発端は、昨年夏に岡○大学で開催された ある学会に会社から参加した際に この「備前長船日本刀傳習所」の代表でもある刀工の上田先生の特別講演がありまして・・実はこの先生の講演があったから参加希望した!ってのが正直なところなんですが(^^ゞ・・その講演会後にも貴重なお話を聞くことができまして、私も会社勤めでは基本的には「刀」の製作の一工程と同じ「鋼の焼入れ」の仕事に従事しているので、そのお話に非常に興味がわき、いつか行ってみたいと思っていたのです。
この上田先生が一般的な刀工と異なるのは、自家製のたたら製鉄を持たれており、日本全国の砂鉄を採取し、成分分析をしながら 刀を代表とする刃物を作られているのです。
ですので、どこの砂鉄が良いか、何の成分・・レアアース・・が入っているのかを理解し、また研究されているようです。すごい!!
ちなみに一般的には島根の安来にある日立金属のたたら製鉄で作られたものを多く使われるそうです。
ちなみに一般的には島根の安来にある日立金属のたたら製鉄で作られたものを多く使われるそうです。
傳習所ではお弟子さんが包丁作りをされていました。
外はめちゃくちゃ寒いのですが、中は炭と鍛錬作業の熱気・・そして緊張感がありましたヨ!
いろいろとお話をしていると、「コーヒーでも飲もう!」ってことになって休憩所にお招き頂きました・・すみません・・恐縮m(^^)m
コーヒーを頂きながら、焼き入れに付き物の「歪」を どのような冷やし方、手さばきで抑えるようにされるのか!?ってお尋ねしたら、お弟子さんの作られていた包丁で実演してくださいました・・またまた恐縮(^^;
刃先には薄く、峰側には厚く土などを配合したものを塗っています。
刃先は硬く、峰は焼き入れでの冷却を遅らせて少し粘ばさを出して、刃物全体の強度を持たせるのですね。
刃先には薄く、峰側には厚く土などを配合したものを塗っています。
刃先は硬く、峰は焼き入れでの冷却を遅らせて少し粘ばさを出して、刃物全体の強度を持たせるのですね。
支度をされる上田先生・・ここで焼き入れの温度を目で見極めるためにお弟子さんが部屋の明かりを落とします。
本来の日本刀は真夜中に焼きを入れるとのことでした。
一定の大きさに整った炭を投入し、酸素を送りながら温度を上げていきます。
本来の日本刀は真夜中に焼きを入れるとのことでした。
一定の大きさに整った炭を投入し、酸素を送りながら温度を上げていきます。
お弟子さんも私も固唾を飲んで見守ります。
上田先生、お弟子さん今日は非常に勉強になりました!見学させて頂きどうもありがとうございましたm(^^)m
今度はかみさんの料理用の包丁を買いにきたいと思います(^o^)/
今度はかみさんの料理用の包丁を買いにきたいと思います(^o^)/













