続いて2003年度のベストです。
①インファナル・アフェア
3部作の中でも抜群に面白い1作目。
とにかく一時も目が離せない展開にワクワクし通し。
傑作という言葉がぴったりな香港製サスペンス映画です。
②シカゴ
アカデミー作品賞を受賞したミュージカル映画。
やはりこの作品は大スクリーンで観るのが一番。
キャサリン・ゼタ=ジョーンズの歌と踊りも迫力満点で見事でした。
もちろんレニーも頑張っていましたけど。
③猟奇的な彼女
韓国得意なラブ・コメディ。
韓流映画の人気絶頂に向かう頃の代表的な作品で、楽しく観させていただきました。
④さよなら、クロ
こちらはノスタルジックに日本の青春映画。
こういう雰囲気に弱いので、多少甘めになってしまうのかもしれませんが、なんかせつなくて、好きだったなぁ。
⑤AIKI
事故で車椅子生活に陥った主人公の青年を加藤晴彦が好演していますが、それ以上に石橋凌のカリスマ的存在感が抜群!
非常に好感が持て、元気の出る一本です。
⑥ロボコン
まだういういしい長澤まさみが主演による文化部系青春映画。
ロボットコンテストに仕方なく参加することになった女子高生の頑張りと友情(恋愛ばなしは皆無という珍しい青春映画)を描いたすがすがしい作品。
⑦ウォーク・トゥ・リメンバー
よくある病気ものなのですが、これが意外に良かったのです。
マンディ・ムーアの初々しさについついキュンとなってしまい、感動ものでした。
⑧火星のカノン
ちょっと変わった関係の中に織り成す男女の人間模様。
せつなくてせつなくてどうしようもない、観ていて辛くなりそうなところがまた良かったです。
⑨オールド・ルーキー
実話を基にした野球映画。
王道をいく構成に、素直に主人公を応援したくなります。
⑩小さな中国のお針子
こちらも男としてとってもせつなくそしてやるせなくなるような映画。
中国の奥地ののんびりした風景と、そこで起きていることの痛々しさのギャップがまた印象的。
大作より、こじんまりとした作品が多いこの年。
アジア映画が3作と健闘しています。
さらに邦画は4作、ということで、ハリウッド映画の勢いがなくなりはじめる兆しが、この年に見られます。