平日の図書館にて

 

 

どう見ても1歳の子

 

体も小さく、歩きもまだよちよちという感じ。

1歳前半か。

 

でも、おしゃべりはとても上手で

2語文をしゃべっている。

 

「○○ちゃん する!」

みたいな感じね。

 

この2語文と単語の羅列が

ペラペラ出てくる。

 

 

 

 

そのうち、ママと絵本を見ているらしき様子

 

ママさんが

「これは、トリケラトプス?

 ティラノザウルスいるかな

 プテラノドンは?

 ○○○□▼

 〇△◆×?」

など、超難しくて長ったらしい恐竜の名前を

スラスラと羅列するママ。

 

 

 

ん?

ママさん言い慣れ過ぎじゃない?

上に兄弟がいるのかもだけど…

もしかして、覚えさせてる⁉

 

 

 

今度はママが県名をコールして

子どもが指さしているもよう

 

ママ「新潟県

 ・・・そうそう

 長野県

 ・・・そう

 山形県

 ・・・そう

 愛知県

 ・・・愛知県もわかってたね~」

 

 

 

 

 

ええ~⁉

 

 

 

 

まさか、1歳児に

単純インプット的お勉強させてるの⁉

 

 

させなきゃ覚えないもんね。

しかも、そこいらじゅうに聞こえる声でお勉強…

 

 

 

 

 

今どきは、1歳に知識を入れるのが流行ってるのか?

 

それにしても、まだ、日本語もおぼつかない子に

(月齢の割によくしゃべるにしても)

県名覚えさせるメリットって何でしょう?

 

 

 

 

 

 

この年齢は、言葉の吸収力はものすごいので

本人が嫌がらなければ、覚えさせられます。

 

何か知育玩具的なものか

タブレットとかなのか

単純に指差しで読み上げたのか

わからんけど

うまく覚えさせましたな。

 

覚えられちゃうから、親は「天才だわ」

なんて勘違いしがち。

数年後にはただの人なんだけどね。

 

 

 

残念ながら、覚えたと思っても

暫くやらないと、あっっっちゅう間に

子どもは忘れちゃうんだけどねぇ。

 

 

 

 

そんなもんで、要らぬことに時間を費やすくらいなら

その子にちょうど良い絵本でも読んで欲しいところ。

 

 

 

ああ、もちろん、無類の恐竜好きで

本や図鑑を読むうちに、自然に覚えたのなら問題ないのよ。

 

 

 

でも、1歳で日本地図見て

県名覚えたがる子はいないよねww

※いたらごめんなさいね

 

 

 

 

 

親が、知育のためにやっているとしたら

やめたほうがいい。

 

なぜなら、親が子どもに成果をあげさせることが

子育ての成功だと思うのは

大間違いだから。

 

 

 

子どもが自ら望んだ結果の成果ならばいいのだ。

 

親の望みを子どもに背負わせることに問題があるのだ。

 

 

 

 

親の望みとという名の呪い

子どもに背負わせるのは、不幸の始まり。

 

 

 

 

などと言うと

子どもの知識は多くて悪いことはないはずだ

とか

出来ることや得意が増えて損はないはずだ

いいに決まってる

と言う声が聞こえてきそうだ。

 

 

 

本当にそうなのかな?

 

 

 

つづく(かも)