学校に行かない子どもたちの“居場所”づくりを、40年もの間続けてこられた
西野博之さんと吉田田タカシ(ダダ)さんの講演会に参加してきました。
お二人の活動については、こちら↓
認定NPO法人 フリースペースたまりば
「生まれてきてくれて、ありがとう」
そんな言葉を子どもたちに届けたい。
夢パークの創設者であり、「たまりば」の理事長である西野博之さんのメッセージには、いつも大切な気づきがあります。
トーキョーコーヒー(TKCF)
「登校拒否」からのアナグラムで生まれたTKCFは、学校に行かないと決めた子どもたちと、その親や支援者がつながる場。
ここは、子どもが「自分らしくいていい」と思える、安心できる居場所です。
すごい人って、いるんですね~
でしょ⁉
西野博之さんは、川崎市の誇り「夢パーク」をつくった方。
私はこれまでにも何度もお話を聴いてきましたが、久しぶりの講演もやっぱり素晴らしかった。
夢パークは、映画『夢パのじかん』(2022年公開)や、NHK『72時間』でも特集され、大きな話題になりましたね。
一方、吉田田タカシさんのことは今回初めて知りました。
でもその活動にはすぐに引き込まれました。
軽やかに、そして自由に、新しいムーブメントを次々と生み出している方なんだなんですね。
左から 塩沢節子さん(我らがチューリップルーム園長) 西野博之さん 吉田田タカシさん
今回の講演を通して改めて思ったのは、
「子どもでも大人でも、学校に行っていても、行けていなくても、
本当に大切なことって、きっと同じなんだ」ということ。
それは――
心が安心していられる場所があること。
自分のまんまで受け入れてもらえること。
「やりたい」を応援してもらえること。
そうした環境があれば、人は自然と、自分のやりたいことを見つけて生きていける。
私が西野さんに初めて出会ったのは、もう20年以上前。
当時はまだ子育て初心者だった私。
西野さんの言葉に、何度も涙して、何度も救われました。
あの頃、私は子育てがちっとも上手くできなかったけれど、
それでもそのままの私を受け止め、応援し続けてくれた仲間たちがいたんです。
子育ては、ひとりでできるものじゃない。
本来は、親も子も、たくさんの人たちに関わってもらいながら育っていくもの。
でも、地域のつながりが薄れてしまった今の社会では、
西野さんやダダさんのような方たちがつくる“居場所”の存在が、本当に必要なんだと思います。
周りの支えがあれば、立派な親じゃなくても大丈夫。
ダメダメだった私でも、子どもはちゃんと育ってくれました。
支えてくれたみなさんへ。
本当にありがとう。
そして今も、たくさんの人に支えられて
私はここにいます。
