自己紹介の年度別ベストを続けます。
続いては2002年度。
2002年を終わった時点での順位です。
①この素晴らしき世界
チェコの映画ですが、人間の生きてく強さと悲哀をいっぱいに描いた、とても素敵な愛すべき作品になっています。
ユダヤ人の迫害という、映画でよくあるテーマなのですが、けっしてそれが暗くなく、希望の持てる物語になっています。
メジャーな作品ではないですが、ぜひ一度。
②アイ・アム・サム
ショーン・ペンはさることながら、なんといってもダコタ・ファニングが実にけなげでかわいらしいこと。
ベタな作品なのですが、分かっていてもジーンとさせられてしまうのですよね。
③マルホランド・ドライブ
とにかく、わけが分からないけれど抜群に面白いという、私にとっては稀有な体験をさせてもらった映画です。
あとから一生懸命解説を探して、理解に努めた覚えがあります。
ナオミ・ワッツの出世作でもあり。
④8人の女たち
フランソワ・オゾン監督の中では一番好きな作品。
とにかく豪華絢爛な女優陣の名前を見るだけでもワクワクしてきますね。
内容的にも密室殺人を扱うしゃれた会話劇プラスミュージカルといったところ。
⑤暗い日曜日
戦争を前にした時代、運命に翻弄される男女3人の悲恋を描いたメロドラマです。
時代を感じさせるムードある雰囲気で、魅了してくれました。
⑥ミモラ 心のままに
この時期、時折観られたインド映画のひとつ。
一人の女性の揺れる心を描いた恋愛ドラマです。
⑦ラットレース
こちらはコメディ。
最初から最後まで、とにかく楽しい映画で大笑いでした。
⑧バルニーのちょっとした心配事
フレンチ・コメディ。
こちらはクスクス、ニヤニヤといった感じかな。
とにかくファブリス・ルキーニのいい加減さが笑えました。
⑨穴 THE HALL
無名の頃のキーラ・ナイトレイが出演している青春サスペンス。
閉じられた空間の中で、正気を失っていく若者たちの様子は緊張感いっぱい。
⑩ランドリー
唯一の邦画。
窪塚洋介と小雪による風変わりなラブ・ストーリー。
この年は非常に国籍が豊かな年でした。
チェコ、フランス、インド、ドイツ=ハンガリー、米国、日本と、実にバラエティに富んでいました。
内容も軽いものから思いテーマまで様々。
そういう意味では、楽しい1年でした。