うちの子やる気がなくて困ります

というのは、よくある親の心配だ。

 

 

 

やる気にはざっくり分けて2通りあると思う

 

 

①やりたいことがある状態

 但し、中毒状態を除く

 

②やらねばならないことを何とかこなす力

 

 

 

具体例で言うと

①鉄道が大好きで、自然に時刻表が読めるようになり

近郊の鉄道路線はいつの間にか把握している

鉄友とあちこち出かけたがる

 

②気が乗らなくても、宿題は一応やる

 

 

 

 

親の悩みの多くは、②のパターンについてだろう。

 

やりたくないことをやらないことにイライラするわけだ。

 

 

 

親は何とか子どもがやりたがらないこと

(かたずけとか、勉強とか、手伝いとか)

にやる気が出るようにと躍起になる。

 

 

 

 

でも、そこに親の誤解がある。

 

 

 

そもそもやる気というのは自発的なもの。

 

他人から望まれたり押し付けられても、決してやる気は出ないということを理解しないといけないのだ。

 

 

 

 

あなたが、掃除が大嫌いだったとしよう。

 

それなのに、きれい好きの親に毎日のように

自室を掃除しろと言われたらどう感じる?

 

掃除の必要性を切々と訴えられ、

掃除の便利グッズまで用意されたらどう思う?

 

 

そう。やる気なんかでない。

むしろ、ますますやりたくなくなる

 

 

 

 

 

 

じゃあ、どうする?

 

まずは、それが、単なる親の価値観の押しつけになっていないかどうかを検証。

 

例えば、自分の夢だったからと言って

子どもがあまりやりたがらないピアノを習わせるとかは

考え直してもいいかもね

 

 

でも、学校の宿題はやって当たり前だろう

 

 

やりたがらない勉強をどうやる気にさせるかは

個別にちがうので一概に言えないけれど、

 

なぜ嫌なのか

どうしたいと思っているのか

という、本人の本音を聞いて

それに対しする対策を一緒に考え

実際に試してみて

上手くいかなければやり方を変え

微調整し

という面倒なことを繰り返していく

 

ということになる。

 

 

でも、その時に大事な親の意識は

(例えば勉強なら)勉強嫌いな我が子をダメな子だと思わないこと

 

つまずいてるだけなんだから。

 

 

 

そして、

自分に自信のある子は自然にやる気が出やすいから

自信が育つよう考えることがとても大事。

 

この件は前回の投稿に書いてるので

読んでみてね。

 

 

 

 

そして、最後にとても大事なこと

 

小さい進歩でも、認めて具体的に褒める

ということ。

 

 

 

前よりちゃんとできてるね

○○はよくできたね

忘れなくなったね

 

などなど

 

出来ていないことでなく

出来ていることを認める意識だ。

 

 

 

 

長々書いたけれど

子どものやる気を引き出すのに必要なことは

親の意識を変えることだったりするのだ。