友人に誘われ、町田中央図書館を訪ねた。
 
 
まずは、その広さにびっくり。
ワンフロアが私の地元の図書館の数倍という広さ。
おまけに、それが3フロアある。
 
 
館内の通路も広々としていて
子連れでも動きやすいことだろう。
 
 
 
 
私たちの注目は、児童コーナー。
 
 
コーナー奥には、広々した専用のカウンターがある。
地元の友人曰く、常に児童担当の司書が複数いらっしゃる様子。
 
 
絵本は幼い子でも手の届く高さの棚にずらりと並び
面出し本の多さに圧倒される。
 
 
本も比較的新しくきれいで
思わず手にとってみたい気持ちになる。
 
 

面出し絵本がズラリ 手に取りたくなる

 

 
 
絵本は、あいうえお順に並ぶが、
・新刊本コーナー
・外国語絵本コーナー
・昔話コーナー
・乗り物の絵本コーナー(ナイスアイデア!)
など、選びやすい工夫がなされている。
 
 
文学系の児童書は作家別のあいうえお順。
次に同じ作家の本を手に取りたくなる。
 
 
 
科学の本コーナーには二つの展示スペースがあり
一つは、「かがくのとも」紹介スペース。
ここには、6月なら最新版と共に過去数年分の6月号を並べてある。
 
もう一つは、「野津田雑木林の会」の季節に合わせた展示と、関連本紹介スペースになっている。
 
 
 
おはなし会をするための「おはなしの部屋」も
専用の部屋が用意されている。
 
 
 
何といっても、蔵書数の多さ
そして、椅子やテーブルも沢山ある。
 
 

 

赤ちゃん本コーナーはじゅうたん敷き

 
 
 
 
 
同じ図書館で活動する仲間たちはみんな
ため息ばかり。
 
 
 
公共図書館は、本来、文化の発信基地であるはずで
その為の文化的資源と環境を整えていてしかるべきなのだ。
 
 
そして、特に子どもの本は置いてあるだけではなく
子どもたちに手渡されなければいけない。
 
専門性のある児童担当司書が
工夫を凝らして展示したり
テーマの本を用意したり
おはなし会をしたり
一人一人のニーズを聞いて本を紹介したり
が必要なのだ。
 
 
 
 
私たちの市立図書館は ほとんどを
指定管理(公立民営化)することになっている。
主目的が経費節減なのは明白だ。
 
 
人口比での図書館数も蔵書数も
国内の市町村の中でもかな~り低いレベルにあるというのに。
 
 
図書館数も少ないのに、ここ数年、図書館員も減らさてている。
児童担当は、コロナ前は、2~3人いたのが
今は1人。
 
手が回らないのは当たり前だ。
 
 
 
 
再来年には、指定管理になる。
その後、どうなるのか、仲間内でも不安が広がる。
 
 
その中で、図書館とどう対話していくかが
私たちの課題でもある。
 
 
 
 
それにしても、自治体によってこんなに違いがあるなんて
知ってはいたけれど、どう考えていいものやら。
 
 
 
でも、だからこそ、
私たちは自分たちに出来ることで
子どもたちに本を手渡す工夫していく必要があるのだ。
 
 
 
 
今日も、東京探訪 でした。