●ビル・パクストン 出演映画 ベスト10 | 映画いろいろベスト10 + 似顔絵

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まったくの独断で選んだ映画10作品。
ペイントでの似顔絵もやっています。

ビル・パクストン 出演映画 ベスト10



取り上げるのはビル・パクストン。

なんとも微妙な立ち位置の俳優さんというイメージ。

ピル・パクストンの顔や名前で客を集められ程のスターではない。

特に演技派として評価が確立されているわけでもない。

むしろ賞には縁があまりない。

なんとなく「プルマン」と間違えそうにもなったりもする。

しかしながら、作品に顔を出していれば、

それなりに「おっ、出ているな」という感じには名前を知っている。

実際、大作にも数々出演している。

そんなビル・パクストン氏の出演作から10本を選んでみました。

芸術作というよりは、娯楽大作に多く出ていますね。



①タイタニック

あのタイタニックにも出ていたのですよね。今回の選定にあたって久しぶりに思い出した次第。しかしそんな存在感こそがビル・パクストンのパクストンたる所以でもあります。実際彼の出演は、現代においてタイタニックの探査をしている時のシーンで、その指揮をしているのがパクストンというわけです。ディカプリオたちと絡んでいないのだから、忘れてしまっていたのも仕方ないでしょう。でもやはりこの作品が1位でしょうね、文句なしに。


映画いろいろベスト10 + 似顔絵-タイタニック



②バーティカル・リミット

雪山を舞台にした山岳アクション。いかにもB級的な展開ではありますが、次から次へと襲ってくる命の危機に、手に汗握る展開。救助する方もされる方も命がけ。窮地に追いやられた山男・女それぞれの行動もまた興味深い。登山チームを組む実業家をパクストン氏が演じます。


映画いろいろベスト10 + 似顔絵-バーティカルリミット



U-571

第二次世界大戦下における、潜水艦同士の緊張感ある戦いの中でのドラマを描いた戦争サスペンス。パクストンとしては珍しく全面的に出てくる役で、潜水艦を指揮する大佐を演じ、重要な役割を果たしています。男の世界の中で、艦長として成長して行く副艦長をマシュー・マコノヒーも熱演。緊張感溢れる密室の特殊性を上手に生かして、硬質な戦争映画に仕上げています。


映画いろいろベスト10 + 似顔絵-U571



④ボクシング・ヘレナ

恋愛において、所有欲が行くところまで行ってしまうとこんな形になってくるのだろう、ある意味究極のラブ・ストーリーといえるかもしれませんが、一方でその異常性は恐ろしいものがあり、サイコ・スリラー的な要素も含んだ作品にもなっています。愛するという感情も、度が過ぎると犯罪になってくるのは、ストーカーに代表されるように珍しいことではないが、受け入れられるか受け入れられないかによって、それが究極の愛になるか犯罪になるのか、実に紙一重。なかなか考えさせられる作品です。パクストンは主人公の男が夢中になる女性ヘレナの恋人役。



⑤シンプル・プラン

田舎町に暮らすごく普通の人々が、偶然入った森の中に墜落したセスナ機を観たことから、ついつい欲望に目がくらみ、道を踏み外していくさまを描いたサスペンスです。しかも待ち受ける皮肉な結末。なかなか見応えのあるサム・ライミ監督作。そんな人々の中の一人をピル・パクストンが演じています。


映画いろいろベスト10 + 似顔絵-シンプルプラン



⑥アポロ13

月への飛行からの帰還を描いた宇宙飛行士と彼らを支える人々の物語。さまざまな困難に見舞われる中、飛行士たちと基地の人々との一体感が伝わってきて、なんか気持ちが快くなります。パクストンはトム・ハンクスらとともに月へ行った宇宙飛行士の一人を演じています。


映画いろいろベスト10 + 似顔絵-アポロ13



⑦エイリアン2

①と同どジェームズ・キャメロン監督作。1作目に比べ、襲いくるエイリアンたちと人間の戦いとアクション的な要素が強くなった分、大衆的な娯楽映画としての要素が強くなっている2作目。戦いを続けるのが延々と続くので妙味はないですが、その分派手になり、さらに子供も登場させることで、より主人公の逞しさを際立たせることに成功しているように思いました。メカニック担当の上等兵役ですが、途中でエイリアンにやられてしまいます。


映画いろいろベスト10 + 似顔絵-エイリアン2



⑧ヘイヴン 堕ちた楽園

いくつかの出来事を交錯させながら繋ぎあげていく過程で、時間軸を複雑にずらし行ったり来たりさせたり、同じシーンを別の視点で23度と見せたりとすることで、緊張感を駆り立てています。これを普通に時間の流れによって描いたとすると、おそらく平凡なサスペンス映画で終わってしまっていたと思いますし、その意味でこの手法は成功してといって良いでしょう。南の楽園で起こるさまざまな犯罪と享楽、脱税発覚からの逃亡、性的誘惑、麻薬の氾濫、強盗計画、発砲事件…愛と欲望で乱れた人々が織り成すドラマをスリリングにまとめきり、なかなか見ごたえのあるものに仕上げた編集力は、評価しても良いでしょう。ただし、映画全体の核となるものがないために、メリハリにやや欠けたように感じます。パクストン氏は脱税の捜査から逃亡したビジネスマンの役。


映画いろいろベスト10 + 似顔絵-ヘイヴン堕ちた楽園



⑨ツイスター

タイトルどおり、竜巻を題材にしたパニック映画。天災パニックものとしては無難にもとめた感じの作品ですが、中心となる竜巻観測チームのヒロインの離婚寸前の夫をパクストンが演じています。


映画いろいろベスト10 + 似顔絵-ツイスター



⑩ターミネーター

ジェームズ・キャメロンとの仕事が目立ちますが、これもそう。ただしビル・パクストンはチョイ役。ターミネイターに服を奪われるチンピラですから、情けない感じ。



映画いろいろベスト10 + 似顔絵-ターミネーター