●カメラで監視映画 ベスト10 | 映画いろいろベスト10 + 似顔絵

映画いろいろベスト10 + 似顔絵

まったくの独断で選んだ映画10作品。
ペイントでの似顔絵もやっています。

カメラで監視映画 ベスト10



監視カメラが街中に溢れている時代。

どこで行動を監視されているか分かりません。

そんな現代ならではの、カメラで監視されている映画を10本。



①パッション

デ・パルマ特有の遊び心がラブサスペンスにうまくはまり、観ている方も一緒に巻き込まれていくような感覚なのです。主として3人の女性が登場してきますが、被害者と加害者という単純構図でなく、3人が3人とも悪女であり、また被害者でもあるわけで、そのあたりの押したり引いたりの駆け引きがまたスリリング。先が読めたかなーと思っていたら、またちょっと捻られたりと、最後まで予断を許しません。監視カメラで撮影された展開に大きな影響を与えています。


パッション


②ソウ2

ホラー映画の中ではえげつなさとスリルでかなりの出色。シリーズの中では2作目が面白かったです。1作目よりさらに狂気性が増し、内容もエスカレート。最後には驚きの仕掛けが明かされるわけですが、貼られていた伏線を改めて見せられると、なるほどなと感心するほど。監視カメラで楽しんでいる様子がまた不気味。


ソウ2


③硝子の塔

監視カメラで女を覗くというストーカー行為に監視カメラが使われるという例。エロいオーラいっぱいのシャロン・ストーンに対し、ウルウルの瞳と無表情さがどこか気味悪いウィリアム・ボールドウィンですが、今ほど監視カメラが備わっていない頃、結構ヤバイ使われ方をしていました。


硝子の塔


④トゥルーマン・ショー

こちらは生活の全てがテレビカメラに映し出され、衆人に監視されていたというパターン。ジム・キャリー演じる主人公の暮らす世界がすべて虚構で、家族や同僚は俳優、通行人はエキストラ、住んでいる島はセットという、究極の作られた世界で、気づかぬは自分だけ。アイディア一発の作品ではありますが、マスコミのあり方についての皮肉が込められた社会派映画でもあります。


トゥルーマンショー


⑤ギミー・ヘブン

インターネットの盗撮サイトで女性の部屋などを監視していたところに、不可解な事件が連続して起き始めたことから展開が動き出すサイコ・スリラー・ミステリー。どこかしっくりこない不気味さだけが残り、色んな意味で後味の悪い作品。


ギミーヘヴン


⑥イーグル・アイ

狂った軍事コンピュータの暴走を描いたこの作品、かつてならSFの世界の空想ごとと気楽に見られたものでしょうが、必ずしも想像上だけのこととして笑えなくなってしまった時代、案外リアルな恐怖となってくるのかもしれません。テロを機会に街中のあちらこちらで監視の目が光り、店に入れば防犯カメラと、どこにいてもプライバシーがないような居心地の悪さを感じさせる日常の中で、ある日突然コンピュータに命を狙われかけるということが、まったくないとは言い切れないようなそんな社会になってきた怖さを感じさせる映画です。


イーグルアイ


⑦エネミー・オブ・アメリカ

至る所に監視カメラと盗聴器を仕掛けられながらも、逃げ回るウィル・スミス。意味もなく追われ続ける不条理さと、カメラによって逃げ場を抑えられてしまっているスリルを味わえます。


エネミーオブアメリカ


LOOK

街中にある監視カメラの映像を繋いでいく構成がなかなか面白い。監視カメラで写しているかのようで、それぞれの人物のあれこれを描く群像ドラマになっています。子供の誘拐犯のサラリーマンにやってきた警官が同僚のおふざけだったというオチがブラック。


LOOK


⑨パラノーマル・アクティビティ

寝ている間の様子を監視するカメラを設置したところ、そこには思いがけぬものが映っていた…。どんどんエスカレートしていく超常現象の恐怖が生々しく感じられるシリーズですね。


パラノーマルアクティビティ


⑩キャプティビティ

気付いたら分厚いコンクリートの壁で囲まれた部屋に監禁され、犯人にモニターで監視されていたヒロイン。同じく隣の部屋に閉じ込められた青年と共に脱出を目指し奮闘するというスリラーです。

キャプティビティ