1歳児の母

「うちの子は自我が感じられない。

おもちゃ取られたら取られっぱなし。

抱っこされていても、指さして行きたいところを指示するような子もいるのに。

我が子は自分がないのではないかと思います」

 

 

 

親は、我が子に全てが備わることを望むものだなと思う。

 

それは、親の愛であり エゴでもある。

 

大切な我が子には 理想の人になって欲しいのだ。

 

自分はというと、理想もへったくれもない大人になっているというのに。

 

自分だけでなく、周り中の大人がねw

 

 

 

 

昨今の子育ては

主体性やら、自主性やら、自律やら

そんなのが育つのが良いとされる。

 

まあ、その通りなのだけども

 

それ以前に、その子なりを育てる

ということをすっ飛ばさないことが大事。

 

 

つまり、その子によってタイプがある。

 

 

その子のままを大切にされて育つと

自我やら主体性やら自立心がついてくるのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

冒頭の例で言うと

まだ1歳のこの子は どうやら今のところは

自分の欲求や意思がはっきりしている方ではない。

 

それ自体は、別に悪いことでもなんでもない。

タイプ。

 

 

でも

 

そういうこの子を問題視して

 この子は意思のない子だ

 はっきりしなさい

 取られたら取り返せる子にしたい!

 

などと強制しようとすると

悲劇が起きるわけよ。

 

 

自分自身を親に認めてもらえてないと感じると

子どもは自信を無くし自尊感情が下がり

主体的な意思決定が苦手になる。

 

 

皮肉なもんです。

 

 

 

 

一方

そういう我が子でも大丈夫だと信じ

そのままを認めていくと

自尊感情が自然に育ちその結果

決断力のある人というほどでなくとも

(タイプなんで)

必要な時にちゃんと自己決定できる人になるでしょう。

 

 

 

 

 

親は子を愛するが故に

無いものねだりをしているだけなんだけどね。

 

 

 

 

うちの子がどんなタイプか理解し

そこを認めることから始めましょ。

 

 

我が子の個性を面白がるのがコツだよ。