を編む

昨年度の日本の映画賞を総なめした作品。辞書編集という地味で時間のかかる作業を取り上げてはいますが、それだけに達成感もまた心地よいものでした。15年あればいろいろなことがあるのは当然ですし、人の入れ替わりもあるわけで、その中で最初から最後までぶっ通しで携わった主人公には、不思議な愛着がわいてきました。編集者役で波岡一喜は出演。


舟を編む


④一命

三池さんにしては抑え目の表現で、一定の品性を保った時代劇になっていたと思います。海老蔵の演技は艶がある上に力もこもっていて、さすが歌舞伎役者だけあり時代劇にはぴたりとはまりますね。そして青木崇高、新井浩文、波岡一喜の3人衆の表情がまたいい! 目つきで選んだキャスティングでしょうかね。


一命


⑤クローズZERO

ここまで思いっきり現実からかけ離れて別次元でのバイオレンスを見せてくれると、結構楽しめてしまうものですね。三池崇史の破天荒さが原作とうまくマッチして、いい方向に作用したように思います。波岡君の目つきはこの作品にはぴったりですが、山田孝之にあっさり倒されてしまいました。



⑥暗いところで待ち合わせ

一人暮らしをする目の不自由な主人公の女性の家に、殺人事件の参考人として警察に追われている日本と中国のハーフの男性が気づかれないように忍び込んだことから始まる心の繋がりを、ミステリー的な味付けで描いています。田中麗奈は目が見えないという難しい役どころを好演していますし、ラスト近くでの井川遥の怪演にもあっと驚かされます。波岡一喜の役はまた嫌な男なんですよ。



⑦書道ガールズ 青い青い空

書道に青春をかける女子高生たちの友情を描いたすきっと爽やかな青春映画。当時、不幸にも先行した同様企画の成海璃子版とタイトルがかぶり、タイトルの修正を余儀なくされたこの作品でもあります。波岡氏はちょっと変わった教師役で、出番も結構多いです。


書道ガールズ青い青い空


⑧ドロップ

娯楽映画としては及第点。漫才を生かした掛け合いは品川監督らしい。前半と後半、やや軸がぶれてしまったところが難点だが、笑いと涙を適度に散りばめて、わかりやすい作品にはなっていました。波岡君、はまり役のヤンキー役。



⑨十三人の刺客

三池崇史監督作品によく出ていて、これもまたそう。この監督がノーマルな時代劇などとるはずもなく、随所に持ち味を見せ付けてきました。ただしそのことは、逆に言えば好き嫌いが分かれそうな要素になるわけで、本格的で伝統的な時代劇を望む観客にとっては、邪道と感じてしまうかもしれません。エロ・グロ・ギャグもきっちり盛り込んで、現代劇のにおいはぷんぷんと漂ってきました。足軽役で波岡氏は出演。



⑩探偵はBARにいる

以前はよく作られた探偵が主人公のハードボイルドものに、ひょうひょうとした大泉洋の個性が味付けされたような作品。その意味で懐かしさと新しさの両方を感じる映画です。話の展開も飽きさせないように工夫され、硬軟とりまぜてまずは面白く観られました。ここでも波岡氏はチンピラを演じています。